オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

坂茂ー建築の考え方と作り方

2013年03月02日 | アート
水戸芸術館で今日から始まった



私が坂茂(バンシゲル)氏の作る
紙の建築(再生紙でできた紙管)を
最初に見たのが2007年お台場での
「世界を旅する巡回美術館」でした。

とにかくスゴイ衝撃でした。


正面に見えるのが、紙管での柱です。

水戸芸術館の会場にも
このパネル展示が出ています。


坂氏は世界が注目する日本人建築家であり
新しい建築資材や手法を開発する一方で
世界中で難民や自然災害の被災者支援でも
たくさんのプロジェクトを行っています。

今回の展示では「紙管」をはじめ
様々な材料や構法を用いての
住宅や公共施設、災害支援の仮設住宅等々
見応えのある展示内容です。


紙で造った茶室


中国の被災地で造られた仮設の学校
(紙管の柱が使われています)

3.11の際に活躍した避難所用簡易間仕切り
宮城県女川町に建てられた
3階建てのコンテナ仮設住宅なども。



建築に関心がある人だけでなく
是非、若い人たちにも見て頂きたいですね。

意外な材料と構造のおもしろさや発想
自然災害などの被災者支援で何ができるか
多くのヒントを得るかもしれません。




水戸芸術館

坂茂建築設計
コメント
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