メジャーへの憧れ

　先日、井川が自身のＨＰでメジャーに対する想いをつづっていました。いつものあたりさわりない日記とは違って、日米野球で投げる意気込みが伝わってきました。ここでは試合を作りたいとは言わないんだね。これまでにも遠まわしにメジャーへの憧れを語っていたことはありますが、あれほどはっきりと表明したのは初めてではないでしょうか？読んだ瞬間に、うれしさよりも先に寂しい気持ちが込み上げてきました。いつかはこうなるってわかっていたけれど、やっぱり今の時点ではまだ気持ちよく送り出せる気分ではないんですよね...。

　まあ、今すぐ行きたいって言ってるわけじゃないし、今すぐに行けるとも思ってないでしょうね。それなのに、マスコミときたら今年のオフにでもポスティングを要求するみたいな記事書いちゃってますよ。誰もそこまで言ってないっちゅーの。おまけにオーナーや社長、そしてＳＤまでもがポスティングによる移籍は絶対反対！だって。いや、だから、まだそんな話してませんから...。しかし、こうなるとＦＡ権を取得する５年後まで無理ってことなのかな。５年後・・・３０歳か。そのころの井川はどんなピッチャーになってるんだろう。

　井川のいいところ。それはなによりも体が丈夫なところではないでしょうか？３年連続２００イニング（と言っても２００１年は１９２イニングなので、ほぼ４年連続と言っていいと思います）投げることができる投手はそうはいませんもんね。しかも、ただイニングを投げただけじゃなくてきっちり結果を残している。今年もなんだかんだ言ったって１４勝というのは１７勝の川上に次ぐ単独２位の勝利数ですからね。そしてぶっちぎりの奪三振王。防御率はちょっとアレですが・・・。

　こう書くと今すぐメジャーに行っても通用しそうな感じですが、数字だけでは表せない部分で物足りなさを感じてしまいます。例えば、コントロール。今のままではやはり苦しいかと思いますね。四死球を出さなくとも、カウントが２-３になることが多いので必然的に球数が増えてしまいます。思い切りのよさはそのままに、もう少しコントロールを磨いてくれればうれしいのですが。
　あと、やはりここ一番での弱さが今年は目立ったような気がします。一番悔しかったのは、８月に８連勝してその勢いでナゴドに乗り込んだときの初戦に３回５失点ＫＯくらったときかなぁ。あの時はもしかしてまだ優勝の可能性があるかもってことで最後のチャンスにみんな気合が入っていたはず。それなのに、あまりにも期待外れなピッチングにがっかりしました。ああいう大事な試合でしびれるピッチングが見たいものです。

　最多勝、防御率、奪三振、ＭＶＰ、沢村賞・・・。これらのタイトルを一通り獲得したから、もう次はメジャーしか見えないのかな。もちろん、たとえメジャーに行くことになっても応援しつづけることには変わりはありません。むしろ楽しみでもあります。でも、行く前にお願いがあります。日本シリーズで勝ち投手になってから行ってください。去年、２度も先発のマウンドに立ちながら１勝もできませんでした。あれがどうしても悔しいのです。別に胴上げ投手になって欲しいとまでは思いません。第１戦の勝利投手になって欲しい。それだけです！（その前にリーグ優勝しなきゃならないけどね・・・）

　さあ、今夜は石井との対戦ですか。キャッチャーは古田がいいなぁ。仕事で見れないからビデオ予約してきました。ひさしぶりにワクワクします☆短くなった髪も早くみたいし、楽しみがいっぱいあるなぁ。昨日の中継見てたら、やたら上原と松坂のツーショットばかりが映されていたのですが、今日は井川と五十嵐のツーショットを頼むよ！
　さあ、仕事がんばろー。（現在、仕事中）