脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

ティト・ビラノバ

2014-04-26 03:02:28 | 日記


ティト・ビラノバ死去。

多くは語れません。

でも、こう思う。

あなたは、ペップとともに、今生きている世界中の人間に、今後、見られないであろう、素晴らしいサッカーを、喜びを提供してくれました。

それは、とんでもない偉業です。歴史に残る偉業です。

あなたの46年の素晴らしい人生に拍手を!

見習わさせていただきます。


ビスカバルサ!
ビスカティト!

どうぞ、安らかに。

2014-04-22 01:54:49 | 日記


レジリエンス(精神的復元力)。

心が折れない方法に、焦点を当てた番組が、NHKで放送されていました。

なんでも、一喜一憂する人は、心が折れやすいのだとか。ちっちゃいことに、その都度、喜んだり、悩んでたら疲れちゃうでしょ。という理論です。

私も、いま、久々にサッカーで怪我をしてしまったので、かなりストレスの溜まる日々を過ごしています。

ですが、

仕事もできるし、ビールも飲めるし、世界の悲惨なニュースを目にすれば、私のケガなんて大したことではありません。

そんな風に考えてる。

時に、頭の中には、ケセラセラ(なるようになるさ)が流れたりします。

歌詞は普通のものとは違うのですが。

こんな風

Steve Gerrard, Gerrard he’ll pass the ball fourty yards

He’s big and he’s f*cking hard, Steve Gerrard, Gerrard

Steve Gerrard, Gerrard

Steve Gerrard, Gerrard he’s better than Frank Lampard
He’s scouse an d he’s f*cking hard
Steve Gerrard, Gerrard

そう、心が折れない男。
スティーブンジェラードの応援歌です。

http://m.youtube.com/watch?v=elVt-NszDtI

リバプール一筋17年目。チェルシー、レアルの誘いを断り続けてきた、世界でも稀有なフランチャイズプレーヤー。

そして今季、彼にとてつもないチャンスがやってきました。24年振りのリーグ優勝。

チャンピオンズリーグ優勝はあったものの、リーグ戦は屈辱の連続でした。折れそうになっても、もしくは、心が折れていたとしても、愛するクラブのために戦ってきた。

先日、彼はシティに勝って泣きました。

http://m.youtube.com/watch?v=Fi-SdzOlef4

こみ上げる涙。
だけど、すぐに感情を制して仲間に叫んでいました。

きっと、

これで終わりじゃない

そう、言っていた。

残り3試合

1リバプール80
2チェルシー75
3マンチェスターシティ71

しかし、カラクリが隠されています。シティは2試合消化が遅れている。取りこぼさなければ、勝ち点差は、たったの、3ポイント。

そして、今週日曜日

リバプールVSチェルシー

が待っています。

勝てば天国、負ければ地獄。
まだまだ、勝利の女神は、どこへ向くか分からない。

ジェラードには、ホームのアンフィールドから17年で一番でっかい声援が送られるでしょう。

心が強いのはどちらか。
心が弱いのはどちらか。

なるように、なるか。
なるように、するか。

涙腺破壊必至の90分。

いやぁ、楽しみだ。

不祥事

2014-04-19 02:22:33 | 日記


今さっき、苦笑いすることがありました。

私は、深夜労働なので帰宅の足はタクシーになります。独りの時、車内灯をつけ読書をしたりすることも。

今日、小さな灯で読んでいたのは、ドラマにもなっている池井戸潤の「不祥事」。女性の調査役が、銀行に潜む悪や不正、嘘を暴く物語でした。

タクシーが、何かいつもと、道が違うなぁと違和感を感じつつ、面白かったので、外の風景は気にせず、本に目を落とし続けていました。

でも、どこか、分かってしまう。

変な感じ。

嫌~な感じ。

やっばり、なぜだか、タクシーは自宅をはるか超えてしまっていたのです。

何か狙いがある。

ちょっと、運転手さん行き過ぎですよ。

そういった途端、帰ってきた言葉は、

すいません。道が新しくなっていたので。

だから言いました。

この辺で、メーターは切った方がいいですよ。凄いアシが出る。

慌てて、車を走らせながら

すいません。すいません。と運転手さん。

でも、あなた。

ここまで、遠回りして、裏道を散々、凄いスピードで走ってきたじゃないの。新しい道ですって?

