連鎖する繋ぎ手

ロボロワやらきロワ、kskロワといったパロロワでちょくちょく書いてる書き手です。

白玉楼

2009-01-30 22:14:37 | 自分ロワ
パロロワにおける死者スレ的な場所ですっ
ネタは随時お待ちしてまーっすw

※死者スレとは?
バトルロワイアル内で死亡したキャラ達が不思議パワーで集められる不思議空間である。
現世で起きたことは水に流して生きてる仲間を応援したり賭けてみたり呪いを送ってみたり、好き勝手している。
もちろん本編とはまったく無関係なのであしからず。


文文。

文文。

2009-01-30 22:11:19 | 自分ロワ
ネコミミ氏作ー!
ありがとなのですー!


射命丸「あやや……まさか一番最初に脱落してしまうとは。幻想郷最速も楽ではないですね」
清隆「待て、最初に脱落したのは私だぞ」

射命丸「ああ、そうでした。チート過ぎる能力に目を付けられてセリフもなしに紫さんに殺されてしまったあなたがいたんでしたね。これは失礼、あやや」
清隆「うざい……。まぁ、こんな形で死を迎えるとは思っても見なかったのは事実だ」
射命丸「チートで言えば八雲紫も負けてませんからね。お互い運が悪かったとしか」

亮子「私もいきなり撃ち殺されるなんてね……。くそ、ラザフォードの奴はやまったことして……」
射命丸「とりあえずは三人……のようですね。ふむ、することもないですし新聞でも作りましょうか」
亮子「新聞?」
射命丸「ふふ、天狗の作る新聞は面白いと幻想郷でも評判なんですよ。幸い時間と素材はたっぷりあります。それでは……」

    _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
   > ゆ っ く り し て い っ て ね ! !  <
    ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
           ,、
           /ハ\
          _/-─-i‐ヘ- ..,,_
      ,..::'"´:└──'─'::::::::::::`'::.、
      /:::::::/::::::::!::::::::::::';::::::::::::`ヽ;:::::ヽ.
    /:::::::::::;'::::/::ハ:::::::::!:::!:::::::::::i:::::::';::::::::',
    !::::::::::::|:::/メ!_|::::::/!/|-‐ァ:;ハ:::::::ト、::;;_!_
    !::::::::::;ハ:7´i'ハ|/ ァテァく!::!::::::/:::::::::| `ヽ
    八:::::/|::::i` ,!_リ    |  ハ〉|:/:::::::::::::! くソ
    ! ヽ;ハ|::7"   '    `ー'/:::!::::::::/:::::;ハ
   ム   /;:>、,  `こフ ";'::::/-‐-'、/
     _ノ´:::::_ノ`>ァ-r、イ|::/

ぐるぐるー

2009-01-27 21:09:22 | Weblog
気をつけろ
虚弱体質は忘れたころに現れる

というわけで胃がしばらくぶりに荒れとります……
目覚めた瞬間から寝付くまで吐き気が……うきゅう
何がつらいって、風邪とかと違って寝たきりだと余計に気分が悪くなるところですなー
ちょっと調べたところによると、動いてないと胃の活動って弱まる一方だそうで……
とはいえ吐き気がする状態で出歩くのもつらいのです、てか会社じゃPCと睨めっこだから結局動かないし!
うきゅー、経験上一週間前後はこの状態が続くのだよにゃー……ぐるぐる……

14話ー

2009-01-25 22:31:04 | パロロワ
ネコミミ氏ありがとですー!

タイトル「アリスは一人で本を読んでいた」
今回麻雀に目覚めかけているアリス。
このまま闘牌伝説アリスがはじまr

内容
うーん、困惑するエリオが素晴らしいw
これはなのはの時も言ったかもだけど、年齢を考えると修羅場をくぐってるとはいえ、かなりつらいでしょうしね
そしてヴィータははやて以外は目に入らず……どこまでも突っ走れーw
アリスは実にアリスらしいですなー
一応エリオの事を構ってはくれる辺りが何ともw
そして少女麻雀勉強中......
雀士アリスの誕生か……!?

