Ashe店長のテニスショップ業務連絡

  四国の片田舎にあるテニススクール&ショップの宣伝日誌です。
  現在はX(旧Twitter)メインで更新中。

ネットの交換&補修

2019年11月29日 | 当店の業務内容

市内のコートのネット交換の注文をいただいたので作業してきました。
全部で4面あり、作業内容としては、まず最初にABCD全てのコートのネットを外します。


これが結構重労働。
ここのネットは支柱内にワイヤーを収納するタイプで、専用ネットを使用しているなら簡単なのですが、通常のネットのワイヤーをフックに縛ってひっかけているので、なかなか外せません。😤

何とか外したら、最も多く使われるABコートに新しいネットを設置。


さらにCDコートのネットが一番古かったので、これまでABコートに張っていたネットをCDコートに移設します。

しかし新しいネットも専用ではない(専用ネットは1張りで2万円以上も高いので予算削減のため使えない)ため、これをつけるのがさらにひと苦労。😩
もちろん古いネットを再度付け直すのもひと苦労。😫
これを4回繰り返し、さらにCDコートに張っていたネットを片付けて倉庫に収納(予備としてストック)。

この時点で既に2時間以上経過。

そしてここからが今回のメイン。
CDコートに移設した古いネットを補修します。
白帯は上部が破れてボロボロ、網の部分が下がって隙間ができているのでボールがスルーし放題。


中途半端に部分補修しても焼け石に水ということで、全体に補修用の白帯をかぶせます。
※かぶせるタイプの白帯を使用した場合、ネットが公式戦の規格外となります。
 大会等で使用するコートの補修の際はご注意ください。


まずセンターをクリップや洗濯バサミで固定し、中央の穴にロープを通す。


ロープをひと穴ひと穴に全て手作業で通して縫い込んでいきます。


端まで通したら余った白帯をカット、ロープを元々あったネットの穴に通して固定します。
  

残り半分も同じようにロープを通して完成、まるで新品!。🤩


センターストラップをつけて作業終了です。


実は1枚目の半分以上にロープを通したところで白帯の表裏を間違えていたことが判明。😱

ロープを抜いてやり直したため日没終了、もう1面は日を改めて作業しました。

今回は初めての補修ということもあり、かなり時間がかかりました。
1人でやるなら1面分で2時間くらいでしょうか。
慣れればもう少し早くできるでしょうし、センターから始めれば2人で半分ずつ同時に作業できるので、1時間もあればできる計算です。

この他切れたネットワイヤーの交換など、ネット修理全般を承っております。
ネット本体や部品の価格、補修工賃などは直接お問い合わせください。


グロメットの交換

2019年05月02日 | 当店の業務内容

以前の記事でグロメット交換の様子についてUPすると言っておきながら、すっかり忘れていました。😅
先日それを思い出し、ちょうど注文をいただきましたので紹介します。
 
まずは装置されているパーツを外します。
曲がったりして外れにくい箇所は無理に引き抜くとフレームを傷める恐れもありますので、あらかじめニッパー等で切断しておくといいでしょう。
その際に詰まっていた砂やゴミがあれば取り除き、フレームの汚れも拭き取ります。

次に新しい部品をフレームの穴に合わせてはめていきます。
上部のバンパーグロメットはセンターから左右対照に入れていくと上手くいきます。
入りにくい箇所はオウル(目打ち)を使って一つずつ丁寧に収めます。
この時無理に押し込むと、穴にはめ込む部分の先端が広がったり潰れたりして穴に入らなくなったり、フレーム内部で詰まって内側に出てこなくなってしまいますので、注意が必要です。
慣れるまでは難しいかもしれませんが、コツをつかめば誰でもできます。😙

交換完了!。


当店では交換を有料で受けていますが、自分でパーツを取り寄せて取り換える方もいらっしゃいます。

古くなってグロメットが硬化したり、破損したままのラケットを使用していると、ボールの飛びや打感に影響するだけでなく、ストリングやフレームを傷つける原因にもなりますので、早めの交換をお勧めします。

