猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2017/05/04 白駒の森

2017-05-08 07:22:33 | 旅行

GW後半にまとまった休みをもらいました。
こんなことは社会人になって初めてかも?
と思っていたら、先輩がSNSで「社会人になって20年目にして、初めてカレンダー通りのGWをとった」と書いていた。。。
この職業は、、、なんというか、、、先が思いやられますな。

相変わらず星撮り場所に悩んでいます。

この4年間ほどで、僕が満足できた星空は、尾瀬の北側の標高1500m地点くらいです(でも、そこは有料駐車場の料金支払機の明かりが酷い)。
でも、そこまで行くのに片道5〜6時間かかります。
気軽に行ける場所ではありません。
せめて片道3時間程度で到達できる場所にいい場所はないか。

この狭い日本、どこもかしこも街だらけ。
街明かりから逃れられる場所がありません。
街明かりの影響はあるものと考えるしかない。

標高で絞ろう。
標高2,000m以上で、自動車で行ける場所。

山梨県 大弛峠(標高2,360m)・・・・・良さげだが、週末は混むらしい。また、片道4時間みておいた方が良さそう。地形的に風が問題になるかも。
群馬県 国道292号の日本国道最高地点(標高2,172m) ・・・・・ネットで出てくる星景写真を見ると、街明かりの影響が大きすぎ。
長野県 池の原湿原有料駐車場(標高2,058m) ・・・・・・駐車場が日中しか開いていない。夜間に空が開けていて、天体望遠鏡一式を広げられる適地がなさそう
長野県 大河原峠 (標高2,079m)・・・・・・google mapのストリートビューで街が遠望でき、街明かりの影響が大きそう。
長野県 麦草峠 (標高2,120m)・・・・・明らかな街明かりの影響を示すものなし。公衆トイレの電灯がどうなるかが勝敗の分かれ目になりそう。

GWであり、家族持ちとしては、家族サービスを無視できない。
無視すると、のちのち厄介だから。
近くに宿のある場所で、予約が取れる場所。

麦草峠に決定しました。
GWまで1週間を切ってから宿が取れたのは麦草ヒュッテのみ。

山小屋なので、快適とはいいかねるはず。
充電ができない可能性が高く、風呂は石鹸・シャンプー禁止の可能性もある。
携帯電波が届かないだろうから、情報収集には支障があるはず。
周辺には、登山道としては軽めのハイキング気分でいけそうな山道が多数。
ハイキングのアクセントとなりそうな池もある。

麦草ヒュッテ。
国道299号は4/20に冬季閉鎖が解除されたばかりらしい。
ヒュッテに問い合わせると、タイヤチェーンは必要ないとのこと。


麦草ヒュッテ、個室利用だと一人一泊2食付きで9000円。
山小屋としてはかなり良心的。
雑魚寝部屋だと一人一泊二食付きで8000円。
お風呂、女性が15:30〜17:00、男性17:00〜19:00。
備え付けの石鹸だけは使える。
トイレですが、用を足したあとは、ボトルに入った不凍液を自分で流すシステム。
慣れが必要ですが、慣れれば、僕は気になりませんでした。
NTTの電波受信器がヒュッテ内にありましたが、運が良ければ、メールと通話ができるだけで、ネットで天気図を表示させることができませんでした。
平均的なホームページは表示不可と思っておいた方がいいです。
国道299沿いということもあり、電気は届いていました。
なので、携帯の充電くらいはできます。
チェックアウトはAM9時。


5/3到着。
周りはまだしっかりと雪が残っていました。


5/4、まずは散歩。
子ども、大喜び。


苔が見事。
夏に来ると苔が楽しめそう。






黒曜の森で見かけた苔。
黒曜の森の代表的な苔はフウリンゴケらしいが、それかわかりません。
苔を勉強しに、夏にまた来るか?




白駒の池
まさかの。。。凍ってました。


白駒荘。


白駒の池を一周して帰りました。
完全なる雪道でした。

夜になりました。
僕一人、ヒュッテを抜けて、天体観測。
ヒュッテ近くの無料駐車場は、車中泊の人たちでいっぱい。
しかも、誰かが公衆トイレを使用するたびに、その明かりがすごい。
GWだし、公衆の場なので、こればっかりは泣いて受け入れるしかない。

気温は幸いにして、氷点下5度未満。
しかし、今回、初動が遅れたため、BLANCA 130EDT用のレンズヒーターが間に合いませんでした。
おそらく、途中でレンズが曇るでしょう。

この夜は、月の入りがAM1時過ぎ、天文薄明が3時過ぎ。
つまり、天体撮影に適した時間はわずか2時間。
GPVとやまやまGPVで見ると、気持ちよくは晴れてくれない予報。

いろいろ思うようにいかないことがわかっていた夜でしたが、今回のミッションは、
(1) ステラショットシステムをルーフテント内で起動すること
(2) BLANCA 130EDTのフラットナーの当たりをつけること。
これが最低限の目標なので、ミッション遂行は可能でしょう。

フラットナーですが、アタリをつけました。
が、大した効果、ないなぁ。
次回の機会では、フラットナー無しでやってみようか?と思わせてくれる程度の効果でした。

ステラショットですが、セットアップを終えて、パソコンを担いでルーフテントへ移動する過程で、USBの接触が悪くなり、通信エラーを起こすことが判明。
何度試してもそうなので、最終的には、ルーフテントの中で、USBケーブルと接続してから、ステラショットを立ち上げるようにしました。
が、次の機会では、USBケーブルをUSBポートに養生テープでガチガチに固定してやってみようかな?

なんにせよ、最低限のミッションは遂行しました。

あとは、どれだけ撮影できるか。

なぜか球状星団が気になったので、M13から。


続いてM5。
なぜか星の一部が緑色に写っている。
レンズが曇ったせい?


M57、リング星雲


M101回転花火銀河。
オートガイドがうまく行きませんでした。
180秒ですら安定せず。
回転花火銀河は、 僕の装備(BLANCA 130EDT+EOS 60Da)だと、300秒は欲しい。
やはりガイド鏡の焦点距離200mmでは厳しいのだろうか?
それとも、中古で、しかも分解整備を全くしていない8年目のEQ6だから?
一応、オフアキ導入を考えてます。


なんとなく子持ち銀河。


この晩の成果はこんなところです。
案の定、気づくとレンズは曇ってました。
次回は、レンズヒーターとフードを併用したいところです。

天の川が見事でした。
これほど見事な天の川は、僕がかつて見た中で、最高レベルです。

高速道路が空いていれば、ここまで3時間半といったところでしょうか。
299の冬季閉鎖は11月でしょうか。
また、必ずここを訪れることでしょう。
コメント
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