アリスは一人で本を読んでいた

2009-01-25 01:20:45 | 自分ロワ
この作品はネコミミ氏に頂きました!
ありがとうございますー!




頭をなくした人間が血を噴き出している。びゅうびゅう。びゅうびゅうと。
噴水のように飛び出した血液はびちゃびちゃと気持ちの悪い音を立てて落下しあっという間に水溜りのようになった。
中心にいる人間はとうに真っ赤に染まりきり、だらんと力の抜けた体に纏われた服は血を吸いぴとりと肌に張り付いていた。
まるでこれはたちの悪いアトラクションのようだとエリオは思った。

こう、池の真ん中で定期的に水を出す噴水に良く置かれているオブジェを人間の形にすると丁度こんな感じだろう。
悪趣味なスプラッターハウスなどを探してみれば実際にあるかも知れない。
大丈夫、自分は冷静だとエリオは思った。明らかな異常事態を前にしてもきちんと対処できている。
怯えることも慌てるになることもなく、グロテスクな断面を晒す人間の死体を観察できている。
本当の混乱は人間から思考さえも奪うということに気付くにはもう少し時間が必要だった。

「うっ……」

フラッシュバックした映像にエリオの胃が軋んだ。歩くのを止めて口を押さえる。
既に、一度吐いていた。
理解が追いつくと同時にやってきた吐き気は容赦なく胃の中身を搾り取っていったが、出すものを出し尽くしても一向に収まる気配がない。
いつの間にか持たされていた鞄から水を取り出して口をゆすぐ。無機質にそびえる無人のビル郡の間に吐き出すと自分がとてもちっぽけに感じられた。
寒い。嘔吐は人間から体温を奪う。

大きな道路に出たところで限界がきた。ガタガタ震える体を抱きかかえるようにして座り込む。
頭の中がまとまる気配はなかった。ぐるぐると意味のない単語が駆け回る感覚は不快だったが制御することができない。
少しでも気を紛らわせよう、そう思って名簿とやらを確認する。余計に混乱が深まった。
見知ったいくつかの名前と、初めて見るたくさんの名前。機動六課の主だった名前は多少の安心感を与えてくれたが明確な指針を教えてはくれない。
仲間を探すべきではあるのだろう。特にキャロは心配だ。
だが左右にだだっ広く伸びる道路は夜の闇に隠されてどこまでも続くようで、とりあえずの目印となるようなものも見えない。
あてとするものは何もなく、がむしゃらに動き回るには少し疲れすぎていた。

赤茶色の髪をかき上げて頭を抱える。額を押さえたままで空を仰ぐと真っ黒な空にぽかんと月が浮かんでいた。
しばらくその姿勢のまま時を過ごし――遠くから近づいてくる荒っぽい足音にびくりと体を震わせた。
怯えきった自分を再確認し、さすがに情けなさを覚えながら雑居ビルと背の低いアパートに挟まれた路地に身を隠す。
速まる動悸を抑えながらやり過ごすべきかを考え、足音の主の姿が見えた瞬間その迷いは安堵へと変わった。

「ヴィータ副隊長!」

路地から飛び出すのと同時に発せられた声が自分でも驚く程大きかったのは、それだけ安心が強かったということだろう。
身を隠したエリオの前を通り過ぎようとしたのは、肉体的にはまだ成長途中のエリオよりさらに背の低い少女だった。
明らかに子供の外見だがエリオはそれが見た目だけのものだと知っている。そして同じ部隊で戦う仲間であり上官でもあるその少女がどれだけ強く、頼りになるのかも。