パーツは各ラケットの専用で、基本フルセットで販売されています。
価格はメーカーやラケットによりますが、1,500~2,000円程度です。
交換料等、詳細はお問い合わせください。


急ぐ時ほど、丁寧に

2017年05月20日 | 当店の業務内容

明日は市の大会があるからか、本日は午前から即張り&当日の張り替え3連発でした。


即張りは張上げ時間のプレッシャーがかかりますが、そんな時は「急ぎの仕事ほど丁寧に」を心がけています。

焦るとどうしても作業が雑になりがちですし、何よりリカバーする時間がありませんので、小さなミスが命取りになります。
少々急いで張っても、落ち着いて丁寧に張っても、それなりの技術があれば作業時間自体はそんなに差が出ないものです。


とは言え即張りの最中にお客様の来店や電話があればそっちの対応に時間を取られますし、2本同時に即張りはできませんので、結果的にお待たせしてしまうことも少なくありません。

出来る限りお客様のご希望にそえるよう努めますが、なるべく余裕をもって張替えに出していただいた方が受け取り時間も遅れませんし、こちらも助かります。

また急ぎの時はご来店前にお電話でご予約いただければこちらも来店までに準備しておきますし、張替えの空き状況も確認できますのでより確実です。


左利きの方はひと工夫!

2017年05月19日 | 当店の業務内容

左利きのプレーヤーの方、ラケットのオーバーグリップはどう巻いていますか?。
パッケージの説明通りでしょうか。

実はあの巻き方は、基本的には「右利き」のプレーヤーが握りやすくなります。
ラケットに元から巻いているグリップレザーも同様ですね。

では左利きの方が右利きのプレーヤーと同じ感じにするためにはどうすればいいのか?
そうです、巻きの方向を逆にすれば、右手で持つのと同じになりますよね!。
ちょうどわかりやすい動画があったのでリンクします。

「グリップテープのこだわり サウスポー貝瀬ほのか 編」
(YONEX JAPAN/YouTube) 
 

巻いているのは軟式のラケットですが、硬式のラケットでももちろん同じです。
動画のように、左利きのプレーヤーは通常と逆にオーバーグリップを巻いた方が手にしっくりくるはずです。
グリップレザーとクロスするように巻き上げていけばOKですので、やったことがない方はぜひお試しください。

わからない方は当店でまでお越しいただければ、いつでもお教えします。
当店でオーバーグリップをお買い上げいただければ、無料で巻き上げますよ!。
※グリップレザーの巻き替えは有料です。


グロメット

2016年12月09日 | 当店の業務内容

「ラケットのカバー? のところが割れたので交換したいんですけど…」という、学生さんらしき方からのお問い合せの電話をいただきました。
おそらく「バンパーグロメット」という部品のことだと思われます。

ラケットのストリングを通す穴の部分の独立した部品全体をグロメットといい、特にフェイスの上部分をカバーしているパーツをバンパーグロメットと呼びます。
ラケットのストリングパターンは機種により違いますので、グロメットはそれぞれ専用の部品が必要です。

ほとんどの場合、ラケット1本分の部品が全て揃った専用のグロメットセットを交換用として販売していますが、在庫はしていませんので、注文をいただいてからメーカーに発注します。
現在発売しているモデルならまずメーカーさんが在庫をもっています。
ただし販売が終了した旧モデルの場合は在庫切れになっているものも多いです。


グロメットセットの見本。一番大きいのがバンパーグロメットです。

グロメットを交換するためにはラケットのストリングを外さないといけないので、次回の張替えまでに部品を取り寄せておき、張替え時に交換しなければなりません。
交換は慣れれば誰でも出来ますが、自分では難しいという場合はショップでやってもらう方がよいでしょう。

当店でももちろん交換を承っております(有料です)。
また各ラケットのパーツについては随時在庫確認→お取り寄せという流れになりますので、お問い合せをお願いいたします。

その際は同じシリーズのラケットでもフェイスサイズやモデルの新旧によってパーツが異なりますので、交換したいラケットの現物をお店までお持ちいただくほうが間違いないです。
お時間をいただきますので、早めのご注文をお勧めします。

※参考リンク「傷んだグロメットは交換を!」

交換作業の様子は、次回注文がきた際にUPしますね(笑)。


傷んだグロメットは交換を!

