鳥取暮らし

水彩画・水墨画・写真とともに普段の暮らしお知らせします。

イタリアの1枚。

2014年09月30日 | 日記



サン・ジミニャーノの町の広場にて。

町の一番はずれの教会の前の広場は、観光客もあまり来なくて、
ただ広場に面したカフェだけがにぎわっていました。

(今日の画像はえらく暗くなってしまいましたが、修正する元気ありません。まだ時差ボケが続いているのかこの時間たまらなく眠いです)


イタリアの1枚。

2014年09月29日 | 日記


トスカーナの朝もや。


去年のイタリア旅行もこの風景を見たくて出かけたようなものですが、

まったくの個人旅行で、どこにどんな風景があるのかわからないまま、車で走りまわりましたが、

結局望むような風景には出会えませんでした。

今回は、添乗員がいてくれて、必要なことはすべてすませてくれます。

疲れ具合は全く違います。

そのうえ天候に恵まれ、素晴らしい風景に出会えました。






イタリアの1枚。

2014年09月28日 | 日記



モンテロッソアルマーレ。


今回の旅は、そもそも先生の絵の描き方の秘密を探るつもりのものでした。

ところが自分でも描き始めると、先生の絵どころではありません。

本気になって描かないと、ただのスケッチと言えども絵など描けるものではありません。

そうすると、本来の目的であったはずの先生の絵は意識から飛んでしまっているのでした。



イタリアの1枚。

2014年09月27日 | 日記




チンクエテッレのうちのマナローラという町です。
最初は、隣町のリオマッジョーレから海沿いの道を歩く予定でしたが、道が崩れて通行止めになっていて、予定変更です。
仕方なく、満員の電車に一駅乗って、この町にやってきました。


スケッチというのは、360度広がる風景の中のどこを切り取って絵にするか。

それがまず第一の問題であり、感性が問われるところでもあります。

今回のスケッチ旅行で訪れた町は、世界遺産でありこの上なく風光明媚な街ですから、まさにどっちを向いても「絵になる」のですが、

だからと言って、観光絵葉書になっているような「いかにも」の風景は避けたい気分があります。

どちらかというと、「これ、どこ?」というようないわばどこにでもある風景を選び、

しかも、その場所の空気やにおいを色濃く写し取れればいうことなしなのですが…。

そんなことを考えていると、なかなか描く場所が決まりません。

そういう意味では、この絵は絵ハガキ的です。この町に来て、みんながカメラを向ける風景です。

カメラで写し取れば、家々の壁や屋根の色が、黄色や赤やそのほかあらゆる変化に富む鮮やかなイタリア的色彩に彩られていることは簡単に表現できたでしょうが、
私の絵では残念ながらそうはいきませんでした。





昨日帰国しました。

2014年09月26日 | 日記
昨日戻りました。

やはりヨーロッパは遠い。
本当に疲れました。
去年も6月に行って、くたくたになって帰ってきて、もう行けそうにないかと思っていましたが、
ひょんなことから話がどんどん具体的になってしまい、結局実現してしまいました。
人生というのは、おもしろいものです。

去年行かなかったチンクエ・テッレとサン・ジミニャーノ。
二つの町とも世界遺産ですが、とにかくものすごい数の観光客にあふれています。
特にチンクエ・テッレは交通の便も悪く、風景以外に特にこれといった観光資源があるわけでもなさそうに見えるのに、
これだけの数の観光客が集まるのですから不思議です。



チンクエテッレ 観光船からの風景。


サン・ジミニャーノ ポポロ広場。


鳥取なども、どうにかして観光客の数を増やそうとしていますが、
何があればこれほどの人々の関心を集めることができるのでしょうか。

ヨーロッパの観光地をみると、観光というのは風景だけではだめな気がします。
美しい風景の中でどのようにそれを楽しめるか、そのことのほうが重要な感じがします。
カフェやレストランが並び、おいしいものを食べ、木陰の中で風に吹かれていられる、そんな環境が必要でしょう。
日本では、国立公園の中では人口的なものは建てることもできないでしょうし、
その中で個人が商売することは以てのほかでしょうが、
それではだれも楽しむことができないし、その土地で暮らしていくこともできません。

多くの人々が集まり、そこで商売をして暮らしがたつ、それが地方を元気にしていくやり方だと思います。