昨日戻りました。
やはりヨーロッパは遠い。
本当に疲れました。
去年も6月に行って、くたくたになって帰ってきて、もう行けそうにないかと思っていましたが、
ひょんなことから話がどんどん具体的になってしまい、結局実現してしまいました。
人生というのは、おもしろいものです。
去年行かなかったチンクエ・テッレとサン・ジミニャーノ。
二つの町とも世界遺産ですが、とにかくものすごい数の観光客にあふれています。
特にチンクエ・テッレは交通の便も悪く、風景以外に特にこれといった観光資源があるわけでもなさそうに見えるのに、
これだけの数の観光客が集まるのですから不思議です。
チンクエテッレ 観光船からの風景。
サン・ジミニャーノ ポポロ広場。
鳥取なども、どうにかして観光客の数を増やそうとしていますが、
何があればこれほどの人々の関心を集めることができるのでしょうか。
ヨーロッパの観光地をみると、観光というのは風景だけではだめな気がします。
美しい風景の中でどのようにそれを楽しめるか、そのことのほうが重要な感じがします。
カフェやレストランが並び、おいしいものを食べ、木陰の中で風に吹かれていられる、そんな環境が必要でしょう。
日本では、国立公園の中では人口的なものは建てることもできないでしょうし、
その中で個人が商売することは以てのほかでしょうが、
それではだれも楽しむことができないし、その土地で暮らしていくこともできません。
多くの人々が集まり、そこで商売をして暮らしがたつ、それが地方を元気にしていくやり方だと思います。