日航問題

日航は、潰せない…
日本のメンツにかけても日本の空から日航機を消すわけにはいかない…
1,000億円に上るつなぎ融資も仕方ない…
と国交相は、そう考えてる…と思う。
実際、もし日本航空が潰れてしまったら…世界の目は、日本沈没くらいのダメージがあると思う。
それは、日本売りに繋がるのは、云うまでもない…と思うのですけどね。

日航ＯＢの企業年金削減を条件とした公的資金投入の説明会が
23日にあってＴＶで見ていた。
説明会と云っても藤井財務大臣の発言では「法的措置もあり得る」という事で
その先は、見えているのと一緒ではないのか…
企業の年金問題に政府が介入する事自体、本来あってはならないはず…
それもまるで政府の圧力ともとれる発言
これがまかり通る様な世の中になれば、ある意味怖い事だと思うけど
ただ日航の場合、税金が投入されるとなると国民は、黙ってはいない。
ほんとうに難しい問題だけどシンプルに考えれば、
「お金がない、このままでは、存続不能、だから許して、」と云う事でしょうか。

ただ日航の問題でこれまで見えなかったものが見えて来て
驚く事が多い。
第一、 日本に97ヶ所も空港があったなんて知らなかったし(>_<)
日の丸親方的な意識が日航にはあって今の現状に対するその責任は大きいとは思うけどどうなんだろう。
ある意味、政治に翻弄されその犠牲になって来たとも云えると思ってしまう。
97ヶ所の内、どれくらいが黒字なのだろう。
不採算空港を造り続け、採算を度外視しての運航を余儀なくされ、その上高額な着陸料。
誰が悪いのだ～

関西三空港…
何と、半径20km圏内に　伊丹空港・関西空港・神戸空港がある。
これもビックリ～
TVを見てると、兵庫県知事は、運営コストの最も高い関空は、止めろと云い、
大阪の橋下知事は、伊丹は廃止にしろって云ってる。
唯一、伊丹空港は黒字でこれは、残した方がいいと思って見ていたら、
何とそこは、住宅街の上空を飛行機が飛ぶ日本一危険な飛行場だった。
1兆1,000億もの債務を抱えた関空は、毎年毎年税金を投入しなければ維持できない。
こんな事やっていていいんだろうか…
そうでなくても日本のプライマリーバランスは、主要国の中では一番最悪なのだ。
鳥越さんがこんな事云っていた。
空港は、欲しい、欲しいで作り、
ニーズで作って来なかったからこうなってしまったと。
確かに…
ダム問題と似ている。
これまでの政策のツケが回って来ている事だけは、はっきり分かる。