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■ 赤城温泉 「赤城温泉ホテル」 〔 Pick Up温泉 〕



<赤城温泉「赤城温泉ホテル」> (前橋市(旧宮城村)、時間要問合せ、500円、027-283-2619)
オフィシャルHP

赤城温泉の一番手前にあるいちばん大きな宿、といっても全18室ですからこぢんまりとしたものです。「元禄十三年(1700)、『あづまや』として創業」した老舗旅館です。以前より全体に綺麗になっている感じで、フロントのお姉さんの対応も親切なものでした。廊下&階段の奥に男女別の浴室。

 
【写真 上(左)】 男湯内湯
【写真 下(右)】 男湯内湯の湯口

浴室はさほど広くなく、石造5.6人の内湯と石枠石敷3.4人の露天。どちらの浴槽も石灰華の析出で赤茶色にコーティングされ、一部にミニ千枚田もできています。
露天は軒下タイプながら風は通ります。
カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜11時で男女湯とも独占でした。

 
【写真 上(左)】 女湯内湯
【写真 下(右)】 女湯内湯の湯口

内湯はコテコテに析出の出た石の湯口から15L/minほどを投入で、横に桝がおいてありました。にごり湯なので槽内注排湯は不明ですがたぶんなく、全量を露天寄りの上面排湯口に流し出しのかけ流しでしょう。投入湯温は泉温43.2℃に対してほぼ同温のお湯。脱衣所掲示によると加温なしとのこと。

 
【写真 上(左)】 男湯露天
【写真 下(右)】 男湯露天の析出と湯色

露天は内湯の上面排湯を流し込みで上面排湯+パイプ吸湯?、当然ながらお湯は内湯の方がいいです。湯温は内湯で41℃くらい、露天は37℃くらいのぬる湯。

 
【写真 上(左)】 女湯露天
【写真 下(右)】 女湯露天の湯口

緑がかった黄褐色で透明度40~50cmほどのにごり湯(露天のほうが赤味が強い)は、湯口で微炭酸味+重曹味+うま味、焦げ臭+金気臭+微ドクダミ臭の赤城温泉らしい複雑な味臭。
湯口は炭酸味が残っているので相当に鮮度がいいと思います。
土類+鉄のキシキシぎしぎしとした湯ざわりで、よく温まり身体に染み込んでくるような絶妙な浴感。浴後は肌がつるつるにコーティングされなかなか冷めません。
ひさびさにいきましたが、やはり赤城温泉のお湯はいいですね。

Ca・Mg・Na-炭酸水素塩泉 43.2℃、pH=6.5、87.7L/min掘削自噴、成分総計=3.15g/kg、Na^+=242mg/kg (30.14mval%)、Mg^2+=133 (31.36)、Ca^2+=246 (35.08)、Fe^2+=10.5、Cl^-=247 (19.87)、SO_4^2-=172 (10.23)、HCO_3^-=1492 (69.86)、陽イオン計=664 (35.0mval)、陰イオン計=1911 (35.0mval)、メタけい酸=203、メタほう酸=19.3、遊離炭酸=350、硫化水素=0.2 <H10.5.27分析>(源泉名:新島の湯)
<温泉利用掲示> 加水なし 加温なし 循環なし 消毒剤使用なし

〔 2006年1月15日レポ 〕
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