一気に光明が見えたような気がして、駆け寄る。驚いたのは向こうも同じだったのかびくっと足を止めこちらに振り向いた。
エリオよりも更に色の鮮やかなに揺れる赤毛と深い青色の瞳。服こそ管理局の制服でない私服姿だがエリオの知るヴィータの何ら変わることのない気の強い表情がそこにあった。
これで今後のことを相談できる、安堵のため息と共にエリオがそう思ったときヴィータの形の良い唇がゆっくりと動いた。

「あぁ?……誰だお前」





アリスとしてはエリオと名乗った少年の話への興味よりも話しができるくらいには落ち着いたことへの安堵の方が強かった。
倒れてきた本棚を戻し散らばった本をどうにか目障りにならない程度に片付けて、やっと人心地ついた矢先に軒先にぶっ倒れられていたのだから堪らない。
この世の終わりのように真っ青な顔をして動かないのを放置するのも気持ち悪いかったので、面倒ではあったが一応の介抱を施していた。

「知り合いが自分のことを忘れていた、ねぇ……」

聞いたことのあるようなないような、そんな話だ。正直なところ余り感想もなかった。
というか今会ったばかり、それもかなり冷静さを欠いた子供が気を紛らわすためにぶつぶつと喋っていた話をどこまで真に受ければいいのか。
少年が機動六課なる組織に身を置いているらしいということは分かったが、それ以上の事情を知らないのでは助言のしようもない。
 
「はい……何がどうなっているのか」

紅茶の入ったカップを両手で持ちながらエリオは言った。うなだれている。
ヴィータなる少女エリオと知っている知らないの問答を繰り返したあと、突き飛ばすような形で去っていったらしい。どちらに向かったかまでは分からない。

「まぁスキマ妖怪のすることを一々気にしても仕方ない」

同じく熱い紅茶を飲みながらアリスは手にしていた本のページをめくる。いつも持っていた本がなくなると落ち着かない。
少年にはどうやら害意がないことが分かったので出て行くなりなんなり好きにしてくれて良いのだが、紅茶を淹れる道具の使い方を教えて貰った手前そう邪険にはできない。
少年の方もまだ動く元気はないようなので結果、雑談ということになる。

「スキマ妖怪……ってあの女の人のことですか?アリスさん、知り合いなんですか?」
「八雲紫は境界に住む妖怪。知り合いというほどの何かをした覚えはないわ」
「こんなことをする目的……などは?」
「考えるだけ無駄ね。本人に聞くのが一番早い」

はぁ、と困ったような返事が返ってきた。あまり満足のいく答えではなかったらしい。
それきり会話が止まった。エリオは何も言わずカップを見つめている。別に何が見える訳でもない。
時計の秒針が刻むカチコチという音に、時折りアリスの細い指がページをめくる音が重なり静かに時間が進んでいく。
次に口を開いたのもやはりエリオだった。時間つぶしに人形でも作ろうかと考えていたアリスが先に話すはずもない。

「アリスさんは……何か行動しようとは思わないんですか?」

声に幾分か力が戻っている。多少回復したらしい。

「元凶は分かっているし特に気になることもないからね。あとは専門家が何とかするのを待つわ」
「えっと、そういうことじゃなくて……霊夢さんと魔理沙さんでしたっけ、お二人と協力して、とか」

変に情報が拗れるのは嫌だったので幻想郷についてもざっと伝えていた。別の世界、程度の理解は得られたようなのでまぁ問題ないだろう。

「異変の解決は博霊の巫女の領分。魔理沙は勝手に首を突っ込んでいるだけだけれど、それでも異変解決は人間の仕事よ」
「人間の仕事……」
「そう。我々妖怪はいつだって最後は人間に退治される。吸血鬼達がどうするかまでは知らないけどね」

また会話が途切れ、再びの静寂。それを破ったのは今度はアリスの方だった。

「あなたも人間だったわね。やりたいことがあるなら行動したら?悩んでる間にお爺さんになるわ」

カップの紅茶が無くなってしまったので淹れなおすために立ち上がった。
二人分のカップを両手に持ち、四角い卓が置かれた部屋に戻る。するとさっきまで座っていた安物のソファーからエリオが居なくなっていた。

