leka

この世界のどこかに居る似た者達へ。

現実。

2015-06-19 17:10:55 | music
毎日Lauraの事をネットで検索しては探しているんですが、昨日また新たに彼女についてのページを見つけたんです。

日本語のページでした。

それは、Lauraの元に寄せられるジェンダーについての悩みに彼女が答えると言う企画で、その記事の中で、アタシは悲しい事実を知りました。

どうやらLauraの結婚生活は終結をむかえていたようでした。

カムアウトしてから1年とちょっと経った頃に。

最初は理解を示してくれた奥さんだったけれど、やっぱり、結婚生活は続けられなかったんですね・・・。

以前住んでいた場所からも引っ越したようで、愛娘エヴリンちゃんとのこれからの関係についてLauraが大きな不安を抱えている事が理解出来ました。


VICE LAPAN・Lauraのトランスジェンダー相談室


Lauraとエヴリンの幸せそうな画像に胸が痛くなってしまいますが、8歳の娘さんが居るトランスジェンダーの方の悩みに対して「あなたと娘さんがDNAで繋がっている事は変えることも否定する事も出来ない。彼女は永遠にあなたのものだ。」と答えています。

カムアウトした事でLauraの周囲で起こった事は、いい事も悪い事も沢山あったようで、カムアウトしてから「最初の2年間は最悪かもしれない。」と彼女は言っています。

「女性として生きる。」と言うLauraの姿勢を支持しサポートする人々から幸福を得られるようにし、エヴリンを愛して彼女の人生の一部となって自分が闘っている事を分かってもらえるように努力しているとLauraは話しています。

また、このシリーズではLauraのTatooについても明らかになっていて、あの迫力あるTatooの数々は結婚生活の終結をむかえて精神的に非常に不安定な状態であった時に、バランスを取るために彼女が取った手段であったようです。


Laura・タトゥーの先にあるもの


一時期自殺願望にもとらわれていた彼女は、八方塞の状況の中、自分の好きな二人の日本人タトゥーアーティストがアメリカに来る事を知り、彼らにコンタクトを取ったのです。

「自分が迷った時にゆくべき道が分かるよう、足に曼荼羅のタトゥーを入れようと思っていた。」と言うLaura。

足にはそれとは違う、アーティストの方が考えて来たデザインのタトゥーが入れられましたが、やっぱり心の状態としては「何かにすがっていてもいい、強くなりたい」と言う想いがある様な気がします。



トランスジェンダー、ジェンダーディスフォリアと呼ばれる人々が性を移行するにあたり、ホルモン投与などの過程でとても精神的に不安定になると聞いた事があります。怒りっぽくなったり、気分が落ち込んでうつ状態になったり。

Lauraにそう言う事はないのかな?と思っていました。

ネットで調べると彼女はミュージシャンとしてずっと仕事をしているみたいだし、家族との仲も上手く行っているので大丈夫なんだな、なんて思っていたのですが、現実はやはり厳しかったんですね・・・。

しかしながら、Lauraのインスタグラムには度々エヴリンが登場しているし日本にも一緒に来たし、これからもずっと彼女の笑顔のそばにLauraの存在があって欲しいと願わずにいられません。


シリーズは今、パート3までが上がっています。

パート3・カムアウト後の呼ばれ方


記事にもあるけれど、生活の中で大切な事だと思います。

カムアウトしているしていないに関わらず、外見によって人はその人を判断しようとします。

でも、こう言う事って男性よりも女性の方が理解がある気がするんだけど・・・。

結構すぐに女性の名前で「○○ちゃん!」なんて呼んでくれたりするんじゃないかなぁ。


色々と気持ちがささくれ立つ出来事が日常には多く、「煙草が無いとやってらんない!」と言っているLauraだけど、「私は死にたくありません。生きていたい。」と言う力強い言葉も相談の答えの中にあります。


彼女の心を支える人達は、きっとそう言う彼女を心から愛していると思います。

アタシもその一人です。

本日もLaura Jane Graceに愛を送りつつ終わりたいと思います。



love you,Laura.

















































































心と体。

2015-06-16 17:31:51 | music
好きな人が居た。

その人に会いたくて、声が聞きたくて切ない気持ちになってしまう程の。



「会いたい、会いたい!」って思っていたら、なんと偶然に会えた!!

