無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

首都圏大手私鉄がデジタル化?

2011-06-03 19:25:07 | 鉄道無線
 求人情報のサイトで、このようなものを発見してしまいました。職種名は「列車無線のシステムエンジニア」となっており、以下のような職務内容です。
  • 首都圏の大手私鉄の顧客向けに列車無線のデジタル化に向けたシステム開発を行って頂きます。要件定義、プロジェクト管理、顧客提案における技術的サポート等を行って頂きます。
  • 協力会社を含む十数名、数十億規模のプロジェクトが多く、期間は1年位になります。
  • 今後の戦略:電鉄各社の更新のタイミングに、クライアントの仕様に即したソリューション提供の実現を目指します。
  •  ほかにも複数の求人情報サイトにも掲載されていますが、これらは求人元の記載はありません。その気になる求人元はNEC。「ピーギャラ」という空き線信号を開発し、首都圏の大手私鉄にそのシステムを納入した、あのNECなのです。
     この募集要項を読む限り、NECとしても列車無線のデジタル化に取り組むことがうかがえます。それに備えての人材募集のようです。

     もちろん、現在運用されているいわゆる「NEC方式」の列車無線が、今日明日にでもデジタル化されるというわけではありません。ただし、デジタル化の準備がメーカー側でなされていることに留意しなければならないでしょう。
     NEC方式は、東急が最初に導入してからおよそ20年が経過しています。そろそろ、システムの更新を検討してもおかしくない時期です。我々も覚悟はした方がいいのかもしれません。

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