自宅からワイナリーまで電車を通す/ヴィラデストへの道

はるかに仰ぎ見る丘の上のワイナリーに心の中で鉄道敷設をする話

今日学校でひょんな事でぴょんな事でまたケストナーの『飛ぶ教室』の話をする事になっちゃって◇

2013-02-15 20:33:35 | ああ出来ることなら選びたかった!



今日
学校は

結構な大雪で

生徒の体温が
低い

子供の
体温のように
いかない

わが学校では
登校の
生徒少なく

授業は
ひっそり
行われました



何か
普通夜出る

夜のうちに
靴屋さんの仕事

ダダダッ

とやっちゃっといてくれる
小人が

『昼降るんだもん昼やらなくっちゃ』

と言って
一所懸命

雪かきしてるのが

店への角を曲がった瞬間だけ
見えました

撮影しました

急だったので
わんわん

頭の黄色い
とんがり帽の

先だけ
写ってます



◇◇◇

それで



なんの話でか

アルプスの高原に
エーリッヒ作家が

あの例の
緑色の鉛筆を
持って

この作品を
書き上げに
行く描写で始まる

ストーリー



もう何回も話しているのに
毎日がいそがしい

担任の女子先生
同級生のほとけさん(仮称)

には
まったく
記憶に残っておらず



仕方がない

もう一度
説明することに
しました



マルチン・ルターの
名前を反対に

ひっくり返した
姓の

マルチン・ターラー少年



その寄宿舎の
舎監?の

ユツユス(正義)先生



独身で孤独な
本名ベック先生は

ルックス

シンドラーのリストの
あの身なりで

オールバック

当時のトップファションの
ウェストを絞った

スーツ?
の隙のない
身だしなみ



歳は案外若くて
推定38歳くらい



それで

むかし
心ゆるした
恋人がいて

別れて

そして
12年?経ったとき

偶然
その彼女の
息子が

自分の
寄宿舎の生徒として

目の前に
現れた



そのときの
ベック先生の

彼を見る
気持ち



それで
クリスマスの帰省の夜

家庭が貧しくて
汽車賃が都合できず

ひとり宿舎に残る
マルチン少年



それで
九柱戯場で

マルチンを
見つけ

旅費を手渡そうとする
ベック先生



だからその

少年の
お母さんと

恋人だった昔

心安らぐ
素晴らしい女性と思い

抱きしめて
世間のしきたりに
したがって

kissをして見る
ユツユス



しかし
悲しい物語は
始まって

ひとり
身を引く
ユツユス

個人の事情があって



それで

身を引かれたって

彼女としては
困りますよね

絶望



でも
彼も困って
いるんだろうに



人生
むごいです



この彼女

マルチン少年の
お母さんは

作品中
ほんの控えめにしか

当たり障りなく
しか描写されませんが

彼女の側から見た

物語が

作品一本分
ありますよね



すべて気持ち預けた
信頼する恋人がいて

訳も言わず(本当の理由)

