シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

恋と愛のちがい

2007-02-28 15:43:56 | 恋&愛
愛してもいいけど、
恋しちゃダメ。

知人の言葉である。

恋と愛。
「恋愛」は、ひとつの熟語である。
だが、二つの字の意味合いは似ているようで、
実はまったく違うものだ。

「愛」は、
男女に限らず、すべての生き物に与えられるもの。

「恋」は、
異性のみにつながるもの。
それゆえ、その範囲は定められている。
きわめて、この言葉の入口は狭い。

人を愛することは大事なこと。
でも、恋に変わると
大事なものを失ってしまうこともある。

恋愛。
この二つの文字の間には、大きなついたてがある。



「小さな恋のメロディ」
テーマ曲とともに、この映画は心に残る。
学校をサボって、ふたりは遊びに出る。
降りだした雨の中、そっと寄り添う。

翌日、校長がふたりを呼び出す。
「そんな事をしていいと思っているのかな?」
しかし、この小さな二人は叫ぶ。
「僕達、愛しあっているんです!」

ふたりは、恋をしている。
でも、愛しあっている。
その違いは二人にも、よくわかっていない。

だが、
大人には叫べない、なんと純粋な言葉だろう。
愛してるという言葉が、
重くなったり負担になったり、
あるいは、嘘の入口になったりする、
大人のつぶやく「愛」とくらべて・・。


恋愛を考えるとき、
恋愛に悩んだとき、
恋愛を語るとき、

いつも、この小さなふたりの言葉を思い出す。
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携帯をチェックする奥様

2007-02-26 17:02:50 | 恋&愛
おそらく私のブログ史上、
もっともシビアな内容かもしれない。


私の友達が、
「受信したメールを、他人に見られずに、
個別にコッソリ保護する方法」
を聞いてきた。

結婚してまだ数年というこの友達、
まだ30代前半の男性であるが、
なんでも、奥様が常に携帯をチェックしているらしい。

どうやら、風呂に入っている時、
こっそり着信記録やメールを見ているというのだ。
自分が開く前に、奥様が開いて見ていて、
「○○日は出かけるのね」と言うらしい。

・・こわい奥様だ・・

真面目なこの友達、
とりあえずは、外に彼女?もいないようで、
今のところは何事もない。

ならば、そんな危惧は不要では・・と思うのだが、
「もし、そういう相手が出来た時のために・・」と言う。
だが、笑い話ではない。
男は、いつ何どき、外で女性と知り合わないとも限らない。
それは、プライベートだけでなく、
ビジネスにつながる時もある。

そういったメールも、その都度チェックされていたら・・。


私の場合、
妻はまずチェックはしない。
私からも同様で、それだけはお互いに守っている。
どちらかが、それをした時は、
必然的に別れるような態度を、共にとっているからだろう。


もちろん、この彼に限らず、
世の奥様の気持ちもわかる。
携帯は、夫の一番正直な「浮気道具」。
これさえチェックできれば、すべてを握ることができる。

ただ・・
そうすることが、果たして夫婦として幸せか。
証拠を握るにしても、
これはお互いにとって、一番あと味の悪さが残る。

携帯は、夫婦といえども、プライベートの象徴である。
携帯を覗き見する奥様は、
自分が手紙を書いたりしているところを、
夫が覗き込んだ時、とっさに隠してはいないのか。
反射的にでも、それをする奥様ならば、
夫の携帯は覗くものではない。

もちろん、夫が妻の携帯を見るのもまったく同じである。


携帯は、手紙で言う『親展』と同じだと思っている。
「やましいことのある人の考え」と思われるかもしれないが、
携帯をチェックしあって、円満な夫婦がいるとしたら、
なんだか、お互いかわいそうだと思う。

異性の友達がいる事自体は、
決して悪いことではないと思っている。
問題は、その、お付き合いの程度であり、
どこまでのめり込んでしまうか・・なのだから。

一番大切なのは、
パートナーの前で、あからさまに電話したり、
メールを打ったりしないことだろう。
それは、夫婦間でも大事な基本マナーだと感じている。
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「もし」という言葉に・・