「ありがとうございましたアリスさん。僕、もう行くことにします」

別に姿が見えなくなった訳ではない。狭い玄関口に出発準備を整えたエリオが居た。
随分と表情がすっきりしている所を見るとアリスとの雑談もそれ程無意味ではなかったらしい。

「行ってらっしゃい。私は当分ここを動くつもりはないから私の人形か魔道書を見つけたら持ってきてもらえるかしら」
「はい。それと、霊夢さんや魔理沙さんに会ったらよろしく伝えておきます」
「それは別にいいけど……。ま、異変を解決しようとする人間が増えることは悪いことじゃないわ」

エリオはアリスの淹れ直した紅茶を丁寧に断ると足早に去っていった。とりあえずは、ヴィータという知り合いにもう一度会ってみるという。
それなりに本心から無事を祈る旨の言葉を伝え、来たときより幾分かしゃんとしたその背中を見送った。
そうして、アリスはまた一人になった。
備え付けられた粗末な椅子に座り、ゆっくりと卓にカップを置く。

「萬、筒、索、風、三元……136の牌の組み合わせ……」

アリスがずっと読んでいたのは「麻雀」なるゲームの指南書を読んでいた。どうやらこの建物はこのゲームのための遊び場らしい。

「運気の流れが牌を引きよせ、集まった札が形を成す」

倒れた本棚の中からたまたま拾い上げた一冊だが、幻想郷では見ない遊びには純粋に興味を引かれる。

「組み合わせは無数……但し役に立つのはほんの少数。強力なものとなればもっと少ない」

確実に勝つためにはどうするか。

「さて……面白そうね」

本棚には他にも食べ物の名前が書かれた本などがあったが、仮面を付けた英国紳士が「いやなやつはここからでていけ」等と言う良く分からない内容だったため読まなかった。

七色の魔女が支配する雀荘で静かに時が過ぎる。
時計の秒針が刻むカチコチという音と時折り細い指がページをめくる音、それを邪魔しようとする者はもう存在しなかった。
アリス・マーガトロイドは動かない。
気の赴くままに、出会ったばかりのゲームの規則を学んでいく。
どこかで、にゃーんと猫の鳴く声が聞こえた。

「……うるさいわね」

僅かに眉をひそめて、アリスは呟いた。


【G-1 雀荘/一日目・黎明】
【アリス=マーガトロイド@東方】
【状態】健康、頭部に手当ての痕
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考・状況】
1:霊夢と魔理沙が異変を解決するまで隠れている
2:上海は大丈夫かしら……
※機動六課についてある程度の情報を得ました


【G-1 雀荘/一日目・黎明】
【エリオ=モンディアル@魔法少女リリカルなのはStS】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考・状況】
1:異変解決のために動く
2:ヴィータを探す
※幻想郷についてある程度の情報を得ました。


【F-2 雀荘/一日目・黎明】
【ヴィータ@魔法少女リリカルなのはA's】
【装備】:無し
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3
【状態】:健康
【思考・行動】
1:はやてを守る!
2:なんだったんだあいつは……?

熱血魔法少女

2009-01-19 21:26:18 | パロロワ
らきロワ二作目投下ーっ
熱血王子の頭部がなのはであるということを思い出してから何とか書きたいと思ってたものですw
自分としては結構気合入れたかもー、執筆意欲が珍しく最高潮に達していた。
またフェイトを虐めるんだろー、と言いがかりをつけてくる方々もいましたが、見てわかる通り、いっさいそんなことは……あれ?
いや、ねぇ、だってらきロワ的に熱血王子はあの場面から出すのが自然と言えるし……なのはの顔で、ひたすら謝り続ける人がいたらほっとかないだろうし
かといって、繋ぎ氏の追撃から逃れたりしている熱血王子をデバイス抜きで制することもできず……
ま、まあ、自然な流れに持っていった結果、ということです!
熱血王子のような狂気を書くのは初めてなのだけれど(ロボのスバルは「壊した」時点で心理描写やめたし)思いのほか筆が乗りましたな。
前作より上手く書けた、と思っていたのだけれど……うむむ、感想はやはり投下タイミングにもよるか……

