農水省による「農山漁村の郷土料理百選」のインターネット投票結果が出ていた。ベスト10をみると、山形のいも煮をトップに、鹿児島の鶏飯、秋田のきりたんぽ鍋等々、名前だけは誰もが知っているそれぞれの郷土を代表する料理が並ぶ。翻って、わが鳥取はというと…。残念ながら、百位以内に一つも入っていない。
前々から感じていたことだが、確かに鳥取にはこれといった郷土料理が見あたらない。県外からの観光客に「地元の名物は」と聞かれても、はっきりとした回答ができないことが多い。松葉ガニやイカなど日本海の豊富な魚介類、黒ぼく大地や砂丘地で育った野菜、穀物など素材そのものには恵まれて、おいしい物はたくさんあるものの、胸を張って郷土が誇る料理として紹介できないもどかしさがある。
日本海新聞の22日付「海潮音」は、全国に比べて郷土色が打ち出せていない感じがあると述べている。まったく同感である。この中で提起されているように、歴史や文化に育まれた、地域に埋もれている郷土料理の掘り起しを早急にやってみる必要があるだろう。そうでないと、食文化の面からも鳥取は取り残されてしまう。
個人的には、弓ヶ浜に伝わる祝い料理の「いただき」とか、同じような「ののこめし」「大山おこわ」などは、もっと全国に発信してもいい、自慢できる一品だと思っている。
農山漁村の郷土料理百選
http://www.rdpc.or.jp/kyoudoryouri100/index.html
前々から感じていたことだが、確かに鳥取にはこれといった郷土料理が見あたらない。県外からの観光客に「地元の名物は」と聞かれても、はっきりとした回答ができないことが多い。松葉ガニやイカなど日本海の豊富な魚介類、黒ぼく大地や砂丘地で育った野菜、穀物など素材そのものには恵まれて、おいしい物はたくさんあるものの、胸を張って郷土が誇る料理として紹介できないもどかしさがある。
日本海新聞の22日付「海潮音」は、全国に比べて郷土色が打ち出せていない感じがあると述べている。まったく同感である。この中で提起されているように、歴史や文化に育まれた、地域に埋もれている郷土料理の掘り起しを早急にやってみる必要があるだろう。そうでないと、食文化の面からも鳥取は取り残されてしまう。
個人的には、弓ヶ浜に伝わる祝い料理の「いただき」とか、同じような「ののこめし」「大山おこわ」などは、もっと全国に発信してもいい、自慢できる一品だと思っている。
農山漁村の郷土料理百選
http://www.rdpc.or.jp/kyoudoryouri100/index.html