シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

『ブラ』と聞いて

2023-09-06 08:00:12 | TV・ビデオ・映画
突然だが、何年も前のTVの話。

ある番組で、
「道行く男性に聞きました。
『ブラ』と聞いて連想する言葉は?」

その8割近くが『ブラジャー』と答えたという。
その他、少数の答えとして、
ブラック、ブラウン、ブラジル、ブラインド・・
などがあった。

スタジオの女性タレントは、当然のごとく
「いやあね~」という顔をした。

しかし、『ブラ』と聞いたら普通に考えて、
ブラジャーと出て来るだろう。
一般的にも、ブラとはブラジャーを指すのだし、
イヤもHも何もないだろう。
女性ならもっと多くの人が答えると思うし、
男性の8割は当然の結果だろう。

むしろ、ブラと聞いて
ブラジルとかブラインドとか、
ブランデーなどと答えた男性のほうがすごいと思う。

ブラではなく『フラ』と聞いて連想するもの、なら
フラダンスとかフラフープとかフラストレーションとか、
色々な答えが出ると思うが、
ブラを男性に聞いて、いやあね~という反応は、
明らかに、番組の悪意を感じてしまう。


もちろん私も、ブラジャーと答える。
それ以外思いつかないのだが。
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新日本紀行『幸福への旅』より

2016-10-01 20:54:18 | TV・ビデオ・映画
川口市にある、NHKアーカイブスに行った。

ここでは、NHKの過去の番組やニュースなどが、
無料で見る事が出来る。
全てではないが、
朝の連ドラや大河ドラマ、
紅白やスペシャル物、幼児向け番組など、
かなりの映像を閲覧出来るのだ。

私はここで、どうしても見たかった番組があった。
1973年に放送された『新日本紀行』の、
「幸福への旅」という回だった。


1974年、北海道の国鉄広尾線の、
『愛国から幸福まで』という切符がブームになった。
畑の中の、何もない人も少ない、
十勝平野の小駅だった幸福駅は、
時ならぬ脚光を浴びる事になった。

そのきっかけが、この番組だったのである。


冒頭、上野駅の出札窓口が映る。
そこへ、取材スタッフ自らが切符を買う。
「幸福まで一枚」
窓口の駅員は、『コウフク?どういう字ですか?』
「しあわせ、という字です」
奥の駅員とやり取りしたあと、手書きの切符が発行される。

『東京都区内から幸福ゆき』

ここで、オープニングのテーマ曲が流れるのだ。


幸福のロケは冬で、深い雪の中の撮影だった。
「幸福」という地名は、
元々あった「幸震」という土地に、
福井県から開拓に来た人々が住み着いたため、
付いた名前だと言われている。

しかし、番組を見ると予想外にシビアだ。
実際に、福井県からここへ開拓に来た人に、
『なぜこの土地へ来たのですか?』と質問しても、
「それは言えません」と、最後まで答えなかったのだ。
幸福という地名も、
決して幸せを願って付けたものでない事もわかる。
ブームになり、誰もが訪れてみたいと思う土地は、
どこか封印された過去を持っていたのだ。

番組は、この地の農産物である小豆の相場に
一喜一憂する農家を紹介し、
また、その家から嫁に行く女性を紹介し、
嫁ぐその日の様子を映し出す。

終始、雪の中の映像だった。


この、40年以上も前の映像を見て感じたのは、
一切の演出効果がないことだ。
今のTVは、必ず会話が大きく文字で出て、
不必要に笑い声や驚嘆の効果音が付き、
スタジオの出演者の顔が片隅に映る。
だから、言葉は真に伝わらないし、
美しい風景映像も安っぽく見える。

福井県からの人の言葉が、
とてもシビアに重く聞こえたのは、
この人の発する言葉と表情に見入ったからだ。
今なら字幕で『それは言えません!』
効果音が「エーッ!?」
それで終わりなのだ。

さらに、取材がスタッフ自身であるところが、
この時代の良さだろう。
今なら必ずタレントが出向く。
なので、主役はその土地の人ではなく、
タレントになっている。

やらせだの、アポありだの無しだの言われている今だが、
この『幸福への旅』も、嫁ぐ娘さんに合わせての紹介なので、
ある意味演出だ。
だが、安っぽく感じないのは、
映像の主人公が、その人々だからである。
ムダな部分がないから、直に伝わるのだと思っている。


この放送後、北海道の集落『幸福』は世間に知れ渡り、
空前のブームに至ったのだ。
広尾線は廃止されたが、
今も幸福駅の跡地は、観光名所として整備されている。
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総選挙真っ只中

