聖心女子大の皆さんが、工房にいらっしゃいました。

　　　　　　　　昨夜から朝方まで、ここ人形のまち・岩槻は雨が強く降っていました。
　　　　　　　　午後にはおさまり、そんな梅雨の合間、我が工房にお客さんがいらっしゃいました。


新井人形店にいらっしゃったのは、聖心女子大のお嬢さん方です。




さてさて、どれほどお役に立てるか心配でしたが、「木目込人形の職人」という立場で、質問を受けながら、つらつらお話をさせて頂きました。




人にお話をする事…、実は木目込人形職人として今日まで生きてきた現実を自分なりに振り返り、生き方を確認する事につながるような気がします。




若い人達とお話が出来た事、とりわけ、将来お母さんになる人達に人形を飾る意味を、人形の作り手の立場でその思いの一端に触れられた事は、幸せであると思います。



人形を作るところをお見せするのは慣れているのですが、「話す事」というのは何とも上手くまとまりません。

一杯やりながらでしたら、肩の力が抜け、リラックス出来るのですが…。

伝統工芸士　新井久夫のホームページ