2007-02-23 09:07:00 | 人とのつながり
「もし」という 言葉のうつろ 人生は 
 あなたに一度 わたしに一度



私の好きな歌人・俵万智さんの、
その中でも好きな歌のひとつである。

人が出会うことと、別れること。
それは、すべて「もし」の世界で成り立っている。


もし、あの時行かなかったら、
もし、あの一言を聞かなかったら、
もし、あのまま帰っていたら・・・

あなたには出会わなかった。


そして、
もし、あの言葉さえ言わなければ、
もし、あの時無理をしなければ、
もし、あんなメールさえ打たなければ・・・

あなたとは別れなかった。


二人の意思で決まっていた毎日。
何も邪魔されることなく、
自分たちが選んだ思い出の数々・・。

でも、すべては、
「もし」に左右されていました。


あなたに一度きりの人生。
わたしにも一度きりの人生。
その、ほんのひとコマだったけど、
決してうつろではなかったと、

そう信じていきたいです。



もうすぐ春が来ます。
新しい世界、新しい人がめぐってきます。
「もし」は、これからも訪れるでしょう。
あなたにも、わたしにも。
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桜に寄せる想い

2007-02-17 10:17:11 | ファッション・コスメ


15日の、嵐のバレンタインチョコは、
想像以上に甘く、おいしかった。
楽しいだけでなく、素敵な宝箱のようなチョコレート、
心から、ありがとう・・・。


この、楽しい贈り主は、
香水やコスメにも興味がある。
「ロクシタン」が好きで、愛用しているそうで、
私も店舗に行ってみた。

「L′OCCITANE」
フランスのブランドである。
春の、チェリーバージョンを販売し始めたが、
なかなかの人気らしい。

彼女は、欲しかった品があったようだが、
なんと発売日の午前に完売したという。
数多い、ブランドやコスメだが、
女性が、良いと感じるものは共通しているのか・・。

淡いピンク色に輝く香水。
この、色を見ただけで、
女性が、手に取る気持ちがわかるようだ。

彼女は、ひとまず探していた品を手にして、
晴れやかに店を出た。
以前、ジュエリーが女性の心を捉える、という記事を書いたが、
→6,27「ジュエリー」
コスメもまた、心を癒してくれるのだろう。



さて、私にはもう一人、
長くお付き合いさせて戴いている友達がいる。
この人は、家庭の主婦さん。
手紙が大好きで、レターセットを選ぶのが趣味だ。

レターセットのほうも、
春の桜バージョンが発売された。
ピンク色の用紙に、桜の花びら。
さまざまな種類がある。

先日、こちらの買物もご一緒させていただいた。
彼女は、30分以上もかけて選んでいたが、
結局、ひとつも買わなかった。
「桜、大好き。 でも、ちょっと高くて・・」

主婦ゆえの苦渋・・というべきか。
予算をわずか50円オーバーしただけでも、
手を出さなかった。

レターセットは、時期が来ると撤収されてしまう。
来月の半ば、桜の季節を迎える頃には、もう店頭にない。
彼女は、ちょっと心残りの表情でこの店を後にした。



ふたりの女性が、対照的に見せた表情と想い。
求めるものは違っていたが、
春が近づくとともに、
桜の淡い香りと輝きが、女性の心を満たしてくれるのだろう。
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嵐のバレンタイン

2007-02-15 14:03:08 | きょうは何の日?
昨日はバレンタインデー。

その4日前に、とても楽しいチョコを戴いた。
いや、楽しいパッケージというべきか。
初めてお目にかかるチョコだった。

贈り主は・・
このチョコに負けないほど楽しい女性。
彼女でなければ、
このチョコを選ばなかったであろう。

期待いっぱいで受け取った。
が、・・・


実はまだ食べていない。
なぜなら、戴いた直後に、
彼女自身から衝撃的なメールが・・

「あのチョコ、まずいらしい・・」


ふと、先日ネットで読んだ記事を思い出した。
ある男性からの質問。
「昨年、バレンタインに貰ったチョコ、
彼女の手作りだったのですが、とてもまずかった・・。
今年も貰えそうだけど、どうしよう・・」


なにを寝ぼけたこと言ってるんだ。
彼女の手作りチョコ。
世の中に、これ以上素敵なプレゼントがあるか!
まずいと思うほうがおかしい。

と、私は思ったのだが・・・

自分の身にもふりかかってくるのか・・?


