我が家には鼓太郎というダックスがいます。
実家ではずっとワンコがいました。鼓太郎ははじめて私が買って育てたワンコです。
1年間、実家に預けたことがあります。
父も母も本当に愛情を注いでくれました。
私の元に鼓太郎が帰ってくると、父と母は気が抜けたように寂しがりました。
新しく犬を飼うというときに、私は 里親っていう選択肢もあるよ・・・。と提案しました。犬を飼うときはペットショップから買ってくるもんだと思っていた私たち家族にはじめての経験です。かわいいパピーのころから育てるのとは違います。
不安が山ほどありました。
鼓太郎をわすれられない両親はどうしてもダックスがいい。ということと女の子という希望でした。ネットで検索をし鈴(りん)と出会いました。
厳しい審査がありました。2度の家庭訪問と面接。
それだけもう二度とかわいそうな思いをさせたくないという団体の強い意思を目の当たりに感じました。
鈴は繁殖犬でした。人気の犬種ということもあり獣医さんによると2度ほど出産経験があるのでは・・・ということでした。
団体の方の話では、小さなゲージに入れられたまま外に出たことはない子だったそうです。
実家に来たときは、歩いたことがなかったせいか後ろ足は湾曲しヨタヨタしていました。
大きな音にもビクビクしていました。尻尾は鉛筆のように細くいつもお尻の下に巻き込んでいました。避妊手術をしてからの譲渡でしたので獣医さんがお腹をあけると出産後の適切な処置をしていないせいで内臓がへんに癒着していたそうです。鈴自身が自分の治癒力でじっと治したのでしょう。私たちは、能面のようなかわいらしさのない、人間を不信感の目で見る鈴の姿を恐ろしくそしてどう扱っていいかわからなく・・・ただ今まで私たちの想像が追いつかない位の恐怖を味わってきた鈴をみては涙を流しました。
それでも、両親は我が家に女の子が来た!と毎日やさしい声をかけ喜んでいました。
半年、1年と鈴はみちがえるようにかわりました。
過去の経験は忘れてくれたのかな?
今では一番威張ってるプリンセス鈴りんです。
この画像はリッキーちゃんのママが撮ってくれたものです。
私が里親制度を知ったのも鵠沼にきてからです。
わたしの周りには本当に愛情あふれた友達がたくさんいます。
3匹も捨て犬を飼っている友達もできました。ちび・リコ・ビッツ
RUM LIME のEDAさん家族も捨てられたワンコ・コナと片目のにゃんこ・ピンとくらしています。
院長の友達のペットショップワン・ニャン倶楽部のオーナーは本当に動物が大好きな人で
しっかりと見届け飼い主にわたしています。
どうしたらかわいそうな子たちがなくなるのでしょう?