Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

トランペットを見つめる少年とジャズメン

2004年08月24日 23時59分59秒 | 1分間スピーチ
今日は、トランペットを見つめる少年とジャズメンでした。

あるところに、ディスプレイに飾られた、
金色の綺麗なトランペットを見つめる少年がいました。

少年は来る日も来る日も、吐く息も白くなるような冬でも、
毎日トランペットを見つめていました。

ある日、少年が店に行くと、
トラペットがなくなっていました。

落胆する少年。

すると、少年の背後から手が伸びてきて、
目の前にディスプレイの中にあったトランペットが。

少年が驚いて振り返ると、
そこには4人のジャズメンが。

「これは君へのプレゼントだよ」

そう言うとジャズメンは、
少年にトランペットを手渡しました。

「でも、こんな、高いもの、僕には…」

少年の言葉を遮るように、ジャズメンは言いました。

「これが終わりじゃない、これからが始まりなんだよ。
 私達と一緒に練習しようじゃないか」

少年は言葉もなく、満面の笑みで大きく頷きました。

その後少年はジャズメン達の元で、
誰よりも一生懸命にトランペットの練習に励みました。

そんな少年が成長を遂げ、ジャズマンとしての名を上げ、
かのサッチモになりました、と。

そんなつくりお話がありました。

さて、ここでお願いがあります。

このお話に出てくるモノを、
ある日を誕生日、
少年を同期のお友達、
トランペットをXBOXプレミアムセット2、
4人のジャズメンを、私含めた4人の同期、
と置き換えてください。

途端にバカ話になります。

そんなバカ話が、単なるお話でなく、
今日、実際に行われたわけです。

しかも社内で、モノを渡して、
同じ社屋にいない同期用に、包装紙を開ける様子を、
細々写真に撮ったりしてましたからね。

いいバカです、素晴らしいです。
この人達、何歳なんでしょうか。

でも私は、わりと昨日から大変でしたよ。

珍しく放課後ディトだって言うのに、
どデカイXBOX買うこととなり、
包装が遅くて遅刻しそうになって、
デカく、その上重いの持って走ったり。

今朝も出社するまでの間、
12時間半、バイクに乗り続けても平気な私をして、
XBOXのあまりの重さに、もう泣きそうでしたもん。

というか、あんまりにツラ過ぎて、
なんで彼女からもプレゼント貰える裕福な奴相手に、
ひとりぼっちカワイソウな私が頑張らなきゃいけないんだよ。

とかいう悪い心が、
むくむくと芽生えたりもしましたもん。

何度、途中で投げ捨てようと思ったことか。

そんな葛藤を乗り越えて辿り着いて、
そして贈ることが出来て、大いに喜んでくれて、
やっぱり私のしたことは間違ってなかったな、
と、悪い心をすっかり捨て去って、改心したわけです。

もちろん自分の誕生日を、
わかりやすくはっきりときびきび告げながら。

けど、まぁそういう笑えない冗談は置いといて、
ホントに1年越しとかいうレベルで欲しがってましたからね、
もう、健気過ぎて贈らないわけにはいきませんでした。

リアルにジャズメンの気持ちですよ、これは。

けれど、こんなお話がお気軽に転がってるのなら、
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないってことです。

What a wonderful world♪

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2 コメント

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少年は (特に名を秘す少年)
2004-09-06 02:40:51
少年は,こういうお話に登場するには,ちょっと心がヒネていましたが,それでも感謝の気持ちに偽りはありませんでした.

全てが終わった後,少年の心には,いくつか数字が刻まれていました.

『7.30』『9.16』『1.15』『1.19』

それが何を意味するのか,少年にはわかりませんでしたが,なぜか『7.30』だけは,もう終わったことであり,忘れてしまったほうが良いように感じられました.
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1.19 (aliz)
2004-09-06 13:34:05
私も数字の意味はわかりませんが、

とりあえず『1.19』だけは、

大トリだからオオキナモノを、というだけでなく、

ここを読む方全てに覚えておいて欲しい気がしました。



(『1.19』のヒント)

松任谷由実、川本真琴、宇多田ヒカル、石川梨華、ウド鈴木
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