はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

ついに来た!!!Ryzen Embedded V2718搭載のMINI-ITXマザー AIMB-229

2022-09-26 13:33:26 | 低消費電力APU

お久しぶりです、はぴです。
巷ではAMDの新CPU Ryzen 7000シリーズの発売が間近となりAM4ソケットシステムの一新が期待されています。
世界情勢も大きく流動した今年も残すところ後半戦になってしまいましたがテクノロジーの進化は止まらず続いております。

そんななか、おおよそ2年前の2020年11月24日発表されていた「Ryzen Embedded V2000シリーズ」を搭載したマザーがようやく到着しました。
Ryzen Embedded V2000シリーズはZen 2コアを搭載するAPU Ryzen 4000Gシリーズをベースとした組み込み向けAPUです。
低消費電力向けなAPUも用意されているのがポイントです。ACアダプタ駆動も出来そうなより低消費電力でそれなりの性能となるシステムを組むのが捗りますね。


・・・で、一番大事なポイントはRyzen Embedded V2000シリーズは「Windows 11」に対応するということであります。
Windows 11に必要なTPMがサポートされています。


そして、今回紹介いたしますのはこちら、Advantech AIMB-229(搭載APU Ryzen Embedded V2718)!




付属品はこちら、
S-ATAケーブル 1本
S-ATA電源ケーブル(マザーボードから給電) 1本
2股シリアルポートケーブル 1本
1ポートシリアルポートケーブル 1本
バックパネル
M.2取付ネジ 2個
M.2取付台座 1個
ATX電源ケーブル5Vパワー用
その他、簡易取説など




今回嬉しかったのはATX電源から電源スイッチ部分だけを取り出すコネクタケーブルがついていたことです。
この辺のマザーは電源コネクタがEPS12VのみでADIVAケースに改造した記事ではGIGAIPC mITX-1605Aも同じEPS12Vしか電源コネクタがなかったために「アイネックス ATX電源検証ボード」を使用して電源部分を構成しました。
これがあればよりスッキリ電源と繋げることが出来るので有難いです。





そして、こちらがAIMB-229マザーボード。




Ryzen Embedded V2718 APUです。
V2718は8コア16スレッドのZen2コアを搭載
ベースクロックは1.7GHz
1コア最大クロックは4.15GHz
L2キャッシュ4MB
L3キャッシュ8MB
DDR4 3200MHz(ECC対応)
Radeon Graphics(GCN) 7コア
GPUクロック1.6GHz
TDPは10~25W

前世代のRyzen Embedded V1605Bの後継に位置付けられているようです。
比較してみますと

  Ryzen Embedded V2718 Ryzen Embedded V1605B
製造プロセス 7nm 14nm
コアアーキテクチャ Zen2 Zen
コア数 8 4
スレッド数 16 8
ベースクロック 1.70GHz 2.06GHz
最大クロック(1コア) 4.15GHz 3.60GHz
L2キャッシュ 4MB 2MB
L3キャッシュ 8MB 4MB
内蔵GPU AMD Radeon Graphics AMD Radeon Vega 8 Graphics
GPU最大クロック 1.6GHz 1.1GHz
GPUコア数 7コア 8コア
TDP 15W 15W
cTDP 10-25W 12-25W
DDR4メモリ 3200MHz 2400MHz
ECC対応
PCIe Gen3(20レーン)x8+x4x3 Gen3(16レーン)GFXx8+GPPx8
映像出力 HDMI2.1 DP1.4 eDP1.3 HDMI2.0b DP1.4 eDP1.4
SATA 2 2
NVMe 最大2 対応

と、同じ消費電力ながら倍のコア数スレッド数を持ちキャッシュや、GPU、メモリ等々スペックアップしております。




メモリはDDR4 SO-DIMMソケットを2スロット
DDR4 3200MHzまでの対応で最大64GB(32GB×2)ECC対応してます。




外部電源にはDCジャックが搭載されていてACアダプタをそのまま取り付ければ動作することもできます。
内部電源には、EPS12Vコネクタがありますのでこれで給電します。




メモリスロットの下側に白い3ピンのコネクタがありますが、これにATX電源からの5Vスタンドバイと電源スイッチのピンを接続することでシステムを起動させることが出来るようになります。




バックパネル部分、左から
ACアダプタ用のDCジャック
HDMI 2ポート(HDMI 2.0準拠、最大解像度4096x2160@60Hz)
USB 3.2 Gen2 ×2ポート(Type Aポート)
USB 3.2 Gen2 x 2ポート (Type Cポート Displayport対応DP++ 最大解像度4096x2160@60Hz)
USB 3.2 Gen1 x 2ポート
GbE LAN 2ポート(Realtek 8111H)
Audioポート(Line Out + Mic/Line in)




PCI-Eスロットx8レーンですが、スロットに切り欠きがあるので16レーンのスロットも取り付けることが出来ます。
M.2(M-Key 2242/2280)
M.2(E-Key 2230)
M-Key M.2スロットはNVMe SSDにも対応しています。
S-ATAポートは2個




S-ATA電源ポートも2個ありますが、付属ケーブルは1本となっています。
ファンはCPU用も含めて3個取り付けることが出来ます。





マザーボード背面。
裏側にも部品がびっしり。




さて、その性能はどのくらいになるのか!
今回使用するベンチマークを一新しました。

ただいま計測中であります。
少々お待ちください!!

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