2013-05-29 11:07:38 | TV・ビデオ・映画
AKB48の「総選挙」が、たけなわである。

私は正直、AKBには興味もないし、
女の子たちの名前もよく知らない。
ただ、否定するつもりはない。

これだけの女の子のグループは、ある意味壮観であり、
それなりに日本に元気も与えてくれていると思う。
歌も、わりと聴きやすい曲だし、
少なくとも不快とは思わない。


総選挙は賛否両論だが、
これは、ファンとそうでない人との考え方が噛み合うはずもなく、
是非は論じられない。

ただ、これだけのグループである。
年配者にも知名度があるわけで、
もっと街角のあちこちで、気軽に投票させたらいいのにと思う。

いろいろと、戦略や方法に議論が沸いているが、
私は、秋元康氏のビジネスとしての作戦勝ちと思っている。
これも否定は出来ない。



私は西武池袋線を利用しているが、
3月に、ドコモとのタイアップで、
AKBの子たちの顔が、車内の窓に大きく貼られていた。

一度だけ乗りあわせたことがあるが、
目の前に貼ってあった子が、なかなか可愛いな・・と思いながら、
結局名前がわからなかった。


女の子からも人気があるというAKB。
うちの大学生の娘も好きで、高橋みなみさんのファンだという。
どんな子だかしばらくわからなかったが、
先日の「めちゃイケ」で初めて知った。
センターバカとやらの、ブービーの成績だった。

キンタロー。さんは顔と名前が一致するのに・・。


ともあれ、私にも投票権があれば、
その、西武線で「ご対面」した子に入れてもいいのに・・
などと考えている。
もっとも、CDを買っても、
肝心な「候補者」の名前がわからなければ、どうしようもない。
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黄昏流星群

2008-10-29 10:09:10 | TV・ビデオ・映画
アニメ・漫画系はほとんど見ない私だが、
先日、夢中になってしまった漫画があった。
このブログでも、漫画について語るのは初めてだと思う。

「黄昏流星群」
  弘兼憲史作・小学館 ビッグコミックス


もう、30巻以上発行されているもので、
各巻2~3話から成っている。

主人公は、主に中高年。男性・女性は関係ない。
人生に疲れた、あるいは充実した、
普通の市民が主役の話だ。

偶然なことから、異性と出会う。
最初は、大人としての誠実な交流から始まるが、
やがて、お互い恋心を抱く・・という内容だ。

老人同士、中年同士の恋愛もあれば、
老人が若い娘に恋をする、
あるいはその逆の話もある。

しかし、単なるラブコミックではない。
シチュエーションは、やや「出来すぎ」だが、
相手に対する言葉や思いやり、
大人の付き合いとは何か、を感じさせてくれる。


中高年の恋愛は、負のイメージが大きいが、
このシリーズを見ていると、
こういう老後もいいかも・・と思ったりする。
決して、恋愛したいとか、
漫画のような出会いを求めているのではなく、
励まされ、癒され、精神的に豊かな人生を送りたいと感じる。


「黄昏流星群」は、
映画やTVドラマ化もされたようだが、
漫画のほうはシンプルで、
一見チャチでがさつな画なのだが、
また読んでみたくなる本だ。
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アタック25

2008-10-12 16:51:57 | TV・ビデオ・映画
日曜の、午後1時25分から、
テレビ朝日系列で放映されている、
クイズ番組・「アタック25」。

司会の、児玉清さんの、
「アターック・チャンス!」のセリフが有名だが、
この番組、私が小学生の時から続いている。
1975年4月スタートの番組なので、
もう、30年以上の老舗番組だ。
しかも、司会は第一回から、ずっと児玉清さんだ。

最近、夜のゴールデンタイムに、
クイズ番組が多くなっている。
正統派の問題が多く、家族で楽しめるのだが、
解答者は、タレントが主体だ。

一般視聴者が参加するクイズ番組としては、
「アタック25」は、貴重な番組といえる。


さて、
この番組を、高2の息子と時々見ている。

日曜の昼だが、買い物などで、どうしても家にいない日が多いが、
いる時は、息子とこの番組で「対決」する。
(息子は、バトルする、と表現しているが・・)