心臓が痛いくらい、「ドッキンっ」ってなって、呼吸が上手く出来なくなってしまった。

でも超~~~~嬉しい


何の気なしに視線を下に移すと、自分の体が見えた。




アタシの体は胸がなく、筋肉質で、腕には濃い毛が生えていた。

震える手で顔を触ると顎や頬にも固く太い毛が生えている。

そして、脚の間に”何か”があるのを感じる。

アタシは好きなあの人と同じ特徴を持つ体をしてた。


驚愕と絶望。

恐怖とパニック。






心の性別と体の性別が一致していない気持ちって、こんな感じなのかな・・・と思う。

”トランスジェンダー”や”ジェンダーディスフォリア”と呼ばれる人達の気持ち・・・。

でも、そう呼ばれる人々が必ずしも同性愛者ではない事も事実。(性別を変えるのだから、”同性愛”と言う言い方も違うけど・・・。)

元々体が男性で、心が女性である人が性を一致させるために体を女性にする=心も体も女性になったので恋愛対象は男性。

とは必ずしもならない。

against me!のlaura jane graceは女性として生きている今でも、女性である奥さんを変わらず愛しています。

元々体が女性で心が男性の人にも、こう言うケースはあると思う。



英語で言うところの”トランスセクシャル”や”ジェンダーディスフォリア”は、「性別違和」と言うのだけれど、これは「性同一性障害」と以前は言われていました。

いやいや、”障害”ではないよね。だって何の障害?まして精神的な病気でもない。

その人は「そう言う人」として、この世に命をさずかったんだよ。

と言う事で”障害”と言うのはやめましょう、と言う事になり「性別違和」に。



ところでアタシは若い頃に横浜のライブハウスでバイトしていた事がある。

その頃坊主頭だった。Tシャツにハーフパンツ、安全靴にリストバンド。

タバコを耳の裏に挟んで、駅のトイレに入った。

勿論、女性用の方に。

鏡の前で化粧直しをしていた女の人が、アタシが入って行くと、飛び上がる程驚いて「うわっ!」と声をあげた。

男が入って来たと思った彼女は、よく見たらアタシが女と分かってばつが悪い感じでうつむいてた。

今思うと本当に申し訳ない。心から「驚かせてごめんなさい。」と謝りたい。

しかし、その当時はアタシを見た瞬間ビクッとする女性に思わず「だまされてやんのぉ~~~」なんて思って吹き出すような、”クソガキ”であった。


アタシはトランスジェンダーやジェンダーディスフォリアではありません。

ただ、”人と違うこと”をして生きたかった。

誰に何にも言わずある日突然坊主頭になった女の子に、友達も親も、どう接したらいいのか戸惑っている様に感じた。

心が男性なのに体が女の子で生まれた人達は、男の格好をした時きっとあんな風な空気を感じるんだろうなと今思う。


「ジェンダーディスフォリア」などのトランスジェンダーの人々、また同性愛者・両性愛者の人々をセクシャルマイノリティと言ったりします。

性的少数者と訳されます。

生き方としては「少数派」であった自分と重なる様な気がするなどと言っては当事者の方々にはた迷惑だとは思うし、アタシの場合は自分から望んで少数派になったのでそもそも違うんだけど、”他とは違う”事を認識することによって感じる孤独や不安は、どうしても感じずにはいられない日々でした。

どこかでいつも自分と戦っているし、向き合えない事もあった。

自分がひどく落ちこぼれの様な気がする時もあったし、こんな気持ち誰にも分からないとも思いました。

そんな想いしてセクシャルマイノリティの人達は生きているんじゃないかといつも思う。

まだ遠い道のりかもしれないけれど、そう言う”少数者”の人達が幸せに生きて行けるような世の中になって欲しいとアタシは強く思います。





lauraになる前のtom。ずっと悩んでいたんですね。

元々可愛いよね。うん。







小さい頃女の子っぽくていじめられたんだって。

10代の頃は荒れてたみたいだし、若くして離婚経験もある波乱万丈な人生。

もうこんな風に半裸にはならないんじゃないかな。

半裸でライブもやんないよね、きっと。

お客さんがステージに上がって来て、もみくちゃにされてる以前の写真とかあるけど、もうそんなのダメだよ。






だって女性だから。

「神様、明日目が覚めたらこの体が女の子になっていますように・・・。」と祈っていた日々。

でも自分は男として生きて行くんだ、ベッドの下に隠してある女性用の服も全部捨てて、こう言う自分はきっぱり忘れる。

忘れられると彼女は思っていた。

でも、トランスジェンダーでドラァグクイーン(女性の格好をして口パクでショウをする人)が「いつか自分は男性的になってゆくと思って生きていたけどそう言うもんでもない。そもそもがそう言う問題ではない。」とどこかの動画で言ってた。

