読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

やりがいの研究から生まれた、「生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える」(飯田史彦著)

2009-05-02 21:35:56 | 本;エッセイ・評論
<目次>
第1章 過去生の記憶
第2章 「生まれ変わり」のしくみ
第3章 愛する故人とのコミュニケーション
第4章 「永遠の生命」を科学する意味
第5章 「生まれ変わり」の生きがい論

目次より、●過去生の記憶 ●退行催眠の方法 ●よみがえった過去生 ●過去生記憶の検証 ●「生まれ変わり」のしくみ ●「中間生」への帰還 ●「死後の世界」の光景 ●先立っていた故人たちとの再会 ●人生の回顧と反省 ●人生の自己計画 ●自分に与える試験問題 ●因果応報の壮大なドラマ ●若くして亡くなる理由 ●ソウルメイトたちとの再会 ●愛する故人とのコミュニケーション ●生きがいの意味、など。  ●第1章 過去生の記憶 ●第2章 「生まれ変わり」のしくみ ●第3章 愛する故人とのコミュニケーション ●第4章 「永遠の生命」を科学する意味 ●第5章 「生まれ変わり」の生きがい論 ほか


1996年、突然彗星のごとく現われ、私の価値観にパラダイムシフトを起こした一冊が本書です。生まれ変わり?宗教?と多くの人が訝るような内容が書かれた本書の著者が、「こだわりの人材採用戦略」などの著作のある国立大学の経営学の助教授であったこと、記された内容が米国を中心とした研究発表論文に基づくものであるという点が衝撃でした。

以来、私は本書を何冊知人に贈ったことか。飯田さんがその後、何冊も著作を刊行されているのは知っており、その何冊かは読みましたが、いつの頃からは飯田さんの本から離れていました。しばらくぶりに本書のことを思い出し、飯田さんの近況を覗いてみると、2005年12月末に、突然の脳出血に見舞われ生死を彷徨われたと知り、驚きました。

飯田さん流に言えば、この病も、今後の活動の使命を確認するための大切な通過点であったということになります。本書は一度取り上げましたが、簡単な紹介だけであったので改めて記事にしておきます。その飯田さんが、人生の成功の意味について次のように明言しています。

<成功の意味>
~人間社会での成功には 価値はありません。価値があるのは ただ学ぶ努力 愛する努力 使命を果たす努力、この三つの努力だけです。それ以外は 人として生きる本来の目的ではありません
社会的成功を目指す努力など 必要はないのです。働く目的も また 学び 愛し 使命を果たすためだからです。~

飯田さんは近況について、自ら次のように述べています。

~2005年12月末に、突然の脳出血に見舞われて、生死の境をさまよう。救急車で運ばれ、「手術があと30分遅かったら死んでいた」という危機的状況の中、なんとか助かったが、その際に、ドラマティックな臨死体験を経験(詳細は、著書『ツインソウル』として発表)。脳出血後は、幸いにも大きな後遺症は残らなかったが、しばしば脳に鈍痛があり、原因不明の体調不良に襲われることが増えた。

このような体調問題に加えて、臨死体験時に正体不明の「まぶしい光」たちからいただいた、「誰の、いかなる悩みでも、飯田自身が、ゆっくり時間をとって、無料でカウンセリングを行う」という使命を実現するため、勤務校の福島大学に対して、2009年3月末での教授職の辞職を申し出た。(様々な画期的試みを実現する私の研究所は、2009年の夏のOPENに向けて、現在、大いに楽しみながら設計中です。~

飯田 史彦;いのち作家、音楽療法家、経営心理学者。1962年、広島県生まれ。人間の価値観やメンタルヘルスについて研究する経営心理学者。経営学博士(米国)。1990年に、国立福島大学経済学部経営学科の助教授に就任、「人事管理論」を担当。1997年、LONDON CITY UNIVERSITY BUSINESS SCHOOL(大学院)客員研究員。

この間、筑波大学大学院経営システム科学、東北大学大学院経済学研究科、同会計学研究科などの講師を歴任。日本経営学会、日本広報学会、労務学会、組織学会、経営哲学学会、経営学史学会、人材育成学会会員。2002年、オランダに本部を置く国際大学であるIntercultural Open University(IOU)より、統合医学部の名誉教授称号を授与。2005年、福島大学経済経営学類の教授に昇任

<恥ずかしながら自己紹介です!>
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub1.htm

<飯田史彦研究室へようこそ!>
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/

<飯田史彦 - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E7%94%B0%E5%8F%B2%E5%BD%A6


<私が二十歳の頃に読んでおきたかった本>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/s/%C8%D3%C5%C4%BB%CB%C9%A7


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