おはラッキー☆

2009-01-17 12:35:51 | パロロワ
らきロワ二作目予約中ー
まー兄、ロボ、kskとあるので本格参入するからどうかはまだ不明ですがー
みんなレベル高いし、人も多いからにゃーw
まあ、今回ので四次創作という、中々見られない状況ななのはロワ勢を動かしていこうかな、と。
なのロワ開始させたのは俺みたいなものだしねー、それが原因で停滞とかはちょっと悲しいw
……なのロワも書けよとかは言わないでいただけたら嬉しいかにゃー、とか、思ったり思わなかったり……ごにょごにょ

13話ー☆

2009-01-14 21:48:45 | パロロワ
改めて、お姉さまありがとうございます!

タイトル「たった独りでの罪滅ぼし、それが私の罪滅ぼしだから」
仲間が一緒に罪を背負ってくれた、そのおかげで乗り越えることができたレナ。
けれど、その「罪の共有」さえも罪、その罪を滅ぼすために、今度は独りで罪へと向き合う。
タイトルだけでもレナの心境が伝わる、いい題名です。

内容
罪滅し編、鉄平と里奈の二人を殺した罪を告白し、圭一たちがそれを赦すシーンの後からですね。
殺し合いの本質がどうかはともかく、オヤシロサマによる罪滅ぼしの場だと認識。
自分が仲間達に罪を打ち明けたせいで、その仲間達をも巻き込んだと思い、苦悩してしまう。
そして選ぶ道は「罪滅ぼし」仲間達のため、自分が罪を償い、仲間を救う。
ただ、それでも、平和な日常を思い描く。

随分と前の話ですが、俺はお姉さまの作品を「歌」と例えたことがあるのですよねー
とても文の形が綺麗なんですよね、その文一つ一つの繋がるごとにそのキャラの心が伝わってくる。
罪滅ぼしを決意したレナ、一人しか救えなくても、というある種の境地に立っている彼女はどう動くのか……!

たった独りでの罪滅ぼし、それが私の罪滅ぼしだから

2009-01-13 23:52:38 | 自分ロワ
この作品はお姉さまに書いていただきました。
有難うございます!






嬉しかった。

罪を共有してもらった。

一人で背負う罪を。

私の……竜宮レナの背負う罪を。

前原圭一が。
園崎魅音が。
北条沙都子が。
古手梨花が。

一緒に背負ってくれた。


一人では重過ぎる十字架を。


皆が一緒に。


幸せを守るために。
日常を守るために。

皆が。

一人一人の罪を認めて。

それでもなお。


手を差し伸べてくれた。


そして罪は一人のものでは無くなって。


皆のものに。



2人の人間を殺したという。



人殺しという大きな罪を。



その罪を。



皆が背負ってくれた。



そしてまた日常が戻る。


そう思ってた。


たとえすれ違いがあったとしても。
間違いが起きたとしても。


罪を共有した皆となら。


私は。


『レナ』


として変らない日常を。



生きていける。


そう、


そう思ったのに。



思っていたのに……







神は。
オヤシロ様は。




赦しはなかった。




赦してくれなかった。






そう、私達に罰を与えた。




殺し合いという。



凄惨な。



罰を。

罪滅ぼしを。



与えた。



結局。


日常など。


もどらないのだ。


罪を犯した人間には。





あ……


あは



「あははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!」










◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇









月が綺麗だった。

雛見沢とは違う島から見上げる月は何時ものように変らなかった。



月の光が私を照らしている。


赦されない私を。


竜宮レナを照らしている。



夜風が冷たい。


風が私の白い服をはためかせる。


罪を背負っている私を。



風が吹き付けている。


私は服と同じ色の帽子を抑えながら月を見上げていた。


綺麗……だね。



ねぇ……皆。



御免ね。


御免なさい。



私一人が背負わなければない罪を皆に背負わせちゃったから。





こんな殺し合いに巻き込まれちゃったんだよね?



