秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

thanks for live performance "song for woman"




12月23日にマルコ ノスタルジーでのS/Nで演奏した "song for woman"をお聴きくださった皆さま、寒い中会場までお越しいただいてありがとうございました。

前日まで準備した演奏をいくらかイメージしながら仕事場からの会場入りが少し遅れてしまい、主催のHiorotoshi Hamakawaさんにもご心配をおかけしましたが、すぐにリハーサルに入りました。そこでは綿密に用意した音楽を演奏するようなリハーサルではなく、ただ音を出してサンプル間の音量のバランスをチェックしながらこれから演奏する音楽をイメージします。
それは出演前の時間に一人楽屋で冷えそうな体を動かして温めている間にも続いていて、どんな音楽を紡ぐのか自分に問いかけていました。

この日に使うサンプルはあきのりの周りの女性の話し声と、海外と国内で録った電車の中での若い女性の話し声、そして河内長野の水の杜で録音した女性たちとヤギの声の計26のサンプルのみです。

出演時間になり、いつもあきのりの音楽を聴いてくださるお客様や、この日初めてお目にかかるお客様に見守られつつ、裸足になって楽器の前に立ち、指先にそっと神経をめぐらせて、京都のSocial Kitchenでの栃本あずさのソロダンス公演で録音した木の床を踏みしめる足音のサンプルから演奏がスタートしました。

裸足で床を踏み、自分自身をのらせながらどんどんとグルーヴを歌うようにSP-404SX(サンプラー)のパットを弾きます。
この度空間系のエフェクトを新たに入れて、スイッチングすると会場に変形した女性の声が響き合います。
お客様の様子も見ながらその様子を自分の中をフィードバックしつつ次々にサンプルを変え、エフェクトをかけ、規定の25分以内を目指してお客様と共に音楽の時間を駆け抜けます。体の中から見知らぬパワーに突き動かされて演奏した音楽はウネウネと動くようなイメージを持ってスピーカーから音を発し続け、用意していた女性の声で作ったリズムパターンが後半鳴り響いた、あきのりにとってもリズミックでパワフルな音楽が生まれました。

会場にお越しいただいたお客様から「訳のわからないグルーヴが新鮮だった」「パワーをもらった」「会場の音楽の流れを変えた」などのお声をいただき、とてもうれしく、ご一緒できた音楽家の皆さまも含めて、2023年あきのりの最後の音楽を聞いてくださって一緒の時間を過ごせたことを本当に感謝しております。

これからも自分の限界を更新していくような音楽を演奏します。
今後ともダンス、音楽共に精進していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。




秋紀芳慧


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