lauraもそうだったみたいで、10代、20代と女性の心を持ってる事を隠して生きて来て、30代に入った時その事に気付いた。

「このままの自分では生きていけない。」と。


でも、カムアウトしてから、やはりネット上では彼女を叩く言葉が飛び交ったみたいです。

以前の男っぽいagainst me!が好きな人達は、lauraの突然のカムアウトをどう捉えたらいいのか分からなくて、女の子に戻ってゆく彼女が受け入れがたく、言わないで欲しかったとさえも・・・。


何事も皆がみんな、同じ考えと言う事はこの世にはない。

lauraは全部承知でカムアウトしたんだと思うんだよね。

でも決して逃げないで自分が矢面に立って己をさらし、ギターをかき鳴らして歌ってる。

闘ってる。

凄くかっこいいと思う。

その姿勢につき動かされた人は多いと思うんです。

彼女のそう言う姿に勇気を貰った人はきっと沢山居る。


ロンドンパンクの代表的な存在であるThe Crashはその昔、「ファンにメッセージを。」と言われ「FIGHT!!」と言った。

「闘え!」と。

それは「Fight for your rights!」自分の権利のために闘え!と言うメッセージ。

このパンクスピリッツに満ち満ちたメッセージを、lauraは体現していると言ってもいいんじゃないかと思う。





against me!現メンバー。左からInge Johansson(bass)、James Bowman(guitar)、Atom Willard(drum)、Laura Jane Grace(vocal)。

Lauraがカムアウトする前からのメンバーは実はギターのjamesだけ。

Tomと言う長年の仲間がある日突然、lauraと言う女性になると聞かされたjames。

その動揺は相当であったと思います。

しかし、彼はバンドを去りませんでした。

また、Tomと言う男性がLauraと言う女性になって自身のバンドを続けると言う、いまだかつて前例の無い様な所へ加入して来たIngeとAtom。

なんて凄い奴らなんだ・・・・。なんて・・・いかした奴らなんだ

最強です


誰か彼らを日本に呼んで下さい

ライブが観たいです

最近、こればっかり言ってる・・・。


































































































































































laura jane grace's tatoo.

2015-06-11 01:15:47 | music
なんと、lauraが来日していたらしい。

多分、今年に入って2回ほど。

マジかーーーーーっ


でも、ライブじゃなくてどうやらTATOOを入れるために、京都を訪れていたみたい。

彼女のinstagramにその時の事があがってる。

2回目は超~~~~可愛い娘さんと一緒だったみたい。

二人で鴨川を渡る写真なんかがあった。

あ、写真を撮った人が居るはず!奥さんも一緒だったのかな!?


んん~~でも、次回は是非ライブで来て欲しいなぁ~~~~~っ



そう言えばこの間地元にTATOO SHOPを見つけた。

表からは中は見えなくなっていたんだけれど、「ん?このお店は何屋さん?」と思ってよく見てみると「TATOO」の文字が。

入り口が小さいし目立たない。

駅からも少し離れてる。

ちょっと驚いた。

こんなに身近にあったなんて・・・。

うちは東京の隣町ではあるけど、これと言って何かがあるような所じゃないし、地味なとこなんです。

そんな町にTATOO SHOPがあるとは思いもよらなかった。

調べてみると、国内に数店舗、海外にも店舗を持つお店だった。

TATOOは日本ではまだあんまり理解されないよね。

外国なんかに行くと腕にびっしりTATOO入ってる人でも、全然普通に働いてる。

日本だと100パーセント働けないでしょ。人目につく職業ではことさら。

日本だとTATOOは刺青で、危ない世界のイメージと直結してしまうので「怖い」って感じちゃうんだよね。

アタシは模様のそれぞれに意味のあるポリネシアのTATOOがかっこいいなぁと思ったりするんだけど(入れないけどね)、今年ハワイに行った時、義叔母とTATOOの話をしたら店員の体にTATOOがある事について彼女は「いい気がしない。」と言ったんです。