メールを読んで、しばし思案。
結論は、
「一緒に食べればいいんだ!」

明日会う予定なので、一緒に食べようと思う。
贈り主を前にすれば、
絶対においしいだろうから!

きのうは関東も、大雨とともに春一番が吹いた。
「嵐のバレンタインデー」となったが、
私のバレンタインデーは、
二日遅れの嵐になってしまうのか・・・?
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アキバ萌え~、の街

2007-02-13 10:32:17 | 旅・町歩き
久しぶりに秋葉原へ行った。

この街へ行くのは、数年に一度くらいだ。
CDをたまに探しに行く程度で、
私にはあまり「興味のない」街・・。

とにかく電気に弱い。
行っても、何がなんだかわからず帰って来る。
中学生の時、電気にめっぽう強い友達がいて、
路地裏のような店に連れて行かれたことがある。

小さな電子部品の山。
ちえの輪のようなコード。
使えるのかどうかわからない箱・・。

生まれて初めて、
「カルチャーショック」を覚えたのが、この街だった。

その後、CDが豊富にある店が出て、
時々行くようになった。
昨日も、その店に行ったのだった。


さて、この街も近年大きく変った。
「アキバ系」なる人々の出現。
かつて、電気オタクといわれたこの街は、
パソコンやゲームのオタクから波及して、
コスプレやアイドルを生み出した。

その象徴が「メイド喫茶」
メイド服の女の子が癒してくれるという喫茶店。
急速に店舗も増えたようだ。

昨日は、このメイド喫茶出現以来初めての
秋葉原探訪だった。
駅前に・・ メイド服の女の子たちが大勢いる。
チラシを持ってPRをしている。

かわいい女の子は好きだけど、
私はどうもついていけない・・・

まあ、こんな摩訶不思議な街も必要かもしれない。
ただ、ハッキリわかったのは、
昔も今も、私には縁のない街だということだ。


アキバ萌え~  でも、もうええです・・。
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軍隊ポロネーズ

2007-02-11 11:18:30 | 音楽を聴く
F.F.ショパン作曲
ポロネーズ第3番 op.40-1 A-dur 「軍隊」
「軍隊ポロネーズ」・・・

ショパンが好きで、
曲を聴くたびに感動してしまう私。
しかし、その中でも、
特に気に入っている曲のひとつ。

初めて聴いたとき、
その力強さとテンポの良さに、
感動を覚えた曲だ。

この曲については、
私のもう一つのブログでも、少し触れている。
「第六話・ショパン」


今回、友達のピアノ指導を受ける機会があって、
この曲に挑戦した。
以前から、好きなように弾いていたことはあったが、
譜面通りに、きちんと習いながらは初めてだった。

和音が強調される曲。
オクターブが続く。
四つの音を同時に弾く。
フォルテシシモが入る。

ピアノ歴の長い友達でさえ、
指がつったという難曲。
一日目にして早くも挫折しかける。


やめるなら今のうち・・。
しかし、友達の一言がひびく。
「何をもってやめようと判断するの?」

そう・・あきらめちゃダメ。
最初から・・。


なによりもこの曲が好き。
ショパンが好き。
ピアノが好き。

そして
必ずマスターしたい理由もある私。

そう、
弾きたい曲なんです。
頑張ります。
よろしくお願いします!
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月島ラプソディ

2007-02-09 10:52:38 | お店紹介
東京に生まれ、育ちながら、
一度も食べたことがないものがある。

「もんじゃ焼き」である。

もんじゃ焼きといえば月島。
昨夜、友達とふたりで月島を訪れた。


もんじゃ焼き店のメインとなる「西仲通り商店街」。
まずは、この日、楽しい一日を戴けたことへの感謝と、
おいしいもんじゃ焼きに当たることへの祈願として、
「月島観音」にお参り。
ビルの中にあるが、立派な観音像が奉ってあった。

