プールデビュー

先に書いたように右耳が大きく腫れたにもかかわらず、日曜にボコちゃんはプールデビューを果たした。

私の実家近くにある、大きな総合体育館のプールだ。
保育園の30cmほどしか水を入れないプールとは大違い。

体育館には、児童室によく遊びに行くので、プールの存在も彼女は知っていた。
馬君と一緒に嬉々としてプールに向かったボコちゃん。
私は二人の2mくらい後ろをついていった。

でかい声で、
ボコ「ママは生理だから、プールに入れないんだよねぇ～。」
と何度も繰り返す。
まじでやめてくれ。

私は、ガラスの向こうで見学。
生理じゃなくてもプールは嫌だよ。（得意じゃないから）

子供用プールは、5組くらいの親子でそこそこにぎわっていた。
皆、お父さんらしき人が子供を連れている。
子供をプールに連れてくるのは、父親担当なわけだ。
昔、私もよく父に夢の島のプールに連れていってもらった。

更衣室から馬君と出てきたボコちゃん。
なにやら様子が変。
馬君にしがみついている。
どうやら、直前のシャワーがものすごい勢いで怖かったらしい。

そして、いざプールへ。

ボコちゃんにとっては、子供用プールも足がつかないくらい深いらしく、完全におじけづいている。
馬君の抱っこでもだめ。

結局、そのままプールを後にしたのだった。

実家に帰って、
ボコ「シャワーが、ダーっていってて、怖かったのよぉ～。」
あんたはおばさんか。

そして、翌朝保育園で、
ボコ「"ボコ"ちゃんねぇ～、プール行ったんだ！プール！！」
おいおい、自慢になるのか？！


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