◎2017年1月22日(日) 天使にショパンの歌声を
音楽の力が未来への扉をひらく
1960年代のカナダ、ケベック州。修道院が経営する名門女子寄宿学校が採算性の悪化
から存続の危機に直面する。音楽教育に情熱を傾ける校長のオーギュスティーヌは、記
者を招いた音楽会を開き、素晴らしい演奏で世論を動かし学校閉鎖を免れようと計画す
る。オーギュスティーヌの姪で天性のピアニストである転入生アリスの演奏だが、心を
閉ざした彼女は反抗的な態度で出演を拒否するのだった。
近代化が急速に進むカナダ唯一のフランス語圏ケベックで、カトリックの修道女たちは
教え子たちと共に大切な居場所を必死に守ろうとする。
ショパンの「別れの曲」やリストの「愛の夢」など少女たちの美しい
歌声とピアノ演奏に心を洗われる。
久し振りに、芯のある名画と歌声、カナダの雪の広野に感動しました。