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■ 嬬恋温泉 「つまごい館」 〔 Pick Up温泉 〕

<嬬恋温泉「つまごい館」> (嬬恋村大前高岩1077、日帰り入浴不可?、500円、0279-96-0443)
オフィシャルHP

ここは一時期、夏場の週末午後のみ日帰り入浴を受け付けていましたが、2015年夏時点のTEL確認で「いまは日帰り入浴は受け付けていない。」と案内されたので、日帰り入浴不可になっているようです。

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JR吾妻線終点の「大前」駅前の湯宿。
駅前といっても「大前」駅は吾妻線の継子的な存在で、ひとつ手前の「万座・鹿沢口」駅までは東京方面からの特急もきているのに、ここは1日わずか5往復のいたってのどかなたたずまい。
駅のすぐ手前の踏切よこにある9室の湯宿で、館内は質素ながらとてもきれいです。


【写真 上(左)】 大前駅ホームから「つまごい館」
【写真 下(右)】 内湯

浴室は、内湯(檜造4人)と露天(同2人)の2槽。
内湯は、檜の湯口から投入で湯船内上面から排湯の適温。湯口のうえにはコップがおいてありました。
露天は木の筒からの注湯で全量オーバーフロー。どちらも眼下に吾妻川が望めます。
カラン4、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。日曜15時で独占~3人。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天

お湯の感じは、内湯と露天でかなり違います。
ほぼ適温の内湯は、淡緑黄色ささ濁りで重曹味(薬っぽい塩味)+金気味に金気臭+かすかなイオウ臭。
湯中には細かな気泡と酸化鉄らしい茶色の浮遊物が舞っています。

かなり温めの露天は、淡黄色ほぼ透明で気泡と羽毛状の灰白色の湯の花がただよっています。
新鮮な鉄味+たまご味+微炭酸味、湯口では明瞭なイオウ臭。

お湯は露天のほうが新鮮な感じなのに、なぜか気泡は内湯の方が多いです。
露天の浴感は絶品で、いくらでも入れそう。思わずまったりと長湯に・・・。
ここはレベルの高い吾妻エリアでも屈指の名湯でしょう。
ぬる湯だし、浴後には際だった爽快感があるので、どちらかというと夏向きのお湯かと思います。

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「重曹泉」とのことですがツルすべ感はなく、硫酸塩泉or鉄泉のひっかかり感が表に出ている感じ。
純粋な重曹泉ではないのでは?
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と、以前書きましたが、たぶん重炭酸土類系のお湯の特徴がでているのだろうと思います。

分析表掲出なし(受付にもなし) 嬬恋温泉鹿ノ湯 重曹泉

やませみさん提供のデータは下記のとおりです。
(関東周辺立ち寄り温泉みしゅらん「クチコミ温泉情報リスト」(群馬-1 (吾妻))より引用)
■嬬恋(大前)温泉   Na・Mg・Ca-HCO3温泉 37.1℃ pH=7.33

なお、HPによると、飲用泉は「奥鹿の湯」をつかっているようです。
■奥鹿の湯   Na・Mg・Ca-HCO3温泉 -℃ pH=6.7 TSM=1.66 (データは同上)

〔 2002年6月13日レポ 〕
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