Ashe店長のテニスショップ業務連絡

  四国の片田舎にあるテニススクール&ショップの宣伝日誌です。
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傷んだグロメットは交換を!

2014年02月23日 | 当店の業務内容

(Twitterより転載)

ラケットやストリングの性能を引き出す方法で、意外と見落とされているものがあります。

それは「グロメット」です。
グロメットとはラケットのフレームに明けた穴を保護しているパーツで、特にラケットの上部分でフレーム全体をカバーしている部品は「バンパーグロメット」と言います。

グロメットはストリングとフレームが直接接触しないようにすることで、フレームとストリングの両方を保護しています。
またインパクト時の衝撃や振動を抑える効果もあります。
バンパーグロメットはスイングなどでラケットがコートに接触した際にフレームが傷つくのを防ぎます。

グロメットが痛んだり、劣化で取れたりするとストリングが直接フレームと接触するのでその部分のフレームがストリングでえぐられることがあります。
そうなると正確なストリングパターンにならないのでラケット本来の性能が発揮されなくなりますし、フレームの破損の原因にもなります。さらにストリングがその部分で切れやすくなったりもしますし、打感にも影響が出ます。
またバンパーグロメットが割れたり欠けたりしたまま使用していると、フレームをさらに痛める恐れがあります。

プロの中には毎日ストリングを交換する際にグロメット(さらに言えばリプレイスメントグリップ→いわゆるグリップレザー)も必ず交換する選手もいるほどです。

しかし一般のプレーヤーの中にはグロメットが傷んでもそのまま使っている人が少なくありません。
特に古いラケットを使い続けている人はどうしてもグロメットも古くなっているので、破損してしまっているものが多いです。

当店でストリングの張替えでお預かりしたラケットでは、このまま使うと問題があるような場合のみ応急処置はしていますが、根本的にはやはり交換するしかありません。

どのラケットメーカーも1本分のグロメットパーツをセットで販売しています。
もちろんラケットによって専用のパーツが必要ですが、だいたい1,500~2,000円程度ですので、傷んだらなるべく交換することをオススメします。

交換は慣れれば誰でもできますが、不安な方は当店でお引き受けしております(有料)。
ただし古いラケットの部品はメーカーにも在庫が残っていない可能性がありますので、当店までお問い合わせください。


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