2014年02月23日 | 当店の業務内容

(Twitterより転載)

ラケットやストリングの性能を引き出す方法で、意外と見落とされているものがあります。

それは「グロメット」です。
グロメットとはラケットのフレームに明けた穴を保護しているパーツで、特にラケットの上部分でフレーム全体をカバーしている部品は「バンパーグロメット」と言います。

グロメットはストリングとフレームが直接接触しないようにすることで、フレームとストリングの両方を保護しています。
またインパクト時の衝撃や振動を抑える効果もあります。
バンパーグロメットはスイングなどでラケットがコートに接触した際にフレームが傷つくのを防ぎます。

グロメットが痛んだり、劣化で取れたりするとストリングが直接フレームと接触するのでその部分のフレームがストリングでえぐられることがあります。
そうなると正確なストリングパターンにならないのでラケット本来の性能が発揮されなくなりますし、フレームの破損の原因にもなります。さらにストリングがその部分で切れやすくなったりもしますし、打感にも影響が出ます。
またバンパーグロメットが割れたり欠けたりしたまま使用していると、フレームをさらに痛める恐れがあります。

プロの中には毎日ストリングを交換する際にグロメット(さらに言えばリプレイスメントグリップ→いわゆるグリップレザー)も必ず交換する選手もいるほどです。

しかし一般のプレーヤーの中にはグロメットが傷んでもそのまま使っている人が少なくありません。
特に古いラケットを使い続けている人はどうしてもグロメットも古くなっているので、破損してしまっているものが多いです。

当店でストリングの張替えでお預かりしたラケットでは、このまま使うと問題があるような場合のみ応急処置はしていますが、根本的にはやはり交換するしかありません。

どのラケットメーカーも1本分のグロメットパーツをセットで販売しています。
もちろんラケットによって専用のパーツが必要ですが、だいたい1,500~2,000円程度ですので、傷んだらなるべく交換することをオススメします。

交換は慣れれば誰でもできますが、不安な方は当店でお引き受けしております(有料)。
ただし古いラケットの部品はメーカーにも在庫が残っていない可能性がありますので、当店までお問い合わせください。


グリップサイズの変更

2013年09月02日 | 当店の業務内容

(Twitterより転載)

お客様から「グリップを細くしたい」という相談をいただきました。

現在日本で発売されているラケットでは、ジュニア用を除けば一番細いグリップサイズは1(4と1/8)ですが、それよりも細くしたいとのこと。

グリップを太くするのはそれほど難しくありませんが、細くするのは結構手間がかかります。
ウレタン加工のグリップならチューンの設備があるショップ等で形成加工をやり直すという方法がありますが、最近はフレーム一体型が主流で、グリップもカーボンで型取りされている場合が多いので、それもできません。

よくリプレイスメントグリップ(グリップレザー)を外して直接オーバーグリップ(グリップテープ)を巻いている人をみかけますが、それではグリップのクッションが弱くなり、握ると痛かったり、打球時の衝撃をまともに受けて感触が悪くなったり、手首や肘を痛めやすくなりますのでオススメできません。

そういったご相談を受けた時、当店ではリプレイスメントグリップを薄いタイプのものに巻き替えることをお勧めしています。
元々巻いているものの厚さにもよりますが、だいたい0.5サイズくらいは細くなります(例えば元のサイズが2なら1と2の間くらいの太さになります)。

今回のお客様にもその加工をやって「丁度良くなった」と喜ばれていました。
それらのリプレイスメントグリップは市販されていますので、購入すればもちろんご自分で巻き替えることも可能です。
具体的な商品名や詳しい方法をお知りになりたい方は、当店までお問い合わせ下さい。


持込ストリングの工賃は何故高いのか?

