どんてん生活

日々思ったこと、観たもの、考えたこと、好きなもの、嫌いなもの、出会った人などなど、個人的な活動報告になる予定です。

引き続く日常生活

2009-10-27 21:18:26 | Weblog

 ジエン社 第4回
 『コンプレックスドラゴンズ』
 25日に無事終演致しました。

 主宰で作演出の作者本介さん、様々な共演者の皆様、ご尽力頂いたスタッフの方々、その他様々な面でお世話になりました方々、そして劇場に足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。

 本番後、24時間近くガン寝したのは何年ぶりだろう。
 ジエン社が終わってから、寝ていたせいもあり日にちが過ぎるのがあっという間で、なんだかものすごくふわふわしています。

 なんだか雨強いなあなんて思っていたらまた台風だったんですね。
 目覚めた時の快晴の気持ちよさったら、もう。寒い。
 強めの風と、冷たい空気と、真っ青な空と、その他いろいろ、初日の朝、デモのあった朝と同じような、まるで「幸せ」みたいな自分の近所の世界に、疲れとか眠気とか悶々とするものとかが、とめどなくシュワーっと吸収されていくような感覚です。なんかどの時間帯も気持ちがいい。ふわふわしている。

 今回、いままでのジエン社から比較すれば、これまでなかったようなご好評を戴いたのでは、と思います。相変わらず、賛否は激しいですが。第1回目から出演させて頂いていて、そんな風に感じます。相変わらず、不安山盛りで安心なんてできませんが。人とのコミュニケーションってなんなんでしょーね。

 とても嬉しいです。
 と同時に、とても不安です。
 それはきっと作者本介さんの方がより一層なんだろうと思います。

 打ち上げにて、久しぶりに色々自分からも話をした気がする。
 終演後、観に来て頂いた人たちに「いかがでしたか?」と訊く回数も感覚もいままでとは違った気がする。
 似たような価値観に、安心するわけでもなく、ただ単純におんなじようなことを思ってる人間もちゃんといるんだなと再認識したり。
 全く違う意見も感想も人間も、納得云々は横に置いて、とても参考になったり。

 ここ最近のわけのわからなさにより拍車がかかってもっとわけわからなくなりました。相変わらず不安満載ですが、とてもいい傾向じゃあないのかしらと思うようにします。

 公演通して、自分より年齢上の人も下の人も、それぞれのスタンスで色々考えてるなとやはり思います。他の方々がどう考えているかわかりませんが、つかず離れず、かつ腹の底は図りかねても多様に優しい不思議なメンバーだったように感じます。傍観がいいかもわからないけれど、傍からみてもがっつり熱い関係だけが形じゃないとも思う。


 なぜかわりとジエン社の公演後は、とっちらかりまくりのとりとめない文しかかけない気がする。寧ろ別に、感謝の部分以外、書かなくてもいい気もする、というかそのほうが簡潔で読みやすい気がする。そして別に自分で勝手に発信しているだけだから、根こそぎなくてもいい気がする。けれど、なんとなく物足りなさで書いてみる。


 今回、間接的にも直接的にも関わって頂いたすべての皆様、
 無関係のようにも見える会ったこともないどこかのすべての皆様アナタ様、
 ありがとうございます。

 引き続く日常をそれぞれの形でお苦しみかつお楽しみください。
 できればお楽しみ続けてください。


 
 


 

 

 

 

デモ速報

2009-10-22 10:20:25 | Weblog
二度寝から目覚めたら、自宅マンションの前の道でデモをしている。現在進行形で続いています。20人くらい?が、お揃いの赤いベストを着て、拡声器の声の先導に従って、「○○を許さないぞ」と抑揚のない声を張っている。言い終えた後の拍手。まるで運動会の開会式の校長挨拶みたい。

たぶん初めて間近で見るデモで、好奇心のみでベランダからチラ見してみた。他の家からも見ている人がいたけれど、一見しただけですぐ家に引っ込んだ。私も一見してそのまま部屋に戻りました。

あー、なんて他人ごとなんだろう。

「○○を許さないぞ」の○○の部分には、色々詰め込まれていて。戦争、不当解雇、イラク派兵、低賃金労働、労働問題、森川社長…などなど。見えてるもの感じてるものは違うかもしれないけれど、ほぼ同じものが揃った世界にいるのに、なんて他人ごとなんだろうなあ。

抑揚のないアジテーションからは彼らがもっているであろう切実さは、私にはピンとこず、駐輪場から自転車に乗って出かけていく住人にも、無関係の出来事のように見えました。彼はデモの真ん中を軽く頭を下げながら突っ切ってどこぞへ向かって行きました。犬の散歩をするおじさんも、立ち話してる主婦も、今日のよく晴れた空も、長閑な街の音も、あったかい日差しも、まるでデモ隊とは違う世界にいるみたい。

デモの最後、「闘うぞ」と10回くらい連呼して、拡声器でデモ参加者の現状を訴えるような言葉があって、アジテーションは終わりました。もう既に何を言っていたかよく覚えていない。

地域住民に署名協力でもして貰おうとしているのか、デモ隊の話声。ベランダからまた覗くと、道端にぼんやりと立ってなんとなくたむろしている感じです。

闘う気力とか元気とかデモのやる気とか、伝わらなさとか無関係に見える感じとか。なんだか何にも感じないことに対してぞわぞわする感じとか。

でもきっと私が劇場に着く頃には、彼らもコンビニのお弁当とかパンとかのお昼ご飯を食べて、家に帰ればゲームしてる子どもとかいて、家族でバラエティとか見て、お酒飲んで酔っ払ったりとかして、別の人の切実さは彼らにとって無関係に感じられたりして、私は私で劇場行ってアップとか返し稽古とかして、本番を迎えて、お酒飲んで酔っ払ったりして、とりとめない話でヘラヘラしたりして、まるで無関係みたいに忘れるんだろうと思います。


