「粋酔会」
さて。
何と読むでしょう?
正解は「にすいかい」
「すい」が2つで「2すい会」
意味としては「粋な酔っ払いの会」だと半分正解で、この方たちは「絵を描く粋な酔っ払い」達なんです。
粋酔会は、毎月第一、第三酔曜日…じゃなく水曜日に行われる、オールラウンド絵画教室高蔵寺の生徒さんの中で、有志が集まり自主トレする会。
その後、反省会と言う名の昼食があったり、きっとたまに飲んだりする会です。
絵を描く。上達する。親睦を深める。楽しみが増える。
素晴らしいことですよね。
詳しくは以下をご覧ください。
これまでの活動の様子や、これからの予定について書かれた粋酔会のブログのアドレスです。
http://www.ma.ccnw.ne.jp/ngi/Nisui.htm
粋酔会は、基本的にはオールラウンドでは中々行けない「屋外写生」を楽しむ会ですが、今回のテーマはちょっと写生からは外れて「クロッキー」
クロッキーとは、様々その解釈は異なりますが、概ね「速写」することを言います。
素早く対象物の「形を線で捉える」
デッサンのように、時間をかけて、対象物を含めた空間を捉えるのではなく、形に特化して、それを描く速さと正確さをトレーニングすることを言うのです。
例えばモチーフによりますが、人物ならば5分でしょう。
それ以上かけてしまうと、線に欲が生まれ、必要のない要素が画面にはびこります。
短い時間の真剣勝負。
クロッキーが上手くなることで、生き生きした線が描けるようになれば、形を越えて、そのものの動きや迫力まで表現することができます。
なんてクロッキーの講釈を垂れたのは、オールラウンドに限れば、前回のモデル授業の時ですから、もうずいぶん前になります。
ですから、新しい生徒さんは聞き覚えがないかもしれませんし、一度聞いた方が忘れてもしかたありません。
恐らく今回の粋酔会クロッキーは、ほとんどの方が「クロッキーの定義」を考えずに臨むことになったでしょう。
それでいい。
「まずやってみる。
失敗したり、試行錯誤を繰り返す。正解を知り、またトライする」
これが正しいと私は思います。
皆さんには、本日私が顔を出すことは伝えておきましたが、私はあえて終わりがけに顔を出すことにしました(ほんとかよっ!)
ということにしておくと、思慮深い講師だと、皆さんに勘違いしていただけるではありませんか(もう遅いっつーの)
どっちにしろ、私は本当に終わりがけにひょっこり顔をだし、駆けつけ三杯…ではなく「駆けつけモデル」をやらせてもらい、簡単な講評で、クロッキーについて話させてもらったのです。
それにしても、粋酔会を含む、オールラウンド絵画教室の皆さんの、真面目な取り組みの姿勢、熱意には頭が下がります。
その上「誰が何」とここで説明はできませんが、それぞれの方が、そこで各々個性にあった役割を持ち、本当に素敵なコミュニティーを形成しているのです。
長年絵画講座の講師を生業とする私も、これは奇跡に近いと思います。
オールラウンド絵画教室の方で、粋酔会に参加するのは自由です。
参加しようがしまいが、何も変わらない温かさをオールラウンドは持っていますし、参加される方は、それを上手く使い、個の技術を向上させている。
そこで、決して嫌な関係が生まれることなく、オールラウンドも粋酔会も成立している。
経験と比例せず未熟な私には、一応「先生」という意味で、この関係の要にいさせて頂けることに、本当に感謝しています。
皆さん。本当に有難うございます。
m(_ _)m
次回の粋酔会は…
ホームページを読んで頂いた方がいいかな(^_^)
何はともあれ、オールラウンドの皆様。
実力向上とともに、益々パワーアップされる皆様の健康と元気にあやかりながら、頂いた力を還元できるよう、私もこっそり精進いたします。
目指せ粋な酔っ払い!
これは…程遠いなぁf^_^;
※写真は上から、講評準備をする皆さん。カメラセットする、粋酔会リーダーで、ホームページを作ってくださった最年長永井さん。 記念撮影。モデルの私を描いてくれたクロッキー作品。
皆さん定義を知らずとも、非常に上手かったです!
いつまでもいつまでも、皆さんと共に在りたい私、ナカムラミオの粋酔会リポートでしたm(_ _)m