大きなゾウの重さを量り
国の危機を免れたが・・・
「ここはバンビオ1番館の観光情報センターですね 王様」
ビロロロ~ン ←神さまの登場する音
「ワシの名は ビャク神(ビャクシン)でア~ル
としよりを捨てる国の王よ」
「は・はい」
「最後に もうひとつだけ尋ねる
これに答えられたら ワシはこの国が栄えるよう守ってあげるゾ」
「ほんとうですか」
「ウソは言わん
ココに一本の大きな丸太がある
この木のどっちが根の方で
どっちが末の方か7日の間に見分けてみよ」
「は・はあ・・・」
「見分けられなかったら
お前の体も この国も
たちまち 滅びてしまうから そう思うがよい ワ~ハッハッハ」
大きな丸太は どっちがどっちだかまるで見分けがつかない・・・
「アッくん大臣
最後の神様の問題 答えられるのは お前しかいない
どうか この国とワシを助けてくれないか?」
「わかりました。考えさせて下さい」
と答え 家に帰り 父親のモミじぃに聞いた・・・
モミじぃは笑って言った
「それは簡単だ
大きな丸太を水に浮かべればわかる ヒック」
「それだけで?」
「ウム。少し沈んだほうが根で
すこし浮いたほうが末だ ヒック」
アッくん大臣はあくる日 さっそく王様に伝え
丸太の根と末を見分け 天の神様に知らせた
ビロロロ~ン
「ホント よく わかったのぅ」
つづく