関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 宇佐美温泉 「中島荘」 〔 Pick Up温泉 〕
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<宇佐美温泉 「中島荘」>
(静岡県伊東市宇佐美1746-1、時間要問合せ、500円、0557-48-9489)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
熱海と伊東のあいだにある宇佐美には多くの温泉民宿がありますが、情報がすくなく日帰り難易度の高いところです。(ま~、ふつうの観光客は熱海か伊東で入浴するので当然か・・・(笑))
ここはネットで、日帰り可との情報をなんとかみつけたので突入してみました。
場所はR135から大仁・沼津方面へ抜ける県道19が分岐するT字路のよこ。(→ここ) Pは裏手にあります。
TELしないでいったのですが、たまたま宿の人がいてこころよくOK。ただ、不在のこともありそうなので、事前TELがベターかと・・・。
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【写真 上(左)】 メイン浴場の浴槽
【写真 下(右)】 かけ流しの説明
民宿なので脱衣所が狭いのはご愛嬌。
伊豆石敷3人ほどの思いのほか本格的な湯船は入りごこちよく、内床まで伊豆石貼りの贅沢なもの。
ただ、かなりの熱湯を流し込んでいるうえに、冬ということもあって浴室はこもり気味。
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【写真 上(左)】 もうひとつの浴場
【写真 下(右)】 もうひとつの浴場の湯口
おどろいたことに、もうひとつ小さいながらしっかりとした浴室があって、ここでも源泉がかけ流されていました。
石膏系の白い析出のでた石の湯口から熱湯源泉をしぼり投入、槽内注排湯はみあたらずきっちりとオーバーフローは、宇佐美では貴重なかけ流しでしょう。
カラン3、シャワー・シャンプーあり。ドライヤーなし。年始12時で貸切。
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【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 きっちりオーバーフロー
そうとうの熱湯で、湯もみをしてもどうにも太刀打ちできずやむなく加水(泣)
かなり熱めのお湯は、わずかに懸濁してうす茶の湯の花がうかびます。
はっきりとした芒硝塩味に微苦味をまじえるよさげな味。芒硝臭でカルキは感じられません。
熱湯ということもありますが、それを差し引いてもそうとうにあたたまりの強いお湯で、真冬というのに何度かカランの水を浴びました。
食塩泉というより硫酸塩のあたたまりが強く効いているような・・・。
硫酸塩泉のキシキシととろみに土類食塩泉の肌に食い込むような湯ざわりがある、力感炸裂のお湯にびっくり。
宇佐美では「ヘルスセンター」もいいお湯ですが、いささかもひけをとらないすばらしいお湯です。
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【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 川に捨てられる温泉?
このあたりは、お湯の管理上循環にかえたところも多いが、ここは変えなかった。そのうちにかけ流しに関心が集まるようになり、いまとなっては、その方がよかったかも・・・ と、感じのいい女将さんは笑っておられました。
それにしても、日帰り客はほとんどいない感じなのに、昼間から熱湯源泉をかけ流しているのは何とも贅沢。温泉好きは攻めてみる価値のあるお湯かと思います。
Ca・Na-塩化物・硫酸塩温泉 54.9℃、pH=8.5、178L/min、成分総計=3.066g/kg、Na^+=354.5mg/kg (31.75mval%)、Ca^2+=660.4 (67.85)、Cl^-=942.4 (54.69)、SO_4^2-=1045 (44.77)、陽イオン計=1022 (48.56mval)、陰イオン計=1997 (48.60mval)、メタけい酸=41.3、メタほう酸=6.2 <H17.3.14分析> (源泉名:宇佐美温泉 宇佐美8号)
<温泉利用掲示>(館内掲示より)
当館は源泉100%「掛け流し式」です。湯量豊富な宇佐美温泉。当館では源泉をそのまま引いて、そのまま使用している天然温泉の掛け流しです。
※ 泉温54.9℃でこの熱さということは、非加温だとすると、近くの泉源からタンク経由なしで引いてきているような気がします。
「源泉をそのまま引いて、そのまま使用している」という掲示もそれをうらづけているような・・・。
ちなみに泉源地の宇佐美字桜田は、宇佐美小の北側あたりをいうらしく、この宿から500mほどしか離れていません。
※ 宇佐美には複数の泉源がある筈ですが、各宿の利用状況はナゾにつつまれています。多くの宿は共同配湯泉利用だと思いますが、自家源泉もありそう。
市内を流れる烏川にはもうもうと湯気をあげつつ温泉?を捨てているところがありますが、あれはどこからきているのだろう・・・。
〔 2009年9月12日UP 〕 (2007年1月入浴)
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