毎月第四土曜日は吉祥寺のMegでジャズ・オーディオ愛好会が開催されています。今回で9回目ということですが、私が参加したのは7月、8月、9月10月、11月と今回で6回目で7割弱の参加率。一月は参加してませんでしたが、満席で入れなかった方もいたとのことで、開始時間に合わせて急いで店に着きましたが、お客さんはチラホラ、無事、中央近くの席に陣取りました。
今回はフェーズテックの真空管システムでメグのアバンギャルドを聴くというテーマ。
持ち込まれたフェーズテックの機材はカートリッジがP1G300,300円、CM1892,500円、EA-1II787,500円、MA-15,250,000円
総額7,230,300円也、金額も凄いが、今回のシステムには半導体が全く使われていないというのがまた凄い。半導体はスイッチング回路なので、それを使わないことでノイズレスな環境になるとのことです。
目玉はやはり弩級のパワーアンプMA-1でしょう。UV-845をパワー段として300Bをドライブに使用しているとのこと、それぞれに整流管5R4を用いた電源回路を独立して供給しているとのことです。我が家でも使っている6SN7は初段で使われているとのこと。三本並ぶと6SN7が小さく見えます。
さて肝心の音の方ですが、冒頭のメグの音の比較(CD)では高域が引っ込んだ感じがして、リッチではあるけど、ちょっと緩い感じを受けました。
音楽を愉しむにはいいシステムかもしれませんが、なにやら綺麗に額縁に飾られた音楽のように感じてしまい、正直さほど良い印象を持ちませんでした。
しかしその後アナログに移行して、三曲ぐらいかかったところでぐっとベールのはがれた感じに豹変。一時間もすると本領を発揮して、仮で持ち込まれたシステムとは思えないような凄みがでてきました。
アバンギャルドは能率も高いし、ウーハーもアクティブなので、真空管向きなんでしょうね。寺島さんもいたく気に入られていた様子だし、この会には珍しく、皆さん好印象のご様子でした。
まあ、そうそう買えるものではないので良い経験をさせていただきました。
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