しかしこれまで、息子が勝ったことは一度もなかった。


私は、あまり口外していない(?)が、
かつて、日本テレビの「アメリカ横断ウルトラクイズ」に、
何度も出場したほど、クイズが好きだった。

出場、といっても予選落ちだが・・。
とりあえず、東京ドームの芝の上は走り回った。
楽しい経験をした。

息子に負けるはずがなかった。

息子も、中学生の頃から、
「教科書現役組」の力を生かして、
ちょっとした問題は、得意そうに答えていたが、
いつも、私が2~3問の差で勝っていた。

しかし・・


今日、放映された「アタック25」で、
息子は、私から初勝利をあげた。
3問差をつけられた。

政治や歴史の問題などは、息子のほうが知っていた。
ついに、教科書現役世代に負けたのだ。

考えてみれば、息子は進学高の二年生だし、
ある程度知っていなければおかしい。

日本テレビの、「高校生クイズ大会」などを見ると、
私など、答えられる問題のほうが少ない。
彼らの知識力・吸収力には、ついていけないのだ。


ともあれ、息子の念願の初勝利。
しかし、もうそろそろ、受験勉強に本腰を入れる時期だ。
日曜の昼から、一緒にクイズを見れる日も、
もう、無くなってくるかもしれない。

負けたことより、
そちらのほうが、寂しい気がする。
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クローバーフィールド

2008-04-18 21:06:00 | TV・ビデオ・映画
前回の記事に書いた映画、
「クローバーフィールド」を見に行った。

今、一番人気のある映画ということと、
映画好きな友達が、見てみたいということで、
昨日、見に行ったものだ。

あまり、予備知識も持たずに行ったが、
大迫力のドッキリするような画面、
という触れ込みは頭にあった。

しかし・・

普段、映画を見ない私が、
あれこれ意見するのは、おこがましいかと思う。
だが、素人目で率直な感想を言えば・・、

「何、この映画?」だった。


正体不明のモンスターから逃げながら、
素人カメラマンが、ハンディカメラを回し続ける。
画面は、そのハンディの映像という設定なのだ。

なので、終始ブレる。
画面が動き回り、ちっともじっとしていない。
本当に、ロードショーの映画なのか、と思う。

画面が静止する時は、
モンスターが現れる時か、
主人公達が慰めあっている時。

地下鉄の、真っ暗闇の中を逃げるシーンがある。
ここが、あえていえば一番ドキドキしたくらいだ。
しかしこれも、
背後にモンスターがいるという、
定番通りのシーンだった。

私が監督だったら、
背後から、突然暴走した地下鉄がやって来て、
前方のホームには、モンスターがいるという、
究極のはさみうちを考えるが。

結局、
モンスターの正体は、最後までわからない。
モンスターに襲われた人間が、変死?するシーンも、
手振れカメラのせいで、何だかわからない。

なにより、
逃げ回った主人公達も、結局犠牲になる。
いや・・、なったみたいだ・・??

なんだか、
笑うことも、泣くことも、ドキッとすることも、
この手の映画には必ずある、
男女間の愛が芽生えるような、感動的な部分も、
何も感じられなかった気がする。

少し、後味の悪さを感じる映画だった。


一緒に行った友達は、
途中、怖がるそぶりを見せたものの、
なんとなく拍子抜け、という感じだった。
最後のテロップが終わる前、まだ館内が暗いのに、
「もう出ましょう」と言い、出てきてしまった。

そのあと、別の映画で口直し(目直し?)しましょうと、
本気で言ってきたくらいだ。


この映画のPRを抜粋すると、

『全く新しいアトラクションタイプの映画です。
 特別な手法による映像は、
 ご鑑賞時の体調によっては、
 激しい車酔いに似た症状を引き起こします。』

ハンディカメラのブレた映像が、
特別な手法とは・・。

ちょっと残念だった。

しかし、久しぶりに見に行った映画。
こんなふうに、
ブログで感想を書けるだけでも、
良い体験だったと思う。
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映画を見るということ

2008-04-11 16:52:25 | TV・ビデオ・映画
友人から、映画を見ませんかと誘われた。


私は、映画をほとんど見ない。
テレビもそれほど見ないほうだが、
映画となると、これまでの人生で、
見た数は限られる。

テレビの映画も見ないのだから、
映画館に行って・・となると、
本当に、数年に一度、
オリンピック並みの間隔である。

先日、知人の娘さんを連れて、
映画館に、サンリオ系のアニメを見にいったが、
これが、私の記憶では、
「ターミネーター2」以来だった。

ターミネーター2自体が、
いつ見に行ったか忘れてしまった。
10年以上経っているかもしれない。


映画が、嫌いというわけではない。
ただ、
どこかで拒否反応を示している気がする。
それは、映画ではなく 「映画館」にだ。

まず、「大きな音」だ。

私は、幼少の頃、
花火大会の花火の音に驚き、大泣きした。
それ以来、ピストルの音や風船の割れる音、
雷の音などが大嫌い。
いわゆる「トラウマ」なのだ。

映画館の大音量・・、
いや、そんな大きくはないのかもしれないが、
私は、かなりドキドキしながら聞く。

次に、
上映中、身動きできない辛さ。
横になれず、足を投げ出せず、
リラックスできない姿勢がしんどい。
ものを見る時は、コーヒーを飲みポテチを食べながら、
くつろいで見たいのだ。

