001:初
母の夢叶えて結いし初島田ただ恥ずかしき十八の春
002:幸
幸せを願い娘の名に幸つける老いて今問う幸とは何ぞ
003:細
針程の細き枝にも積もりゆく静けき雪に忍の字覚ゆ
004:まさか
小泉さん言いし事有り人生はまさかのあるとわれ臥す人に
005:姿
ちらと見し吾がはだか身の崩れしに姿見を返す老いの悲しさ
006:困
見舞うとを断りいれば沙汰もなく友等来れリ嬉し困惑
007:耕
狭庭の角の少しを耕して香草植えて楽しみし過去
008:下手
下手だけど日々書き綴る吾の歌は詞の楽しみと今の生き甲斐
009:寒
寒中の見舞い今年は手書きなり悲し喪中の多きにこたえ
010:駆
人生の持ちし夢をば奪われて闇の年月今駆けぬけぬ
011:ゲーム
円高でパソコンゲーム買い込んで辞書首っ引きゲームの日々なり
012:堅
握手する皆の手堅く羨やましわれはマシュマロ怠慢ならず
013:故
何故に苛酷なさだめ持て余し流れのままに乗りし笹舟
014:残
わが残生いくばくありや老いたれば孫娘の顔を丁寧にみる
015:とりあえず
求めいし本三册が届きたりとりあえず讀む薄き本から
016:絹
絹ざやのすじを取りつつテレビ見るあの頃の吾の嬉し息抜き
017:失
初恋は淡雪の如く消えてゆき失恋の思いわれは覚えず
018:準備
旅立ちの準備している訳じゃない親しむ捨てしは心底にありか
019:層
上高地見上ぐる層巓心魅す北アルプスの槍.穂高岳
020:幻
一片の雲七色に輝きて幻想的な自然の美見し
021:洗
洗礼を終わりて大き鐘が鳴る8月6日原爆受難日
022:でたらめ
娘等二人昔語りしでたらめの童話ききおり今も忘れず
023:蜂
湯浴びしてメインのお膳漆蓋開けてのけぞる蜂の子のあり
024:謝
両親がわたしに呉れし愛情に感謝の言葉結婚式だけ
025:ミステリー
手品にはたね或る事と聞きおれど手際のよきかミステリー感が
026:震
吾が家の周り次々建て替えて臥すわれは日々地震災害
027:水
香水の香おりにこだわり吾が纏う形なき衣マダムロシャスを
028:説
高僧の説法聞きて思う事神も仏も教義は同じ
029:公式
先生の訛つよくて忘れ得ぬしゃん(三)角形の合同公式
母の夢叶えて結いし初島田ただ恥ずかしき十八の春
002:幸
幸せを願い娘の名に幸つける老いて今問う幸とは何ぞ
003:細
針程の細き枝にも積もりゆく静けき雪に忍の字覚ゆ
004:まさか
小泉さん言いし事有り人生はまさかのあるとわれ臥す人に
005:姿
ちらと見し吾がはだか身の崩れしに姿見を返す老いの悲しさ
006:困
見舞うとを断りいれば沙汰もなく友等来れリ嬉し困惑
007:耕
狭庭の角の少しを耕して香草植えて楽しみし過去
008:下手
下手だけど日々書き綴る吾の歌は詞の楽しみと今の生き甲斐
009:寒
寒中の見舞い今年は手書きなり悲し喪中の多きにこたえ
010:駆
人生の持ちし夢をば奪われて闇の年月今駆けぬけぬ
011:ゲーム
円高でパソコンゲーム買い込んで辞書首っ引きゲームの日々なり
012:堅
握手する皆の手堅く羨やましわれはマシュマロ怠慢ならず
013:故
何故に苛酷なさだめ持て余し流れのままに乗りし笹舟
014:残
わが残生いくばくありや老いたれば孫娘の顔を丁寧にみる
015:とりあえず
求めいし本三册が届きたりとりあえず讀む薄き本から
016:絹
絹ざやのすじを取りつつテレビ見るあの頃の吾の嬉し息抜き
017:失
初恋は淡雪の如く消えてゆき失恋の思いわれは覚えず
018:準備
旅立ちの準備している訳じゃない親しむ捨てしは心底にありか
019:層
上高地見上ぐる層巓心魅す北アルプスの槍.穂高岳
020:幻
一片の雲七色に輝きて幻想的な自然の美見し
021:洗
洗礼を終わりて大き鐘が鳴る8月6日原爆受難日
022:でたらめ
娘等二人昔語りしでたらめの童話ききおり今も忘れず
023:蜂
湯浴びしてメインのお膳漆蓋開けてのけぞる蜂の子のあり
024:謝
両親がわたしに呉れし愛情に感謝の言葉結婚式だけ
025:ミステリー
手品にはたね或る事と聞きおれど手際のよきかミステリー感が
026:震
吾が家の周り次々建て替えて臥すわれは日々地震災害
027:水
香水の香おりにこだわり吾が纏う形なき衣マダムロシャスを
028:説
高僧の説法聞きて思う事神も仏も教義は同じ
029:公式
先生の訛つよくて忘れ得ぬしゃん(三)角形の合同公式