去ってしまって

人生に
取り残される



そして
親の言うままに

身を捨てるような気持ちで

もう20も年上のような
実直だけがとりえの

男と結婚する



遠まわしに
言いますが

それでも
相手は優しくて
真面目だから

大事にしてもらって

それでなおいっそう
心が彼に向かない
罪悪感を
感じ

同時に
結婚生活の
喜びを感じる
自分に嫌悪し



そして
生まれてきた

素晴らしい
目のつぶらな

男の赤ちゃん



これが彼
ユツユスとの

子のように
思えて

ポロポロポロ
流れ出る涙



それを見て
そうかそんなに
感激しているのか

と優しく
見守る夫



激しく
また自分を
呪う妻



やっぱり
作品

ここに
ひとつあると

思うんだ



ケストナーは
書いてないけど

でも
実際は
空白部分に

書いてある



それで

12年経って

寄宿舎に入れた
そのわが子の舎監が

まさに
そのユツユスで
あった

その驚き

深い満足

生き生きと
輝き始める
彼女の目



貧乏で
旅費を送れない

会いたいわが子に
会うことは
出来ないけれど

彼の

彼のもとに

いるんだから



ある意味
深い満足で

雪の舞う
夜の窓を見上げる

彼女



その頃
九柱戯場で

旅費を手渡そうと
する
ユツユス

施しは受けない
というマルチン

何しろ
ターラーだから



でもユツユスは
そっと言うんだ

遠まわしに

『僕はキミのお母さんを
 知っているんだからねえ』



まあ児童文学だから

やさしい
表現



聡明な
マルチンは

その一言で
すべてを悟り

この目の前に
いる人が

他人では
ない事を知る



そして
お母さんの彼女が

何も知らず
雪を見上げる頃

最後の
帰省列車の出発の
時はきて

そのとき
天気予報?かなんか

『中央ヨーロッパ全体は
 今夜大雪になる』

とナレーションつうか
情報が
かぶるんだ



私がこれを読んだ
小学5年の頃は

まだ西ドイツ
とか言う言い方で

分裂ドイツ



だから
ああそうか

ドイツとか
チェコスロバキア

とかの
あの辺が

『中央ヨーロッパ』

なんだなあ

と新鮮な気持ちに
なった
覚えがあります



そーそー

それで寂しい
ユツユス先生には

一度失った
親友がいて

大体
寂しい人生のひとは

懐かしくて
自分の出身寄宿舎に

自ら望んで
赴任したがって
(多分)

それでその
失った親友も

やっぱり
懐かしくて

同じ敷地の
「禁煙車両間に合わせ住宅」

に引っ越してきてて

名づけて
『禁煙先生』
場末の酒場のピアノ弾き

当然昔は
クラシックピアニスト志望
ですね



その二人が
どうもその
失くした親友同士らしいと

マルチンたちが
気がつき

ある日
作戦をたてて
引き合わせる



一目みて

『ベック!』

『ロベルト!(例えば)』

とか叫んで

駆け寄る二人



サァサァ
僕たちはお邪魔でしょうから

と言って
退場する
少年たち



そういう
一件があり



それで

旅費をもらって
最終の列車で

母のもとに
向かうマルチン

帰ってきた息子に
驚き

ユツユスの
気持ちを受け取る
そのかっての恋人



温かい家庭



でも
一人になった
ユツユスは

一人じゃ
ないんだ

いっしょに
ビールを飲む
禁煙先生が

今は
いるのだから





まあそのう

この
ユツユスの
事情で起こった

悲しい物語も
まあまあ

その中では
ましなほうの

大団円?
になりましたです



ああ
しんど



堂本剛クンの

正直
しんどい

みたいな気分



それで
これ

担任の女子
先生と

ほとけさん
(仮名)に

まるまる
説明したですけど



はてさて

どれだけ
伝わったことか



ポカン

としてましたなー



きょとん

でしたです



ほら
みんな
いそがしいから

自分の家庭の
切り盛りだけで

時間
全部とられるんだ

毎日って



そりゃそうだと
思う



紙に
印刷された中の

寂しい人生の
隙のない身だしなみ

の紳士に
割く

時間は
ないと思います



せめて
紙の中の
印刷で

なければね



ところで

話は一回飛んで

あの
倉本聡?の
『北の国から』

あれは
実際の登場人物

俳優
ほたるちゃんですか?

それとお兄さん


実際にドラマの進行と
一緒に
年をとる

というか
成長して行くという

ドラマとしては
考えられない

長期の
ぜいたくな

もう壮大な
作品である

とテレビで聞いて

ああそれは
本当に
そうだと

思いました



私は
ですから

その意味では

小5の
あの日以来

常に
かたわらに
マルチンがいて

いま幾つだろう
今どんな青年だろう

と気にして

胸にあって

生きてきたような
気がします



まあ
それを
担任先生と
ほとけ

にも言ったんですけど

「ほー」

みたいな
反応でした



自分の問題に
ならないとなあ

聞いたことは
5秒で忘れる

と顔に書いてありました



いや
そのくらい
自分のご家庭の

経営って
大変だと

察しは
しましたです



だから

私の

今遠ざかっている

友人の

『禁ちゃん』

の字は

『禁煙先生』

から
貰ったのです



と言うのを

それは
今日は

言わなかったですが



なんか
三十年ぐらいして

そういう人たちを
目にすることがあれば

学校の
あの人方も

ああ
あの時

あのじいさんが
言ってたのは
これに似てるわね

ぐらいの
ことは

あるかも
知れません



エイメン





カバトット

のように
うまってますよね

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