私達に罪滅ぼしというなの罰を与える為に。


人をころした罪に対する罰を。


こんな殺し合いの形で。



御免ね。



「御免なさい……御免なさい……御免……なさい」


謝っても。
謝っても。


すむ問題じゃないけど。



でも。



御免なさい。




あの二人を殺した罪を皆に共有させなきゃ皆が巻き込まれる必要などなかったのに。



私一人で背負わなきゃ駄目だったんだ。


やっぱり。





御免なさい……










だから私は。




ねぇ皆……





私は罪を背負わなくていい皆の為に。





「また……殺そう」



知らない誰かを。




殺す。



皆が罪滅ぼしをしなくていい。



私が。


私一人が罪を受け罪滅ぼしを受けるから。



だから、皆を。



日常を返さなきゃ。




私の罪のせいで皆が殺し合いに巻き込まれてしまったのなら。




私が絶対……皆を返すから。


雛見沢へ。
あの日常へ。



絶対。


絶対。



だって、あの罪は。




北条鉄平と間宮リナを殺した罪は。



私だけのものだから。


そのはずなのだから。




だから、皆が罪を受ける必要なんて……無いんだよ?




うん、大丈夫。




私が。


皆の仲間である竜宮レナが。


背負うはずの無い罪と罰をせおった

前原圭一を。
園崎魅音を。
北条沙都子を。
古手梨花を。



日常を返す為に。





独りで。




罪を滅ぼすから。




これはレナに与えられたたった一つの罪滅ぼし。



そう、思うから。



たとえ、仲間全員返せなくても。


それでも誰か一人は絶対に返してみせる。


この不思議な剣とそれを行使する為の道具がある。

不思議な力。


でもだからこそできると思う。



だから……


……ね?








私は人殺しに……





戻ります。







あは……



やっぱり。


日常に戻ることなんか無理。



人殺しは最後まで人殺し。



そうなんだ。


そう言いたいんだ。


……なんだ。



馬鹿みたい。


私。


あは



あはははは


「あはははははははははははははははははははははは!!!」










う……


でもやっぱり







皆と


一緒に



あの日常に





……戻りたかった。




でも



無理




……う




「うわ……うわあああああああああああああああああああああああん」











月が照らしていた。

哀しい罪滅ぼしを背負った少女を。
その選択をしてしまった少女を。
泣いていた少女を。


労わるかのように。
哀しむように。


ただ


照らしていた。





【A-6/1日目 深夜】

【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
【装備】:レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはA's、ミニ八卦炉@東方
【所持品】:支給品一式×1、不明支給品0~1
【状態】:健康、 雛見沢症候群発祥中(レベルは不明)
【思考・行動】
 1:殺し合いに乗り部活メンバー(前原圭一、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花)を最低誰か一人でも日常に返す。
 2:そして本来独りで背負うべき罪の罪滅ぼしを。

【備考】
※参戦時期は罪滅ぼし編、北条鉄平、間宮リナを殺害後、部活メンバーと共に遺体を隠した後。

注意一秒怪我一生

2009-01-08 21:08:37 | Weblog
危ない危ない……
kskの方で随分前に書いた作品のミスに今頃気づいて慌てて修正……
持ってたのがあのキャラでよかったー、おかげで話しへの影響は0だったー
しかしこれ、一歩間違ってたら中々に面倒くさいことになってたにゃー
皆さんも投下前に推敲はきちんとしっかり行いましょうっ!