POP LIFEwww.wb.commufa.jp/atl-pop

春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

…OF LiFE

2011-12-31 09:37:35 | 作家活動の記録


大晦日です―

普段の私の中に「今日やれる事は今日やるべき」と思う自分と「明日やれることなら明日やる」とも思う自分がいます。
私は、昨日年賀状を書き始めました。いつも来年こそは「思い立ったらすぐやるべし」と前者の自分が奮い立つように願うのですが、春が来て夏が過ぎ、秋が訪れ冬が…年末「明日やれること」の筆頭に年賀状制作が来てしまうのです。うーん…この「お粗末」の繰り返しはどうしたものでしょうか。

さて、今年最後の記事ですが、このブログでも以前紹介した「sweet small parade 2011」に出品した私の作品2点をご覧ください。
お願いして横並びで展示して頂きました(一枚目写真)
向かって左の作品は「WATER OF LIFE Rev.21:6」というタイトルになります。これは、ヨハネの黙示録21章6節「渇くものには命の水の泉から、価なしにのませる」という一文からイメージして描いたもの。そして右の作品は「TREE OF LIFE Rev.22:2」同じく22章2節の行「川の両側にはいのちの木があって、十二種の実がなり、毎月実ができた。また、その木の葉は諸国の民をいやした」からのイメージによる作品です。
否応なく終末を想わされる悲しい出来事への鎮魂と希望、否応なく向き合い闘う方へのオマージュ…そんな想いを込めた作品になりました。 日々ドローイングを繰り返し、自然に私の中から生まれた絵です。意識して描く内容を決め、無意識を大切に制作し、当たり前のように筆が止まり完成する。もちろん微調整はしますが、この2点は、私が描きたい事を、描きたいように描く事ができた作品だと言えます。
自分の絵に関しては「明日やる」はありません。「今しか描けないこと」しかキャンパスに乗せてはいけない。明日にはそれは腐り、どこかに消えてしまうからです。

来年はどんな年になるのでしょうか―
辛い出来事も始まれば終わります。乗り越えられない困難はなく、必ず整えられると信じています。だからこそ、本当に大切なことだけは「明日やる」ことがないようにして欲しいと願います。

そろそろ締めましょう。
このブログ。来年こそはもう少し上手くなりたいな。
これも「お粗末」でした。大晦日にたくさんのお粗末を想う私。でもブログに関しては、明日やることはありませんでした。年賀状も一日一枚描いていこう。
お後がよろしいよう…でしょうか?
m(_ _)m

皆様よいお年を。
コメント (2)
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2011-12-30 09:46:35 | 作家活動の記録



昨晩、忘年会に招いて頂きました。
楽しい忘年会でした。私はこの招いて頂いた会社に、以前はデッサンを指導にいき、今現在は正月、ゴールデンウイーク、お盆に子供イベントを任されて関わっています。
忘年会が開かれた場所は納屋橋。堀川沿いの素敵なお店でした。
堀川と言えば、名古屋を南北に流れる情緒ある川。以前言われた水質汚染も随分きれいになりました。材木問屋が立ち並び、短い間隔で橋が架けられています。
私ナカムラミオが夏に個展を開いた「ギャラリー+カフェ・ブランカ」も堀川沿い、五条橋の袂にあり、ブランカのオーナーも川沿いで材木会社を営まれています。
納屋橋から数本北にある五条橋界隈は、円頓寺商店街、四間道、那古野等古い名古屋が楽しめるところ。私も会期中はよく散策しました。そして五条橋から納屋橋あたりをぼうっと眺めたものです。
昨晩は夜の納屋橋からの美しい眺めに、夏の展覧会を思い浮かべ、頭の中でこの一年の制作や発表の軌跡を辿りました。
来年はどんな年になるのでしょうか…
街は師走の慌ただしさと、年納めを楽しむ人々の声が独特の喧騒を作り出していました。私もひとときその仲間入り。楽しい時間をありがとうございました。

※写真は納屋橋からの眺めと、店からみた納屋橋。招いて頂いた忘年会は、こんなドラえもんやのび太くん、メイドな司会者や子供も集った楽しいものでした(笑)
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仕事納め

2011-12-29 17:46:51 | 教室のこと(子供造形絵画)


今年は昨日28日があとりえPOP、また全ての文化センター講座を含めた私の授業の、年内最後の日になりました。
そんな日に体験にきてくれた一年生のゆいちゃん。嬉しかったです。何も道具は持ち合わせませんでしたが、同じく一年生のいろはちゃん、りのちゃん、こうたくんが画材を貸してくれました。みんなお世話好き。あっという間に仲良くなりました。それに関しては私の出番もなければ、気を揉む必要もありませんでしたね(笑)
冬休みに入り、通常より早く受験生がやってきます。そんな時は、小学生と受験生とつねもりくんが一緒になります。
小さな教室ですから、これは日常茶飯事です。子供たちにとっては本当に良いこと。お兄さんお姉さんにたくさん刺激をもらい、頭のどこかの引き出しに、この経験や映像が、必ずしまわれるはずです。受験生諸君にとって良いことは…多少の雑音にも動じない集中力がつきます(ということにして下さい<(_ _)>)
あとりえPOPや文化センター子供コースの今年を振り返り、来年を想います―
子供授業に関しては、新しく考えたことをたくさん取り入れた1年でした。長年やっていると、マンネリ化してくることもあります。特に1年で40近い課題がありますから、それは否めませんが、そこは私の気持ちとやる気の問題で、みんなには何の関係もありません。ですから失敗もたくさんあり、子供たちには迷惑をかけました。来年もどんどん新しい事や、楽しいことをやります!そしてまた失敗…しないように頑張るからね。
2012年は手始めに「描き初め」でスタート!床いっぱい描きまくるよ!何で描くかは秘密です(ヒント…ぼ〇〇οう&〇〇ぐ)
汚れていい格好できてください!

