Sent: Friday, June 25, 2010 12:39 PM
Subject: 知床三ツ峰にて
キバナシャクナゲの薄クリーム色の花に囲まれています。
少しガスがかかっていますが、雨の心配はありません。
今日見たもの。
サルメンエビネ、ギンリョウソウ、サンカヨウ、急な雪渓、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ、メアカンフスマ、メアカンキンバイ、羅臼岳山頂、国後島、エゾシカ十以上、そしてヒグマの親子三頭。
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Sent: Wednesday, June 30, 2010 11:40 PM
羅臼岳登山口のあるホテル地の涯の下手400~500m地点の車道沿いでヒグマの親子3頭に遭遇。
威嚇のためか周りを見渡すためか,子熊が立ち上がりました。
「さすが知床!」と妙なことで感心してしまいました。
登り始めてまもなく,針広混交林内で2株見つけたサルメンエビネ(ラン科)。
こうゆうのに出会えると,がぜん元気が出ます。
羅臼平までの間に2か所ある水場のひとつ,「弥三吉水」。
知床の水場の多くが雪渓からの雪解け水を利用し,煮沸しての飲用を余儀なくされているのに対し,ここは湧き水のためそのまま飲むことができます。
銀冷水の水場を過ぎると大沢の雪渓を登るようになります。
今年は残雪が多く,アイゼンをつけていても怖いぐらいの傾斜がありました。
事前に知床自然センターに尋ねたところ,アイゼン持参を勧められました。
大沢の雪渓を登り切ると羅臼平の広いハイマツ林に変わります。
その間を埋めるようにキバナシャクナゲの群落があちこちにありました。
羅臼平をはさんで斜里町側はガスが巻いていましたが,羅臼町側は良い天気でした。
国後島も目と鼻の先に見えます。
三ツ峰鞍部に咲き始めていたメアカンフスマ(ナデシコ科)。
雌阿寒岳と知床半島の固有種です。
翌日にまったく同じ場所を歩きましたが,もっといっぱい咲いていました。
午後になり,羅臼岳がしだいに全貌を見せるようになってきました。
三ツ峰鞍部付近から見たサシルイ岳。
写真中央の小さな雪渓脇がこの日の泊まり場,「三ツ峰キャンプ地」。
キャンプ地から見た三ツ峰。
テントを張った場所から50mほど離れた所にあるフードロッカー。
食糧や残飯はこの丈夫な金属のロッカーに入れて保管し,テントに熊を近づけないようにします。
19時過ぎ,オホーツク海に夕日が沈みました。