さて、そんな今日からジエン社『コンプレックスドラゴンズ』始まります。

コンプレックスドラゴンズ

2009-10-07 03:07:42 | Weblog
 箱庭円舞曲が終演してから約2週間。
 そして次の本番までも約2週間。
 時間の感覚がどんどん曖昧になっております。

 ずいぶん秋雨が続くなあ、と思っていたら台風が接近しているらしいですね。
 乾燥してきて、豚フルエンザなども怖い時期になってきたので気をつけねば。

 今月末、ジエン社第4回公演『コンプレックスドラゴンズ』に出演いたします。
 取り急ぎ、簡単な情報をば。

 ジエン社 第4回公演
 『コンプレックスドラゴンズ』
 作・演出 作者本介
 2009.10/22(木)~25(日)
 @日暮里 d-倉庫

 【日時】
 22(木)…19:00◆
 23(金)…14:00◆/19:00◆
 24(土)…14:00/19:00
 25(日)…13:00/19:00
 
 ※受付開始は開演45分前、開場は開演30分前となっております。
 ※◆の回(22日夜、23日昼、23日夜)は、
  「平日学割」「平日ブロガー割引」を実施しております。


 【チケット】
 前売 2300円
 当日 2500円
 
 平日学割 2000円
 ※要予約・要学生証提示

 平日ブロガー割引 2000円
 ※ブログやサイトにて当円公演を紹介して頂いた方が対象となります。
  ご利用の際は、ブログやサイトのURLをお伝えください。
  尚、mixiなど閲覧に制限のあるサイトは対象外となりますので、ご了承ください。


 【劇場】
 日暮里 d-倉庫
 (東京都荒川区東日暮里6-19-7-2F)

 JR山手線、京浜東北線、常磐線、私鉄京成線、日暮里・舎人ライナー
 上記各線「日暮里駅」南口より徒歩約7分


 【ご予約】
 下記にアクセスして頂き、フォームに必要事項をご記入ください。
 http://ticket.corich.jp/apply/13953/010/

または以下を清水まで直接ご連絡頂ければ幸いです。
 ①お名前
 ②ご人数
 ③ご希望日時
 ④券種
 ⑤ご連絡先

 ※ご予約のお取り扱いは、各回前日24時までとなっております。
  ご了承ください。

 【WEB】
 ジエン社HP
 http://elegirl.net/jiensha/


 稽古に合流してから2週間程ですが、普段の稽古期間の2週間よりも何故か長く感じます。
 数日前までの、潜ろうとするのに上手く潜っていけないような気持ち悪さから、漸く脱しました。
 漸く最初の一歩の置き所がわかったような感覚。
 慢心は敵。贅沢は味方。てな具合に、ここから2週間より、更に。

 お時間ある方、こんな人間もいて、こんな感触の芝居もあるので、ご来場頂けたら、お会いできたら。
 何卒、よろしくお願い致します。


 ちょっと関係ない話。
 自分自身が想像の及ばない範疇に対して、もっとタフになっていければいいと思います。
 数時間後とか明日とか、なんとなく想像はできて。
 勿論、予想していなかった事態や自分では原因不明の事態が起こる可能性もありますが。
 いましかないって言ってしまえるのも事実だと思って。
 でもそのいま、どうしても考えてしまう数ヵ月後、1年後なんてまったく想像つかない代物に感じてます。
 ホント、恐怖しかないような状態。
 それは同年代の就職コースとは違う方向に進んでるってのからくる不安も勿論あって。
 まあ就職コースに進んでいても同じような質量の不安があると思います。
 欲しいものを欲しいといって欲しいままにしていきたいなんて、甘っちょろいんだってのも、自覚したり周りから教えられたり。
 …計画って。

 でもまあ、この先はかなり未知、何にもわからない状態なんですね。
 全っっ然っ!楽しめる気持ちなんてない。
 不安と恐怖で静かなパニック状態。
 ひたすら怖いんですけど…そのわからない先に興味?というか、なーんか引っかかりがあって。
 目の前を轟音で通過する貨物列車に、走って飛び乗って、万が一上手く乗れたらどこに着くんだろう!?
 みたいな感覚です。幼稚で変な好奇心なのかもしれません。
 私にとって、チキンレース。
 でもま、安心した傍から不安にしかならない性分なんだから、安心も大概なのかもなと。

 他人にただ単純に認めて欲しい気持ちは拭えず、でも批評は怖い。
 いいバランスなんて常に模索中でわからず。
 でも、もしかしたらその批評の中に、認めてくれている他人がいる可能性も砂粒程度にはあるかもしれなくて。
 プラスの評価を全く素直には受け取れないから不安にしかならないのが悲しくはありますが…。
 たとえ一粒でも、あったなら本当に嬉しいと思う。
 そういう部分からも他人とちゃんと関係していきたいなと。
 うまく言えないですが、マイナスだけじゃあなく、他人を大切に。でも自分は自分。みたいな。


 とっちらかりましたが。
 私が生まれたのは貴女が生まれてここまでちゃんと生きてきたからだ。
 月並みだけど、こうしてられるのも貴女のおかげ。
 そういう感謝をずっと持って、いつか嬉し泣き(…やっぱ泣きはいらんや)させられるように、
 もうちょっと頑張ってみようと思うのでした。