あっぽっぽ

子育て、みかん、島暮らし

βクリプトキサンチン

2010-11-07 22:09:44 | 柑橘の話
 ミカンをよく食べる人は手のひらが黄色くなります。これはβ(ベータ)クリプトキサンチンというカルテノイドの血中濃度が高くなり脂肪に蓄積されたからです。
 βクリプトキサンチンの血中濃度が高い人は次の健康リスクが低くなることが証明されています。
    ①飲酒者におけるγ-GTPの上昇リスク
    ②高血糖者における肝機能障害リスク
    ③脈波速度で評価した動脈硬化リスク
    ④非糖尿病者におけるインスリン抵抗性リスク
    ⑤閉経女性における骨密度低値のリスク
    ⑥喫煙者におけるメタボリックシンドロームのリスク
 この優れた機能性成分であるβクリプトキサンチンはみかん(温州みかん)に特に多く含まれています。グレープフルーツやバレンシアオレンジにはあまり含まれていません。
 手が黄色くなるくらい沢山みかんを食べて、寒い冬を元気にお過ごしください。(店長代)

酸っぱい蜜柑は甘い

2010-11-05 21:26:32 | インポート
今年の早生みかんはとっても糖度が高いようです。みかんには糖も酸も含まれていて、それらのバランスで甘く感じたり、酸っぱく感じたりします。いくら糖度が高くても酸も高ければ酸っぱく感じます。最近はより酸っぱさに敏感な方が増えているようで、甘い物の方が好まれる傾向にあります。みかんは昔から11月のはじめはいつも甘酸っぱくて、だんだんと皮の紅が濃くなるに連れて酸味が減り、それと同時に甘みが増えていきます。また、酸っぱかったみかんをしばらく置いておくと甘くなったということがよくあります。これは酸が糖に変わったからです。つまり、酸があるみかんほど後でより糖度が上がるのです。ではどうすれば手っ取り早く酸を糖に変える事ができるのでしょう?皮がちゃんとオレンジ色になっていれば、みかんに衝撃を与えたり、暖めることで酸が糖に変わります。お風呂の中でみかんを両手でコロコロと撫でてみて下さい。きっとあまーいみかんになりますよ。(店長代)