鳥取暮らし

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ワークショップ。

2012年11月06日 | 日記


夕べは、鳥取大学に行ってきました。
イタリアからロドルフォ・ボヌッチというヴァイオリニストが、鳥取に来ていて、彼のワークショップがあるというので出かけました。


ミニ演奏会と、ヴァイオリンの公開レッスンです。

女房が趣味でヴァイオリンを弾いています。彼女の知り合いが、今回の公開レッスンを受けるというのです。
曲は、バッハのパルティータ第2番。
課題は、バロック仕様のヴァイオリンでの演奏を見てもらうこと。


しかし、やっぱりプロは違う。
ぜんぜん違う。
楽譜も見ずに、やすやすと弾きこなしてしまう。
体にしみこんでいるのだね。

私など楽器など何もできない。クラシック音楽そのものもよく理解できない。
そんな人間ですが、それでも違いはわかる。

結局素人は、音楽がよくわかってないのだなあ。

楽譜がある。
書いてあるように弾いた。
音楽など何もできない私からみれば、それだけですごいなと思う。

だが、結局音楽が違った。
ちがう曲だった、といってもいい。


われわれ日本人が、西洋クラシック音楽だろうが、黒人ジャズだろうが、もともと自分たちの音楽でないものを真似ようとするとき、完璧にそのニュアンスを自分のものにするのは、大変なエネルギーが必要だということだろう。

まあそれにしても、いまどきはクラシック音楽の世界でも、さまざまな楽器や指揮者のコンクールで賞を取る人が出てくるのだから、それが絶対不可能であるとは言えない。

音楽は、感覚である。音のゆれである。それは体の感覚である。リズム感。メロディに対する微妙なゆれの感覚である。
それを身体感覚として身に染み付くまでとなると、途方もない鍛錬が必要になることは、簡単に予想できる。それをやってのける若い人がいる。




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