”黙殺の音”低周波音 silent killer

サイト「黙殺の音 低周波音」http://yatanokarasude.gozaru.jp/tei/tei.htm

超低周波問題は”超黙殺”

2024-01-08 12:58:40 | 超低周波音

 低周波音は「黙殺の音」である、とこれまでもクドクドと述べてきたはずだが、超低周波音は文字通り「超」と付くだけに、単なる”黙殺”ではなく”超黙殺”と言えまいか。
もちろん超低周波音は周波数的に人間には聞こえない音である、故に超低周波”音”という言い方は正しくなく、単に超低周波空気振動と言うべきだろう。

 これまでの話しでは低周波騒音の可能性を秘めながら騒音被害を自治体窓口に訴えた場合、

①まずは騒音被害として採り上げてくれるかどうかが問題なのだが、採り上げてくれたとして、仮に測定して、大抵は普通騒音計で計ってみれば、「問題無い」と言う騒音レベルになり、受忍限度内、即ち、問題なしとなってしまう。


②「ヒョッとして、低周波騒音被害ではないか」と訴えたとしても、多くの行政では「そんなモノは知らない」という事が多かろう。行政が運良く低周波音被害なる言葉を知っていたとしても、「ウチには低周波音騒音用の計器がないので計れない」とくる。


③しつこく粘ると、よそから借りて計ってくれることもあるが、その場合も99%以上「参照値」に照らして「問題無い」となる。


④ごく希に「参照値」を超える場合があるが、この状況は現実的には超異常な状態のはずだが、その時は対応せずに黙殺放置する。


ここから先が「超黙殺」となるのだが、
⑤極めて希に最早この世のモノとも思えない、仮に参照値の最高値である92dBを超える場合があるかもしれないが、
その場合は

原告全員が等しく精神的苦痛を受けているとは認められない」として低周波音被害を認めない。


これが

沖縄「普天間爆音訴訟判決」だ。

https://www.hm3.aitai.ne.jp/~hato/sikou/sikou27_080629_futenma-hanketu.htm

 


 そして、今回、風車騒音問題は最早数値や理論の問題ではなく、やはり行政的に超法規的な問題であることが解った。元々、無法野放しの超・低周波音問題であるから、法を超えているのは当然と言えば当然のことであろうが、それにしてもある風車被害者が辿った経緯は無茶苦茶な話しである。

http://www.hm3.aitai.ne.jp/~hato/kiso_yuchaku.htm

 

 


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4 Comments

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日常的 (まあ)
2008-09-16 15:11:18
ここ1年近く低周波と思われる音に悩んでいます。
夜間・昼問わず何かしらの低音が鳴り続け、数ヶ月前に役所に相談したところ、思ったよりも迅速に自宅に来てくれました。
そこで「思ったより思いやりもあるし、うまくいくのでは…」と、期待したのですが、
結果はここで書かれている通り「測定器はありません」「県に聞いてもありません」と、カタログまで持ってきて見せてくれました「これね、70万もするんですよ。小さな市で買えるシロモノじゃないんです」

2人組みで自宅に来てくれたのですが、一人は「聞えません」もう一人は「ちょっと聞えます。外で探してみましょう」
そして近所の電柱に行き「これ、じーーって鳴ってますよね?これじゃないですか?」もう一人も「本当だ。これから聞えますよ」
もちろん、ジーっという音は低周波そのものではなく、電柱に付いた街灯が共鳴したもので、トランスはもうひとつ家の前にもあるので2つ共移動してもらいたい、と説明しました。

かくして訴え通り、電柱のトランスを移動する という連絡が来ました。
彼らに音源が解らなくても移動さえしてもらえれば…と、喜び勇んで帰ってみれば、街灯の上のひとつのみ移動。家のまん前のトランスはやはり手付かずのまま。

実は、市役所の人が来た時、家から離れた所に一度車を止めて周囲を歩いているのを見ています。
初めから音源と思しきものを決めていたのかと勘ぐってしまいます。

これ以外にもエコキュートらしい音が一日中する
と、訴えたのですが「音源がわからないと何もできない」との返事。

再び電話をかけてみると
「まだ聞えますか…」と、明らかに変わった者を扱うような不快な声。

行政でも末端の人間にはそれほどの策略はなく、単に「わけのわからない苦情だから偏狭になる前に対処してしまおう」と思ったのかもしれません。

いずれにしても、低周波での被害が存在することを、もっと一般的に知ってもらえたら と、思います。
花粉症並みに「わからないけど同情するわ」とでもいいから思ってもらえれば…と思うのです。
しかし、こういった対応や、あからさまな偏見の視線を感じると 気力も無くなってしまいがちです。

