LONDON DIARY

ロンドン在住フローリスト、asuka のブログ。

Birthday at Kensington Garden

2009-07-15 21:35:04 | food
6月、娘の4歳の誕生日。

イギリスの子どもの誕生日パーティーは、個人差もあるがかなり大掛かりだと思う。きっと幼少の頃からそれに慣れているから、大人になっても盛大に誕生日を祝うのだろう。いくつになっても誕生日はおめでたい!というのは良いことだ。
しかし、我が家は一応日本人。これまでは、娘の誕生日も、家族3人でささやかに祝ってきた。けれども、3歳、4歳にもなると、友達のパーティーに呼ばれることも増え、本人も、「バースデー!」と大張り切り!そこで今年は、小さなバースデーパーティーを開くことに…。

4歳の娘は現在、「プリンセス」期の真っ只中。
プリンセス、ピンク、フリル、キラキラ。これらすべてが、娘の目を輝かせるキーワード。一年前はこんなものには見向きもせず、Tシャツにジーパンだったのに、最近は上のどれかに当てはまらない服は、絶対に着てくれない。といっても、親の趣味とは程遠いそんな服は数えるほどしかなく、その結果、いつも同じような格好となってしまう…。



珍しくジーパンを履いているのは、天使の羽根を付け、フリル(実は水着!)を覗かせるという条件の下…。

しかしおそらくこんな時期も、そうに長くはないはず。
誕生日くらいは、大好きな「ピンク」で夢をみさせてあげても良いかな?と考え直し、この際私も思い切り「ピンク」を楽しもう!と決めた。

まずはピンクのプリンセス風ドレスを購入。
それからピンクのバナーを作り、バースデーケーキもミニカップケーキも、ビスケットも、みんなピンク。お花は甘い香りの、ピンクのスイートピー。

幼稚園が終わってから、2時間程度、ちょっとしたおやつを用意して、仲良しの友達を呼んで、いつもの公園でみんなで遊んでもらおう、という企画。ただしこれは、晴れの日を前提としていた。ところが、当日は、前日までの晴天が嘘のような、ドンヨリとした曇り空。小雨がちらほら…というわけで、決して屋外のパーティー日和ではなかったのだが、パーティーは決行。(子どもは少しくらいの雨は気にしないにしても、お母さんたちにはちょっと大変だったかもしれない。皆さんごめんなさい…)特別なものは何もなかったけれど、夫が作ったダンボールの輪で転がって遊んだ。いくらピンクのドレスを着ても、お淑やかに振舞うようなわが娘ではない。



娘の「ピンク」&「プリンセス」ブームはいつまで続くのだろうか。
来年もまだ、このピンクのドレスを着たがるのかな?



小雨の中、それでも来てくれた皆さん、本当にどうもありがとうございました。

それから、何人かの方からリクエストのあった、バースデーのお菓子のレシピ、すっかり遅くなりましたが、こちらに…。


ベリーベリーバースデーケーキ

材料 (18cmケーキ型1個分)
我が家はオーブンがとても小さいので、倍の分量で型2個分を焼き、それぞれ上下2段に分けて、合計4段にして、上の段から一段ずつ切り分けていった。その場合、間の苺の上にはクリームを乗せない方がきれいに盛り付けられる。 

卵黄 3個分
砂糖 20g
サラダ油 30ml
ラズベリーコンポート
(少量の砂糖を加えて5分ほど煮たラズベリーを汁ごと 50ml)
薄力粉  90g
ベーキングパウダー 小さじ2分の1
バニラオイル 少々
卵白 4個分
砂糖 40g

クリーム
マスカルポーネ チーズ 110g
クレームフレッシュ 110g
レモン 小さじ4分の1
ラズベリー お好みで(10~20個)

苺 1パック

作り方

1.ボールに卵黄と砂糖30gを入れ、白っぽくなるまでよく混ぜる。
2.サラダ油を少しずつ加えてさらに混ぜ、ラズベリーコンポート、バニラオイルを加えて  よく混ぜる。
3.卵白に砂糖40gの3分の1を入れて泡立てる。残りの砂糖を加え、ピンと角が立ち、つや  のあるしっかりとしたメレンゲに仕上げる。
4. 2.のボールに一緒にふるっておいた小麦粉とベーキングパウダーをさっくりと混ぜ、  3のメレンゲを3分の1加えて混ぜ合わせ、残りも加えて均一に混ぜる。
5.型に生地を流し込み、型を数回落として空気を抜く。
6.170℃のオーブンで35から40分焼く。

クリームを作る。
1.マスカルポーネチーズを泡だて器でクリーム状にする。
2.クレームフレッシュ、レモン汁を1に加え、角が立つまで混ぜる。
3.ラズベリーコンポートを加えてさらに軽く混ぜ合わせる。

ケーキが焼けたら完全にさめるまで待ってから(最低1時間、できれば一日置く)上下に2分して、下の段の上面にクリームを塗り、苺をのせて、上段をかぶせ、回り全体にクリームを塗る。苺を飾り付けて完成。
シフォンケーキのようなふんわりスポンジに、甘さ控えめクリームで、日本人好みの味です。


レモンアイシングのミニカップケーキ

こちらは乳製品アレルギーのあるお子さんでも食べられる、デイリーフリーケーキです。

材料
卵1個
砂糖大さじ3
サラダ油大さじ3

小麦粉 カップ2分の1
バニラエッセンス 4滴
はちみつ 大さじ1
熱湯   大さじ1

レモンアイシング
レモン汁 適量
アイシングシュガー 
分量は

作り方
1.卵と砂糖を白くなるまで泡だて器で泡立てる。
2.サラダ湯を少しずつ加えながら、さらに2から3分泡立てる。
3.バニラエッセンスを加えて混ぜる。
4.小麦粉をふるい入れ、さっくりと混ぜる。
5.小さなカップケーキの型等に生地を流し入れて180℃で12~15分焼く。
6.十分冷めるまで待ってから、レモンアイシングをかけて、出来上がり!
友人Mさんに教えてもらったレモンアイシング。通常のアイシングレシピの水の変わりに、レモン汁を用いる。レモンの酸味で甘すぎてしまいがちなアイシングもさっぱりとおいしく。

ピンクハートのレモンビスケット

材料
無縁バター (室温に戻したもの) 60g
砂糖    40g
卵黄1個分
レモン汁 大さじ1
レモンの皮 2分の1個分
薄力粉   120g
ベーキング パウダー 小さじ2分の1
Ready Rolled アイシング

作り方
バターをクリーム状にして、砂糖を3回に分けてしっかり混ぜ合わせる。
白っぽくふわっとなるまで混ぜたら、卵黄を加え、さらに混ぜてから、レモンの皮とレモン汁も加えて混ぜる。粉類を加えて、冷蔵庫で1時間生地を寝かせる。
生地を厚さ3mmにして伸ばして、丸型等に刳り貫き、160℃のオーブンで15分焼く。

完全に冷めたら、ピンクのアイシング。ハートなどのクッキー型でアイシングのロールを切り抜き、ビスケットをデコレーションする。

(久しぶりに自分でレシピを見直していて、間違いに気が付きました。
ベリーベリーバースデーケーキの、メレンゲの部分が抜けていました!
皆さんごめんなさい。訂正しておきました…。)