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TS1000の到来

2016-05-28 08:32:56 | オーデオ
タイトルのままなわけですが、結局スピーカー欲にはあらがうことができず。当初のプラン通りアンプはひとまず安価なものを、ということでA-30とTS1000を決断的にお迎えすることとなったわけです(あと、スピーカーケーブルにゾノトーンの4400Sを調達)。

A-30の方はだいぶ先に到着しており、その価格ゆえか最初からツマミに傷が付いていたりスイッチの塗装が若干削れていたりというところに、少々なんだかなと思うところもあったりはしたのですが。こうして改めて深まる高級機志向の沼……

実際A-30がどうかというと、素直にプリメインとして使うよりも、DA-200をプリアンプとして挟んだ方が音がクリアになるという具合。パワー部への直入力はあれどもプリ出力はないあたり、そちらにはあまり自信がということなのだろうか……ただ、DA-200はPC接続用として、アナログRCA出力はJupity301に使いたいのでこのような構成はあまりしたくないのですが。配線や切り替えが手間なので(と言いつつ、現在はJupity301を外してPCからの再生もTS1000で行い、DA-200の入力切替のみで変更できる形にして運用してみているところ)。


TS1000については到着した際、その巨大としか言いようがない段ボール箱に狼狽し(家の中には運び込めたものの、そのままだとメインの部屋へのドアを通りそうになかった)、一時途方に暮れたものの、何とかバラして移動することに成功。



そうして設置した姿が上の写真なわけですが、何かの儀式が行われそうとか、新型魚雷だとか、ソノブイだとかまあ色々な意見がありました。現状、畳風マットの上に直置きなので、ここはボードを用意したいところです(TAOCのSCB-RS-HC45が設置場所的にもジャストサイズなので、これを検討中)。

ちなみにTS1000の内側にいる、アクティブスピーカーのJupity301も似た形をしていますが、こちらはフルレンジ一発のタイムドメイン理論による製品である野に対して、TS1000はウーファー+ツイーターの構成なので中身は異なっています。一番上の部分がツイーター、その下がウーファーで、ウーファーの音はツイーター部の下にある山のように傾斜したパーツで平面方向へ進路を曲げられる仕組み。

なおこのTS1000にはツイーター部分に取り付けるガラス製のリフレクターが付属しているのですが、これの使いどころがいまいち分からないというか……説明書にも無指向性スタイルで使用する場合は付けなくてよいとあるわけですが、これを装着するとどうにも音のまとまりが悪くなり、ツイーターからの音が浮いてしまうという。思うにリフレクターを付けない場合はツイーター、ウーファーともに360度音が広がることでうまくとれていたバランスが、ツイーターのみ前方向へ偏ることで崩れてしまうのではないだろうかと。そんなわけでリフレクターは付けずに使っております。



アルミ一体鋳造という脚部の造形には感心するところです。胴体部分の表面には漆喰が使われているため独特な質感で、至近では少々匂いがあり。内部は紙筒を使用しているとか。TS1000のようなタワー型の無指向性スピーカーだと他にDuevelのBella Lunaなどがありますが(お値段1本75万円ですが、ちょっと聴いてみたくはある)、あちらは木材のイメージが強くでており(木材調でない仕上げもありますが)デザインの方向性や素材の違いはおもしろいところです(他に特徴があるものとしては、CUE360など)。


さて肝心の音について。構成はD-06u単体でのディスク再生またはN1AとUSB接続してのCDリッピングファイル再生。最初はちょっと驚くぐらいに音が柔らかく、ボーカルなどは少々異様な感じもあったのですが、最近はだいぶ引き締まって落ち着いてきたような。それでも音は柔らかい方で、寝オーディオにも合います。ソフトな感じとはいえ、音の細かなディティールが失われるわけではなく、音量を下げても細かな部分がちゃんと分かるのは良いところ。他方、若干音にだぶつくようなところがあるのは、アンプの力不足ではないかという疑惑……

このスピーカーは無指向性ということでリスニングエリアは広く、写真中央のPCを使っているようなスピーカーの間に頭を突っ込むような姿勢、普通に少し下がって正面にとらえた姿勢、左の方でスピーカーを背にした姿勢、ごろ寝姿勢……といった具合に、それぞれで違いはあるもののどこでも違和感なく聴くことができます。こんな形状ですが低音も十分にあり、スピーカーの間のセンター空間からしっかり出ている感じ。

なお、水平方向の到達性は結構なもので、トイレや風呂場に行ってもわりと聴けてしまうという……こんな狭苦しい部屋ではなく、もう少し広い部屋に置いた方が力を発揮できるのではないかと思うところは少しあり。


とりあえずスピーカーには十分満足しているのですが、やはりどうにもアンプがなあと思うところ。このアンプ、青色のランプがフロントパネルの各所に点灯するので部屋が暗い状態だとちょっと眩しく。オーディオ機器ならば落ち着いた色や明るさにして欲しいところですが、この値段ではそこまで望めぬということか……まあ、本命のアンプへ向けた紙クズ集積にはまだまだかかるであろうし、当分は。

しかしまったく、最初はヘッドホンのみでスピーカーのことなど全く考えていなかったのに、いつの間にやらこんなことになってしまうとは。オーデオ沼は広く深い。

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