実は、知らないはずがないのです。

完全なる確信犯。

少しのお金のために、人は良心なんぞ簡単に捨てるのです。

でも、嘘をつくなら、見破られない嘘をつきましょうよ。

今は午前2時。

何だか、小説の読みすぎですかね。







迷い

2014-04-18 00:34:24 | 日記




バルサ1-2レアル。

迷い。それが、ピッチに充満している試合でした。

象徴的だったのが、ダニエウ・アウベス。

半ば、やけ気味にクロスを上げまくる彼は、数年前の姿ではありません。跳ね返されることは分かっているのに、それしかできない。

失点のきっかけも彼が奪われた所から。

バルサの売りであったハズの右サイドバックは、完全に輝きを失ってしまった。

理由は明白。負荷がかかりすぎているのです。

原因は、彼の前にいる、そう、ネイマールです。

取られたらピッチに倒れこむことが多いブラジルのエースは、守備力を計算することが、できません。

ただでさえ、守備力が低いアウベスを補完していたのは、実はラテラルのペドロ、アレクシスの献身的な動きだったのではないでしょうか。

その支えを失ったアウベスは、全てを独りでやらなくてはいけなくなっているのです。

アトレティコ戦、レアル戦。3失点は全て右サイドからでした。

これは、偶然でしょうか。

いや、きっと狙われていたのです。

チームにバランスを与えることを、マルティーノ監督は、実現できませんでした。

最悪の3連敗。
辞任は自然の流れでしょう。

いくら、いい選手がいてもバランスが崩れれば、全ては壊れる。

大スターであるメッシとネイマールを共存させうる監督は世界広しといえども、数人しかいないでしょう。

ペップでも無理かもしれません。

個性を重視し、アイデアを豊富に持ち、何より規律を持ち込める監督。

ビエルサ。

私には、この名前しか浮かんでこないのですが。

愛嬌

2014-04-17 17:31:38 | 日記
新聞に掲載されていた塩野七生さんのリーダー論。ローマ時代を切り取る女性西洋文学者。もともと好きな作家さんであったので、食いつきました。

リーダーとまでは、いかないですが私もサッカーのチームで采配をする機会があります。これは、本当に難しい。サッカーに限らず団体スポーツは、それぞれが勝手なことをやっては機能しない。いかに、個性を組織として噛み合わせるか。そんなことを考えつつ…

以下本文です。

自分の能力はこれくらい、と思っていた時に、上の人からこれをやってみないかと言われて、やれた時の喜びもある。何かをやる場合に、苦労はしなくてはできないことはわかっている。でもその苦労は喜んでしたい。この種の喜びを与えるのがリーダーです。

【感想】
客観的に、それぞれの能力を適格に分析しないと行えない作業。見る目が、問われます。確かにサッカーでも、同じポジションばかりでは、進歩がありません。

また、本文に戻ります…

男には、愛嬌。そうでないと全部イエスマンになってしまう。リーダーが余りに優れていると、「ボスの言うことをやっていればいい」となる。ボスが時々ヘマをして「ちょっと、ちょっと」という感じがいい。
そうしたら人間的なつながりもできる。結束もより固くなる。リーダーには、部下たちに、彼らの存在理由を与える義務があるんです。そうしたら本物のリーダーになる。

【感想】
納得です。何でもかんでも、リーダー、サッカーでいうと監督の指示ばかり聞いてるだけでは組織としてはミックスアップは望めません。それと、ああしろ、こうしろ、と言い過ぎるのも良くないのでしょう。

さらに愛嬌を持てということに、さらに共感。怖い顔して、圧をかけるより、一緒になって笑って、失敗も共有すればよいのでしょう。そう、完璧すぎても駄目なのです。

深いなぁ。

この話は、子育てにも転用できるかも。

男は、愛嬌。

常に、心に忍ばせておきたい言葉になりました。