思い出ずるままに

題詠短歌 / 脊髄損傷による闘病生活を送りながら

希望

2019-11-02 21:30:30 | Weblog
老いたればオリンピックの夢楽し日がな一日年数え居り

楽しみしています

手放したくない幸せ

2019-10-19 20:53:09 | Weblog
終戦で再び得たる喜びを味わい深く楽しく生きる

戦争は二度とすまじ

薬飲む度に

2019-09-28 21:21:40 | Weblog
あまりにも飲む薬多く辛い日々せめて美味しい味を欲しなむ

2019-08-24 21:50:27 | Weblog
しらじらと明け始む空に甲高き鳥鳴き居れば秋の近きか

春の日差し

2019-02-23 21:54:12 | Weblog
梅一輪お供に連れて春の風窓ノックする出ておいでよと


お正月の雑煮

2019-01-26 21:03:42 | Weblog
老いの身を案じてくれるかお正月夢見る雑煮また遠ざかる
今年またベッドで迎う正月は己が身は己が守るの諭うならば

お正月と言えば、お餅が入ったお雑煮が楽しみでしたが、
今年も「喉につかえるから」と止められました。残念。

卆寿

2018-11-17 21:44:32 | Weblog
平成の終わりの年に卆寿という誕生迎え老い深まるか

年老いて治せぬ病の重なりて下駄を履く迄まろびつ行くか

耐ゆることあまりに多く歩を止める見返る道に明り少なし

老ふる事楽しからぬが子ら集い笑顔の会話寿命また伸ぶ


蜜柑

2018-10-07 19:52:22 | Weblog
寝たきりになりて知りたる我家の蜜柑の花が実を結ぶまで

阿修羅の目覚め   一瞬の幸せ

2018-03-26 19:38:28 | Weblog
   目ざめれば阿修羅の如き吾が体制左右の手にて天空を舞う


   此の姿阿修羅に例えん天空の自由求めて鷲掴みおり


   束縛も抵抗もなし足みれば左右足蹴り此れまた自由


   自由をば久々に得た目覚めかな手足自由で天地に遊ぶ


神様有り難う御座います。(一瞬の幸せ)ほんの一時かもしれませんが痛みもなく尿意もなく
喉の炎症も痒みの描き狂ほしさももなくしずかな寝覚めの朝を迎えたのは久しぶりです。
夢の中はときはなされた犬の様に芝生の上を自由に駆け巡り寝転んで大の字になり、酸素の
管もなく深呼吸をして居りました。当たり前な事ですが、とても幸せな時間でした。此の
幸せは?と手先、足先を動かしてみる、痛く無い。じっとしていたい、仕方なく目覚める。又
手袋をはめる。あたり前とは言え過酷な一日が。今は痛いです。でも昨夜は少しでも
苦から逃れたいと打てる手は辛いけれどうちました。頭にリンデロンを擦り込み、色々と
その効果が出てこんな幸せを、ぐっすり眠れました。時間はかかりますが。今夜も頑張ります。





   

春の訪れ

2018-03-15 19:43:34 | Weblog
   久々に四温の温の巡りきて桜の蕾ふくらみ初むる


   青き空白き雲あり止まれば画面の如し吾は楽しむ


本当に今日は暖かでした。三寒四温の温の日は何時でしょうかと待ちわびました。少し
人間らしく春の訪れを楽しみました。此の儘桜の春がと思いますが、この願いは少し
無理ですね。それに静かに眺めておりました青空に浮雲が珍しく止まった侭で全く動かず
絵画の様に思えて暫く楽しんで眺めておりました。少し雲が動きましたので鑑賞やめました。