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■ 下諏訪温泉 「旦過の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



下諏訪温泉 「旦過の湯」
住 所 :長野県諏訪郡下諏訪町3441
電 話 :0266-26-7520
時 間 :5:30~22:00 / 原則無休
料 金 :220円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

【 下諏訪温泉 】
中山道と甲州街道の合流点に位置した宿場町で、諏訪大社下社の門前町でもあったために発祥の地ともいわれる「綿の湯」(現在は駐車場)を中心に大いに栄えた温泉地。
市街地にある上諏訪温泉に対して歴史を感じさせるしっとりとした佇まいをみせています。
湯量は豊富で町内20ヶ所の源泉から5100L/minの温泉が供給されているとのこと。
俗に下諏訪の共同湯10湯と称されますが、これは旦過の湯、遊泉ハウス児湯(入湯済未レポ)、新湯(同)、菅野温泉(同)、矢木温泉、湖畔の湯(高木温泉)、みなみ温泉(同)、老人福祉センター、富部温泉、六峰温泉を指すようです。


【写真 上(左)】 下諏訪温泉街
【写真 下(右)】 旦過の湯遠景

鎌倉時代の文献にも記載がみられるようですが、はっきりとした歴史は確認できませんでした。
唯一、「湯玉伝説」(諏訪明神建御名方命(たけみなかたのかみ)と妃の八坂刀売命(やさかとめのかみ)が仲違いをし、妃が下諏訪へ移られたときに、綿に浸して運んだ化粧用の湯が途中で落ちて上諏訪温泉となり、綿を捨てたところが綿の湯(下諏訪温泉)となった)というスケールの大きな開湯伝承がみつかりました。


【写真 上(左)】 外観2004
【写真 下(右)】 入口2004

「旦過(たんが)の湯」は鎌倉時代、諏訪の名刹白華山慈雲寺を訪れる修行僧のために建てられた”旦過寮”の湯を利用したのがはじまりといわれる歴史ある共同浴場。
ちなみに”旦過寮”とは、禅寺などで修行のために訪れた僧が、修行に入る前に心身を整えるためひとまず通される部屋のことをいうそう。


【写真 上(左)】 外観2011
【写真 下(右)】 入口2011

すぐそばには有名な共同浴場の「児湯(こゆ)」がありますが、温泉好きには断然「旦過の湯」の評判がいいようです。
国道から一本入った宿場町の面影をとどめる旧道沿いに面してあり、手前に4~5台停められるPがあります。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 料金案内

よくある共同浴場のつくりで男女別。券売機で入浴券を買って番台に渡します。
脱衣所から見通しのきく浴室は、いい味を出している4-5人の青タイル貼浴槽がひとつとシンプル。
壁に填め込まれた天女のタイル絵が見事。


【写真 上(左)】 脱衣所側から浴槽
【写真 下(右)】 湯口&天女のタイル絵

奥手に窓があり覗くと給湯パイプが張り巡らされていました。
浴室のすぐ横に旦過第一・第二源湯の源泉小屋があり(見学不可)、そこから直引き(熱交換あるかも?)されているようです。
カラン6(たぶん温泉)、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
連休12時で独占。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

ライオンの口からえらく熱い源泉を20L/minほど投入で、槽内注排湯はなく全量をオーバーフローの完璧な源泉かけ流し。
うめ湯(水)カランがありますが止められていました。
ゲキ熱のお湯は無色透明。熱すぎてよくは判りませんでしたが(^^;)、ごくかすかに石膏かイオウのたまご味のようなほこほことした味がしたような・・。
「片倉館」でかすかに感じられたタール or 樹脂系アブラ臭をやや強めたような温泉臭。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 泉源施設

熱湯で有名な「旦過の湯」ですが、それにしても熱い。
うめ湯カランはなんとなく出してはいけないような気がしたのでそのまま入りました。
が、1分もたずほとんど浴感を味わう余裕がなかったというのが情けなくもホントのところです (^^;

熱湯というと、高崎天神の湯(揚湯試験時の52℃)をはじめ、群馬鎌田温泉「千明旅館」、山梨「草津温泉」、新潟かのせ温泉「赤湯」、川原湯温泉「笹湯」、熱川温泉「臨泉閣」、湯河原温泉「若草荘」などが記憶にありますが、それらとくらべても遜色のない熱湯です。


【写真 上(左)】 泉源小屋
【写真 下(右)】 泉源小屋前の飲泉所?

番台のおばちゃんは46℃と云っていたけど、48℃以上はあったのでは・・・?。
「今日はとくに熱いんじゃないですか?」と訊くと、そんなことはないという。
実際、あとから来た常連さんが軽く掛け湯をし、平然と肩まで浸かっているのを見て心底おののき。
「旦過の湯」の常連さんおそるべし (^^;

熱湯の修行をしなおしてから、再度リベンジしたいお湯です。
(その後、修行してから(笑)何度かリベンジ、それでも熱いものは熱い。。)

〔 源泉名:旦過源湯1号2号の混合泉 〕
Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉 58.8℃、pH=8.64、湧出量不明、成分総計=1492mg/kg
Na^+=307.7mg/kg、Ca^2+=160.8、F^-=3.1、Cl^-=232.2、HS^-=0.2、SO_4^2-=690.2、CO_3^2-=7.8、陽イオン計=476.7、陰イオン計=952.4、メタほう酸=21.0、硫化水素=0.01 <H10.11.26分析>

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 銘酒「御湖鶴」 〕
水がよく、冬の寒さが厳しい諏訪地域は日本酒づくりに適した地とされています。
下諏訪の銘酒「御湖鶴(ミコツル)」をする醸菱友醸造株式会社は、1912年(大正元年)創業という老舗。
「御湖鶴」という麗しい銘柄名は、「初代創業者がある夜諏訪湖に飛来し一服の安らぎをとる鶴の華麗さを夢に見て命名」したとのこと。
あえて酸を高めに醸し出し、味わいのコンセプトとして「透明感のある酸味」を掲げているというこだわりの蔵元です。

〔 2011/07/24内容補強のうえUP (2004/07/24レポ (2004/07以降数回入湯)) 〕


E138.5.31.649N36.4.27.479
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