「阿闍梨餅」

今日は、ひさしぶりに食べた京都銘菓「阿闍梨餅（あじゃり餅）」を紹介したいと思います。
先日、日頃お世話になっているオフィスに持っていったら、とても喜ばれたので、
自分も食べてみたくなって、今日買ってきました。

写真で見た感じだと、「お餅？お饅頭じゃないの」と思いませんでしたか。
皮の部分が、しっとりモチモチした生地、つまり餅生地なんです。
ありそうで、無いお菓子かも。
中には、つぶ餡が入っています。（断面図を撮ろうと切ってみたのですが、何度やってもぐにゃぐにゃで…）
外の皮と餡のぐあいがとてもよく、パクパクいけますよ。
京都では、日常のお菓子としてなじみが深いんです。

ところで「阿闍梨（あじゃり）」って何ぞや？　聞き慣れない言葉です。
高僧を意味する梵語を語源として、日本では天台・真言の『僧位』を表しています。
そして「阿闍梨餅」という名前は、比叡山の阿闍梨（僧）が、厳しい修業の折に、
「餅」を食べて、飢えをしのいだことに、因んたそうです。
だから、お餅の形が阿闍梨達がかぶる、「網代笠」を象っているんです。
ふくらんだ真ん中がぽこんっとへこんだ形になっていますでしょ。

大きさもほどよく、どこでも、手軽に食べられるのがいいです。
ちょっとした訪問の手みやげにどうぞ

有限会社満月
京都市左京区鞠小路通今出川上ル
075-791-4121
営業時間　午前9時～午後5時半