最後に、
大勢の人が、一斉に同じ画面を見ているという、
「摩訶不思議」さ。
これでは、
大声で笑えない。思い切って泣けない。

根本的に私は、
俳優や映像よりも、
ストーリーで入っていくほうなので、
映画というものを、楽しめていないのかもしれない。


でも、今まで見た映画で、
一番良かったのは、やはり「アマデウス」。
これは、TVで見たものだが、
モーツァルトを崇拝する私には、一番の作。

このブログのIDにもなったのだから・・。

古い映画なら、
「ベン・ハー」とか、「猿の惑星」も見入った。
やはり、ストーリーが好きで見たものだ。


これも古い映画だが、
『夫婦』という、フランス映画があった。
1969年・ベルナール・ポール監督の映画だ。

ある人妻が、
息子の学校の担任の先生に恋をする。
その先生は、「パッヘルベルのカノン」が好きで、
いつも聴いているという。

人妻は、
夜になると先生を思い出し、
自分も「カノン」を聴く。
そのメロディと、愛しい先生の顔がオーバーラップする。

そんな内容らしい。
見た事はないが、一度見てみたい。
こちらは、私のここでの名前。
高校時代、「カノン」を聴きながら、
好きな子にラブレターを書いたことに由来する。

『夫婦』を見れば、
この人妻の気持ちがわかるかもしれない・・。


映画・・。
久しぶりに見に行ってみようかな・・。
食わず嫌いにならずに。

映画大好きな友人が、この記事を読んだら、
あきれて笑い出すかもしれない・・。


写真は、「クローバーフィールド/HAKAISHA」。
調べたら、今、一番人気のある映画らしい。


調べなければわからない私・・。
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浜崎あゆみさん

2008-04-09 09:43:30 | TV・ビデオ・映画
昨夜、浜崎あゆみさんの、
CDデビュー10周年記念コンサートが開かれた。

一月に、左耳が聴こえなくなるという、
突発性内耳障害に見舞われた浜崎さん。
しかし、回復に向かっているそうで、
昨夜も、ファンの声援を受けて熱唱した。


私は、浜崎さんが好きである。
ファン・・と呼ぶほどのものではないが、
歌、詞、メロディなどの、
音楽的な部分がとても好きだ。

彼女自身も、苦労して歌手になり、
頂点まで上りつめた人だ。
ひとりの生き方として、
応援できる部分が多い。


カリスマ的な人物には、
当然アンチ派も多くなる。
女子高生の神様的存在、と言われていても、
彼女がキライ、という女子高生も大勢いる。

浜崎さんは、個性的だ。
それで良いと思う。


私は、浜崎さんのデビュー後、
雑誌で見て、「きれいな人だな」と思ったのが、
好きになったキッカケだった。

そして、初めて買ったCDが、「evolution」。
リズム・テンポ・歌詞など、
私にとっては「衝撃的」だった。

その後、何枚かのシングル・アルバムも手にした。
私は、バラード風の曲が好きだ。
「M」 「Dearest」 「Endless sorrow」などは、
結構、感動した曲でもある。


前日の7日、
友人と久しぶりにカラオケに行き、
浜崎さんの曲を歌ってきた。
「Voyage」が一番好きな曲で、
カラオケに行くと、必ず歌う曲だ。

せつないけれど、頑張ろうと思える・・。
浜崎さんの歌は、
前向きに生きる女性を感じるが、
男性が聴いても、共感できる曲が多い。


浜崎さん・・と書いたが、
「あゆ」のほうが自然だろう。
でも、私は彼女に大人の魅力を感じるし、
やはり「浜崎さん」だ。

浜崎さんのショートの髪が好きである。
冒頭の写真が一番気に入っている。
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そんなの関係ねえ

