「教育業者」

2018-03-14 | 日記
 財務省理財局長だった佐川前国税庁長官の証人喚問が実現するようだが、果たして
どこまで真実をしゃべるか? おそらくほとぼりが冷めたら然るべく天下り先が用意
されるだろうから、日本国総理大臣夫婦への忖度があったなどカケラもしゃべること
はない。
 今回の騒動は、意味も分からぬおさない幼稚園児に教育勅語を唱和させたり、日本
会議という「復古日本」願望で志を同じくする一民間幼稚園の経営者と総理大臣夫婦
が意気投合し、総理夫人が新設予定だった小学校名誉校長を引き受けたことに始まる
が、こんな「教育業者」を夫婦そろって「立派な教育者」だと見誤ったのだから間抜
けなことこの上ない。


*読んでいる本
  林 望『役に立たない読書』(インターナショナル新書)
  後藤明生『挟み撃ち』(講談社文芸文庫)
  中島義道『私の嫌いな10の人びと』(新潮文庫)
  小林弘忠『逃亡 -「油山事件」戦犯告白録』(中公文庫)

♪今日聴いた曲 =CD
 ・ドヴォルザーク
   交響曲第6番ニ長調 op.60
    チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
    指揮:ヴァーツラフ・ノイマン (R:1982)
 ・チャイコフスキー
   交響曲第6番ロ短調 op.74「悲愴」
    ヴッパータール交響楽団
    指揮:上岡敏之 (R:2007)