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「ボストン美術館の至宝展」&特別講演会

2017年12月27日 | いろいろ
ボストン美術館の至宝展 ~東西の名品、珠玉のコレクション~ 神戸市立博物館 

特別講演会「ボストンのコレクターたちと、ヨーロッパ名画の探求」
講師: フレデリック・イルチマン(ボストン美術館 ヨーロッパ美術部部長、キュレーター)
地下講堂 14:00~15:30



夕べ遅かったので今朝はゆっくり気味に過ごしていたのだけど、「そういえば、ボストン美術館の人が講演するのって今日だっけ・・・・?」
何となく1時半から整理券配布で3時開演、と思ったんだけど・・・HPを見てみると違ってた!
2時開演ですって!
あらま、これは大変! 大急ぎでお昼を食べて、アタフタと出かけて博物館に着いたのは1時45分。
「まだ入れますか~?」と言いながら入ってみると、整理番号91番でした。
席に着いて何となく隣のおじさんとお喋り・・・・
何と福岡から来られたんですって!わざわざこの「ボストン展」を見るために!
すみませんねぇ、私、お昼1時過ぎに家を出てきました・・・

実はイルチマン氏が旅行で来るというので企画された講演会で、去年結婚されたばかりという奥さまもご一緒でした。
まずは神戸とボストン両都市の海からの風景写真を用いて、とても良く似た街だという話から。
奥さまとのエピソードなんかは面白かったけど、本題に入ると原稿を読んでるだけで、ちょっと退屈だったかも。。
でも今日はヨーロッパ絵画コレクションを形成したコレクターのうち本展覧会にも関わる4人のコレクターに焦点を当てた話で、先日聴いた講座では日本と中国美術のコレクターの話が中心だったから内容はほぼ被らず、その点では行った甲斐がありました。
もう少し見どころについても話をしてくれると良かったんだけどね。
それぞれのコレクターで選ぶ作品に好みがある、というのは面白い視点でした。エドワーズは暖色系で明るくコントラストのはっきりした色味を好み、ショーは寒色系の暗い色調を好んで集めた、というのは作品を並べてみると明らか。
通訳さんは要らないぐらい聞き取りやすい英語はやっぱりボストン、でした。

☆今月始めに行った講座でこの講演会のことを聞いたときは、こんな年の瀬も押し迫ったときに行ってられねーよ!と思っていたのだけど・・・
まだ展覧会に行けてないし、これを逃すと来月は後半以降にしか行けそうにないし、そうすると混んできそうだし・・・・・
そう思って決行したのでした

講演会の後でちょっと混んでいたけど、荷物をロッカーに預けに行ったりして時間をずらして、展覧会もじっくり楽しんできました。
やっぱりゴッホさんに釘付けでした。
目玉の涅槃図は解説ボードが進路手前にあると良かったんだけど。。一度見てからまた戻って確認することになっちゃって。
10mの長~い「九龍図巻」は、話を聞いてなかったらさらっと見て終わっちゃってただろうね。横長の巻物だから平置きにしての展示で、人が多いと見えないし、全体を眺めるのは難しかったのが残念。
モネの「睡蓮」のような印象派の作品はつい大接近して見てしまうけど、離れて見ないと「絵」にならないのよね。。。

帰りにミュージアム・ショップで買おうか悩んだのは・・・ボストン展関連のものではなく、ザビエルさんのクリアファイル(笑)
んんん・・・・・これはまた今度にしよう。。

ボストン美術館の至宝展 ~東西の名品、珠玉のコレクション~ 神戸は来年2月4日まで


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