2013年04月20日 | 当店の業務内容

(Twitterより転載)

当店のストリング張替え工賃は、原則当店で張り替えるストリングをお買い上げいただいた場合の工賃となっています。

他店でのお買い上げ(つまり持ち込み)ストリングの場合は別途料金になります。
これは販売したストリングの利益があるという前提で工賃を設定しているためで、持ち込みになるとその利益が確保できなくなるため料金を上げざるを得ないという訳です。

また、持ち込みストリングは正規の流通ルートを経ていないものや保管状態の悪いものが混ざっている可能性もあり、張替中に切断などのトラブルが生じた際の保証もできません。

確かに通販等で格安のストリングを購入することはできますが、あれらは原則自分で張り替えるホームストリンガー用だと思って下さい。
それらを持ち込んでも持ち込み料金だと結局当店で同じ商品を購入いただき、通常の張替え料金をお支払いいただいた方が安くなるようにほとんどの場合設定されています。

これは多くの専門店でも同様だと思います。
お客様の中には納得いかない方もおられると思いますが、例えるなら持ち込みはお寿司屋さんに自分で釣った魚とご飯を持って行って「材料はこっちで用意したから、安く握ってくれ」といっているのと同じ、と言えばなんとなく理解していただけるでしょうか。

それでも納得していただけない方もいらっしゃるでしょう。
ご意見等がありましたら、店長まで直接お問い合わせ下さい。
ここでは言い難い話も含め説明いたします。

当店としても量販店や通販での張替え以上の仕上がりやサービスの向上に努めております。
何卒ご理解いただきますようお願いいたします。


スイングウェイト

2012年01月14日 | 当店の業務内容

(Twitterより転載)

本日メールでスイングウェイトによる在庫のお問い合わせを頂きました。

これまでも重量やバランスの指定はあったのですが、SWはここ数年注目されてきた数値です。
簡単に説明するとラケットをグリップを握って実際に振った時にかかる重量感、難しく言うと「慣性モーメント」を数値化したものです。

SWが大きくなるとラケットを振った時に重く感じ、小さいと軽く感じます。
ところがこれが厄介で、重量とバランスが全く同じラケットでもSWは異なることがありますし、重量がかなり違っていてもSWは同じになることもあります。

データからSWを求めることはできなくはないのですが、計算式が複雑なので通常は専用の測定器で計測します。
実際に一番役に立つ使い方は同じ2本以上のラケットを揃える時の参考値にするといったところでしょうか。
プリンスは各ラケットのSWを同一に設定し、本体やカタログに数値を表示しています。

私自身、SWはあくまで機械によってある条件の下で計測された参考値で、それほど重要なデータだと考えていません。
前述した通り、同一重量・バランスでもSWは異なりますし、さらにいえばラケットの形状やスイングの仕方によって、同じSWのラケットでも実際に振ると違いが感じられるからです。

だからSWはあくまで重量やバランス等といったデータの一つ、あるいはそれらから二次的に導き出された数値で、あくまで目安程度に考えた方がよい。
データも大切ですが、それよりも実際に自分が実物を握った感覚を大事にしてほしいというのが私の考えです。

※追記:現在は当店でもSW計測マシンを導入しています。
    計測をご希望の方はお問い合わせください。


当店でラケットお買上げなら初回の張替え工賃は無料!

2011年01月28日 | 当店の業務内容

(Twitterより転載)

本日、他店で購入された? 新品のラケットと、持込のストリングで張替えの注文をいただきました。
もちろん喜んで張替えたのですが、うーん残念!。

それは何故かといいますと、当店の場合、
ラケットをお買い上げいただいたら最初のストリング張上げ料金がサービス(無料)になります。
さらに持込ストリングの場合は張上げ料金が高くなってしまいます。

他店で安くラケットとストリングを買ったとしても、当店へ持ち込んでストリングを張替えれば、持込工賃を払うことになり、結局当店でお買い上げいただいた場合とそれほど価格差が変わらなくなる可能性があります。
さらに当店でお買い上げいただければポイントサービスやキャンペーンの景品などのサービスもつくことがあります。

そういう訳で、一般的にラケットは買ったところで張替えまでお願いした方が一番お得になる事が多いと思います。
にもかかわらず当店に持ってきていただいたということは大変有り難いと言えるのですが、それに見合ったサービスが提供できないので、こちらとしても残念です。
ラケットも当店でお買い上げいただけるよう、販促活動に力を入れなければ!。