2007-09-23 16:38:53 | TV・ビデオ・映画
「オッパッピー!」

最近、TVによく登場する、
沖縄出身の芸人、小島よしおさんのお笑いネタだ。


今日は、あちこちの中学・高校で、
学園祭が行なわれている。
息子の通う高校も昨日と今日だ。

息子によると、
昨日は、劇やステージなどを開いたクラスでは、
申し合わせたように、
「そんなの関係ねえ! オッパッピー」のオチが付いたという。


何がどう面白い、というわけでもないが、
言葉のテンポと、小島さんのリアクションが笑いを誘う。
私も、見ていて面白いと思う。

このブログで、
お笑いタレントを記事にしたのは、二人目だ。
昨年の、「武勇伝」のオリエンタルラジオ以来になる。

オリラジも、
言葉とテンポ、タイミングなどが笑いを得たが、
彼らは、ネタの内容がうまかった。
小島よしおさんは、
ネタ自体はどうでも良い、それこそ「関係ねえ」内容だが、
ピン芸人としては、面白さを取ったほうだろう。


『レフトとライトがわからない。 でもそんなの関係ねえ』
『ツタヤのCD返してない。 でもそんなの関係ねえ』


お笑いの歴史を振り返ると、
ベテランの漫才師などに共通しているのは、
言葉のテンポの良さである。
二人とも故人となられた「星セント・ルイス」も、
『田園調布に家が建つ』 『キュウリ、ピーマン、ナス、税金』など、
言葉のテンポに笑わされた。

大声でまくし立てたり、
相棒を叩いたり、
見ていて不愉快なタレントは、やはり去るのも早い。

小島よしおさんも、
失礼ながら、長続きするだろうか・・? と思うが、
少なくとも、今年の中高生のネタに使われているのは、
お笑いの世界では、成功ということだろう。

「ブレイクするのは今年だけ。 でもそんなの関係ねえ」
と、言われそうだ。


なんでも「関係ねえ」で済ませてはいけないが、
クヨクヨせずに、そう叫ぶ時も必要かな・・などと思う。
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久米小百合さん

2007-09-08 18:34:07 | TV・ビデオ・映画
久米小百合さん。

旧姓・久保田小百合。
芸名・久保田早紀。


1979年・「異邦人」で一世を風靡した歌手だ。
今日、この曲がラジオで流れていた。
ふと、この人のことが気になった。

「異邦人」は、
それまでになかった、エキゾチックな雰囲気の詞と、
孤独感を感じる、もの悲しいメロディが、人の心を魅了した。
150万枚という売り上げを記録。
当時では、大変な数だった。

「ザ・ベストテン」をはじめ、
この当時の、あらゆる歌番組で一位を続け、
この年の暮れには、
彼女の歌声が、流れない日はなかった。


しかし、その後も素敵な曲調の歌を出したが、
これといったヒットは続かなかった。
あまりにも、「異邦人」は怪物すぎたのだ。

久保田さんは、当時言っていた。
「ついこの前までテレビを見ていた私が、
 テレビの中で歌っている」

元々、目立ちたがり屋ではない。
詞が好きで、歌が好きで、エキゾチックなものに憧れる、
普通の女性だった。

タレントの世界は、彼女にとって、
決して華やかな道ではなかったようだ。


1981年。
久保田さんは、歌手としての自分に迷っていた。
そんなある時、
都内のある教会から、賛美歌が聞こえてきた。

思わず立ち止まり、聴き入った久保田さんは、
そのまま吸い込まれるように、教会の中に入る。

受付にいた高校生が驚いた。
「久保田早紀が来た!」
久保田さんは、「入ってもいいかしら?」

促され、中に入る。
これが、久保田さんのその後の人生の転機となった。
目白の教会で、
プロテスタントの洗礼を受ける。


1984年、スクエアの久米大作氏と結婚。
「当時作った曲はすべて、彼のイメージがありました・・」

久米小百合さんとなった彼女は、
現在、神教を通じての音楽活動に携わる。
本名のまま、活動を続けている。



久保田さんの「異邦人」が流れた年、
私は高校一年生だった。
大人のお姉さん、といった雰囲気の彼女が大好きで、
大きなポスターを天井に貼ったほどだ。

でも、
この時の「久保田早紀」は、
どの写真も、翳りと悲しさばかりだった。
そして、遠くを見つめるような、大きな瞳・・。

今、教会にいる「久米小百合」さんは、
人を愛し、慈しむ表情に満ち溢れている。
49歳。
私達と一緒に、これからも素敵に歳を重ね、
素晴らしい活動を続けていただきたい。
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