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3月24日:ノクティス・ラビリンサスのステレオペア/お知らせ

2017年03月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ(Exomars)は、2016年3月14日に、カザフスタンのバイコヌールから、プロトンMロケットで打上げられ、7ヵ月後に火星に到着した。このガス追跡軌道船は、大気のガスを分析するサイエンスミッションの準備として、その科学機器をテストするために、昨年11月と先週の2回、キャンペーンを行った。ここに示されているのは、11月22日に軌道船の高解像度カメラでとられた初めてのイメージペアの一つである。これらのイメージは、共に火星のノクティス・ラビリンサス(Noctis Labyrinthus)地方の一部のステレオペアを構成している。 イメージ・ペアを結合することによって3Dイメージを造ることができ、地表の地形の相対的な高さに関する情報を見ることができる。ノクティス・ラビリンサス(夜の「迷宮」の意)は太陽系最大の峡谷マリネリス峡谷の西の端にあり、上面の平らな台地と溝の広大なネットワークから成り立っている。急峻な斜面の腹に地滑りが見える。このイメージはCaSSISカメラでとられた。スケールは7.2m/ピクセル、このイメージは約15×45キロメートルである。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: 上記リンクから。追ってください。

<ひとこと>: 解説は要点のみ。右のイメージは縦横比を変換しています。

<お知らせ>: 今日3月24日夜、国際宇宙ステーションでは、新しい宇宙船ドッキングポート構築準備のための、3回の船外活動の第一回が行われます。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。これはシグナス貨物船の打上期日の再設定に伴って変更されたものです。

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