義叔母は70代だし昔の人なのでそう言うのも無理はないなぁと思うのですが、日本の社会はまだこの感じですよね。

TATOOがあると温泉やスーパー銭湯も入れないし・・・。

でも、ずっと監視しているわけではないだろうから、ワンポイントならサポーターとかテーピングで隠して入るなんて手もある。

そのへんは大目に見てくれると思うんですよ。

流石に背中いっぱいに入ってたら無理だろうけども・・・・。






そうそう、こんな風に・・・ってこれlauraじゃんっ

どうやらこれが日本で入れてるTATOOみたいです。入れてるのは京都の彫師さん。(京都”針三昧”サイトより。)


うなじが色っぽいこれも



背中のもこれも翼だね。飛んでゆくイメージなのかな?迫力ある。

調べてみると手の甲なんかにも入ってて、模様が綺麗だった。


日本に来た時は露天風呂つきの部屋に泊まるしか、温泉に入る方法は無いねぇ。

いや、別に温泉にこだわる事はないんだけど、家族で来て入ったら楽しいじゃん・・・。家族仲良しだしさ。



右腕は、もはや真っ黒に近い。



分かるかな。


女性として生きると決心してからTATOOは増えて、迫力が倍増してる。

「Laura姐さん」て言う人も居るらしい(笑)。愛を込めてね。

そう言えばlauraは最近、Joan Jettと共演したんですね。アタシもJoanは大好きでCDよく聴いてた。

Joanも”姐さん”て言われてました(笑)”元祖・姐さん”だよ。





Laura姐さん、日本にライブしに来て下さい

姐さんの唄、聴きたいっす





















































フェスなんて。

2015-06-09 00:44:34 | music
このブログはあまり真面目に更新しないので、アクセス数も少ないんですが、その日によって一番閲覧された記事はなんなのかは気になるわけです。

なので一応チェックしてるのです。最近一番見られてる記事は毎日のように”DRUM TAOから退団。”の記事です。

やっぱり皆さん、気になりなすよね。うん。

同じような事思っているんですよね。


岩谷さんの姿も公式から消えましたね。

退団されたのかどうなのかも分からない。


もうきっとこの件に関しては何も変わらないんだろうなぁと思います。

残念ながら、運営している方々の気持ちが分からない。

でも、今までもそうであったようにこれからもそうなのだと言う事は分かりました。





さて。

アタシにはミュージシャンの友達が居て、この間もその中の一人が地元のライブハウスでワンマンライブを行いました。

とてもいいライブだった。

彼女はライフワークとして歌っているけれど、独特の世界を持ち、アタシは彼女の表現する世界に似た世界を創る人を観た事がない。

長く尊敬しているミュージシャンの一人。


友達付き合いも長くて共通の知り合いも多い。

ライブにはそんな「知る顔たち」が集まっていた。

どの顔も「久しぶり!!元気?」と声をかける顔ばかりで、なんとなく皆の付き合いから遠ざかっている自分を感じて申し訳ない気分になったけれど、話始めれば夜な夜な集まってははしゃいでいた頃に一気に戻ってしまう。

皆、音楽の好きな連中で、「今もライブ三昧なの?」なんて話すうちになんだかやっぱり歳の話になる。

そのなかで皆が共通して同感した話があった。

「夏フェスとか、むり。」

「炎天下、無理。体力がもたない。」


そーだよねーーーーーーーっ。


時々、昔好きだった外国のバンドがフェスで来日したりする。

もう、その時のテンションの上がり下がりの激しさよ・・・。


単独ライブも是非ともお願いしたい。



って言うかAGAINST ME!は来日しないの

AGAINST ME!が今一番ライブに行きたいバンドなのに・・・。

でもフェスは嫌よ、フェスは・・・。


LAURAに会いたい









か、かわいいじゃねぇかローラ・・・・・・

You're so beautiful LAURA . And your life too・・・I wanna see you so much