行政側への相談や働きかけは無駄なのでしょうか。
やはり、個人的に音源の当人と交渉して、自分の周囲だけはとりあえず守るしかないのでしょうか。

このサイトのおかげで様々なことを知ることができました。感謝しております。

いずれ、もっと大きな声・力となって周知され、改善されていくことを切に望みます。微力ながら、私もできることは やって行きたいと思います。


まあ さんへ (管理人)
2008-09-16 16:13:11
ブログ拝見しました。
今回の経緯は、絵に描いたようなお話で、ご苦労お察しします。
私のサイトが少しでも役に立ち低周波音問題に対する理解者が増えたことは
嬉しくもあり悲しいことでもあります。
何ら実際的な解決に繋がらなくて残念です。

行政が「音源がわからないと何もできない」
と言うのは確かに単なる言い逃れではなく、ある意味本当です。
ただしかし、県にも低周波音測定器がないというのはまず間違いなく嘘です。
市が県に頼むのが嫌なだけです。

本来なら音源を探すのも行政の仕事とは思っているのですが、
静かな地域ならいざ知らず色々な音が入り交じる地域では
低周波音の音源を探すのは非常に困難です。

音源が特定でき、それが事業者なら行政を間に挟んで交渉することもできるのですが、
コメントにも有りましたがエコキュートの可能性が大です。
個人相手ですと詰まるところは感情的になり中々難しいでしょう。
現実的には可能な限り「自分の周囲だけはとりあえず守る」のが適策かと思います。

実際に何らかの音がしているのなら、とりあえずもう一つのトランスも移動してもらいましょう。
それだけで「こいつは音にウザイヤツだ」と近隣に知らせる効果もあります。

絶対音感の持ち主とか。
私のサイトにも絶対音感の事がかなり想像的に記してありますので
よろしければご意見下さい。
公開できないようなことは公開しない設定になっていますので
その旨お知らせ下さい。
ありがとうございます。 (まあ)
2008-09-20 15:06:52
ありがとうございます。
低周波測定器の件ですが、市役所に電話している最中に「ちょっと待ってくださいね」と1分程待たされて
「すみません、県でも持ってないそうです~」と言われました。嘘だとするとあまりに稚拙な策ですね。

この地域は比較的静かな住宅地で、周囲に大きな店舗や工場もありませんし、車の通りも稀です。
ですから測定等は容易かと思われますが、
測る側の思惑で静音の時間をとられて「静かで問題ない」とされる恐れもある という例を聞きました。
そもそも測定しても基準には満たないことがほとんどでしょうが…

アドバイスをありがとうございます。
トランス移動の依頼も様々な件で疲弊して躊躇していたのですが
勇気を持ってもう一度頼んでみようと思います。

もう、どうせ「変な人」なんですから(笑)
近所や役所に何と思われようと、自分の環境を整えて行かなくては…普通に暮らすことを目指しているだけなんですからね。

管理人さんのサイトを見つけた時、本当に救われた気持ちになりました。
面倒な問題ではありますが、自分の置かれた状況が解るということは確実な一歩であり、他人に理解してもらうためにも大事です。
本当に感謝しております。
認識と”布教” (管理人)
2008-09-25 10:37:36
>1分程待たされて
それまでに前例が有るなら隣の同僚に聞くこともできましょうが、
新規に1分で県に連絡などできるはずもないことです。

>測る側の思惑で静音の時間をとられて「静かで問題ない」とされる恐れもある という例を聞きました。
>そもそも測定しても基準には満たないことがほとんどでしょうが…
そうです。

>もう、どうせ「変な人」なんですから
この居直りから全てが始まります。

>自分の置かれた状況が解るということは確実な一歩であり、他人に理解してもらうためにも大事です。
低周波音被害者でない輩の中には低周波音問題は宗教じみている等と言う輩もいますが、
それでも結構。
まずは「認識」と「布教(?)」により被害の事実をまずは一般常識としたいものです。

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