この「西仲通り商店街」。
端から端まで、もんじゃ焼きの店が並んでいるのかと思いきや、
すっきりしたアーケードの、きわめて普通の商店街だ。

しかし、さすがに数軒歩けばもんじゃに当たる。
それぞれに、特色のある店だろうが、
初めてでもあり、ここはやはり「近どう」に行くことにした。


「近どう」
月島の、もんじゃ焼き発祥の店だ。
有名店でもあり、平日でも行列のできる店だが、
幸いにも、席は空いておりすぐに座れた。

注文したのは、
「特製近どうもんじゃ」と、「チーズ明太子もちもんじゃ」。
どちらも食べがいがあり、おいしかったが、
チーズ明太子のほうが、味も食感も良かった。

作り方はしっかり覚えて行ったし、
友達も、月島もんじゃを食べに来たことがあるので、
それほど慌てず騒がず?
黙々と焼いて淡々と食べる。

蟹料理は、会話がなくなるというが、
もんじゃ焼きも、どこか似ていなくもない・・。


お腹いっぱいになったあとは、
隅田川の川べりを散策。
昼は、無機質な高層ビルの立ち並ぶこの地域だが、
夜の窓明かりは、とても美しかった。


昨日は、
ただ、もんじゃ焼きを食べに行っただけではなかったのだが、
おいしいものを、食べに行ける喜びと、
そういう一日があるという楽しさ。
そして、共有できる人を持った幸せを感じていた。

ふたりでせっせとひっくり返し、
かきまぜ、はがし、はふっと食べる。
おしゃれではないけれど、下町の一夜。
楽しんで戴けましたか・・?
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ピスタチオを、カリッ!

2007-02-07 11:07:02 | 日常から
ピスタチオ。
ウルシ科カイノキゾ属に位置するナッツの一種。
独特の風味を持っている事から「ナッツの女王」とも呼ばれる。


・・というお菓子を、友達から戴いた。
名前は知っていても、食べたことがないものは、
世の中にたくさんある。
この「ピスタチオ」も、そのひとつ。

ただ、私が自分で買った事がないだけで、
何かの席で、おつまみで食べたのかもしれない・・。


そんな記憶を振り返る間もなく、
友達と一緒に、とにかく試食。
殻を取りながら食べるという指導?を受けながら、
あっという間に、ふたりで食べてしまった。

なかなかうまい。
くるみが好きだし、この類のお菓子は嫌いではない。
初めて食べるものって、
子供がおもちゃの包みをあける時のように、ワクワクする。

先日は、この友達から
ピスタチオ入りのチョコを戴いた。
こちらも初めて食べたものだった。



ふと、子供の頃見た絵本の
「お菓子の家」を思い出した。
チョコやキャンデー、ケーキで作られた家を見て、
友達は口々に、「俺、チョコ食べる」 「私、クッキー!」
などと無邪気に話していたが、私はそれを見て、

「雨が降ったら悲惨だな、この家」

と、言ってあきれられた事がある。
ひねくれた子供だったワタシ・・・。


もうすぐバレンタイン。
チョコで囲まれるような純粋な夢を見ないと、
家どころか、表札分のチョコも手にできないだろう。

ピスタチオ、おいしかったです!
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同年代女性を悼む

2007-02-05 10:00:38 | 人とのつながり
日本テレビの大杉君枝アナが亡くなった。
自殺らしい。

あまり、テレビも見ないので、
失礼ながら、大杉アナといわれても
どなたか知らなかった。

昨年10月に高齢出産。
それが原因で病気を患い、
悲観して・・ということらしいが。


大杉さんは、享年43歳。
1963年7月4日生まれである。

私と5日違いだ。

同い年の人が亡くなる・・というのは、
身内や知人でなくともショックである。
病気や事故もだが、
ましてや、自ら命を絶ったとなると・・。


大杉さんは、責任感が強く、
仕事にも厳しく向かう反面、
他人との潤滑油的な存在で、
周囲への気配りができる女性だったようだ。

私達の歳になると、
誰もが、何らかの責任者やまとめ役になる事が多い。
会社、地域、家族、友人・・
何もせず、自分ひとりで気ままに、というのは難しい。

自分の力や限界を超える出来事に、
ぶち当たってしまうことも何度もある。
自分の意思とは違うところで・・。

大杉さんは、
悩み事を打ち明けるタイプでもなかったという。
周囲も、それを悔やんでいる。



大杉さんの意思や、周囲の人々に対して、
私がどうこうは言えない。
ただ、
残念でなりません。

ご冥福をお祈りいたします・・・。
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