私は、子供講座に関しては特に「描く、作るは楽しい」や「仲間と一緒に」だけで終わる教室にしてはいけないと思っています。それでは雰囲気だけの「あなたの町のわくわくさん」の自己満足になってしまいます。「描く、作る」は楽しいんです。それはみんな知っているでしょう。そこからいかに、それだけではない何かを「無意識の箱」に詰めてあげられるかが大切だと思っています。私がやらねばならないことや、私ならではのことのほとんどは、そこになければならない。簡単な内容でも、それを考えて授業を組みます。そんな中でも「子供たち」ばかりでなく「一人の子供」に寄り添いたいと思っています。まだまだ不完全な先生ですし、勉強の日々ですが、熱意と誇りだけは持っています。来年はもっと理想を目指して頑張りますので、みなさんどうぞよろしくお願いします!
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オールラウンド絵画教室瀬戸年内最後

2011-12-28 08:24:57 | 教室のこと(一般絵画)


「本日也晴天」
冬らしい冷たい空気が吐く息を白くしますが、空は高く気持ちの良い朝でした。 オールラウンド瀬戸の教室までの道のりは、車で17㎞45分。この道を隔週火曜日に通うようになったのは、今年の4月からです。この仕事を始めてもう23年になりますが、どれだけ経っても講座開きは緊張するもの。ましてや未経験の土地は尚更で、自分が受け入れて頂けるか不安で仕方なかったのを思い出します。
あれから9ヵ月―
何故か本日のような好天が多かった気がするのは、気のせいでしょうか?お陰様で、満席講座のまま今に至っています。しかしそれは、天気と同じくたまたまです。オールラウンド絵画教室が認知されたわけでもなければ、瀬戸に根付いての結果でもありません。何よりまだまだ皆さんに、本当の絵の楽しさを理解して頂いていないかもしれません。
これからです。上達を実感してもらいながら、心から絵を楽しんで頂けるような教室にしていきたいと思っています。
本日の授業は「陶人形」です。七人の小人ですかね?
「え?」と思われたかもしれません。でも侮るなかれの陶人形。動きを見るには軸や正中線を捉えねばなりませんし、縦横をしっかり見なければバランスが崩れます。また、肌の色、髭の白はベース塗りを、その他一体感を出すには、プロセスや相互加色を考えねばなりません。そう思うと、陶人形は作品云々よりも、練習としてはすこぶる適しているのです。
最後に皆さんと講評をしました。描き終えて並べてみると、よく私の意図を理解し、本当に上手くなったなぁと実感します。
これから皆さんに欲が出てきたらシメたもの。先が楽しみで仕方ありません。どうか皆様、長い目でみてじっくりお付き合いください。そのためには健康第一です。お身体ご自愛くださいませ。
さて。来年のオールラウンド絵画教室瀬戸は、どんなカラーができるのでしょう。皆さんと私、一緒に作っていきたいと思います。年始授業は1月10日、元気にお会いしましょう!来年もどうぞ宜しくお願いします!

※写真の七人の小人の陶人形。何故か15人います(笑)
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アートの目覚め 2

2011-12-27 14:09:38 | アート紹介

以前このブログでアートの目覚めについて書きました。本日は少し違うのですが、今の私になるまでに影響を与えてくれたのは誰だろう…?
考えてみたんです―
昨日たまたまテレビをつけたら、セビアン・グローバーの特集がやっていました。史上稀有な天才タップダンサー、セビアン・グローバーが、ドレッド・ヘアをたなびかせる練習場の壁に、セビアンが尊敬するタップダンサーのポートレートが貼ってあったのです。
「私は彼らが作った歴史の上にいるだけで特別ではない。そして彼らがいてくれたからこそ私がいる―」なるほど。写真の先達に観られながら自分を高めるのか…
私も頭の中でポートレートを貼ってみました。
幼少から毎晩みていたデ・キリコ(絵本より画集が好きだった)から始めると…ウォーホル、ホックニー、シーレ、マティス、ポロック、カンディンスキ、ゴヤ、バスキア、フランシス、タピエス、デュシャン、ボルタンスキー、ボイス、バンサン、横尾忠則、秋野不矩、大竹伸朗、山口薫、長新太、イ・ウーハン…とても絞れませんでした。もしかしたら、画家ではなく谷川俊太郎や長田弘、植田正治や藤原新也のほうが影響は強いかもしれません。フォーレやビル・エヴァンス、あるいはデ・パルマやクローネンバーグかも…
これでは壁が足りません。
セビアン・グローバーもたくさんのジャンルの人から影響を受けているでしょう。しかしタップダンスという特殊性を持ったものだからこそ、特化してポートレートを崇められる。僕はそもそも選ぶ事が間違いでした。

でも…なんとなくですが、桂枝雀のポスターを貼ればしっくりくるかもしれません。パワーをもらえそうな気がします。
時うどん、聴きたくなりました。
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