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■ 宮城野温泉(強羅引湯) 「食彩湯宿 箱根いこい荘」 〔 Pick Up温泉 〕



<宮城野温泉(強羅引湯) 「食彩湯宿 箱根いこい荘」>
(神奈川県足柄下郡箱根町宮城野116、14:00~18:00、575円、0460-82-2826)
オフィシャルHP
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

宮城野にある地味めの湯宿が日帰り開放するもの。
場所は小田原方面からだとR138箱根裏街道「宮城野橋」を渡ってすぐを鋭角に右折、すぐ左折して細い路地をしばらく走った右手にありますが、えらくわかりにくいです。(右左折ポイントに看板あり。)

もとは保養所だったようで、それらしきこぢんまりとした雰囲気を残しています。
やたら奥まっていてとても日帰り入浴できそうもない佇まいですが、受付のお兄さんの対応はとても親切なものでした。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 浴槽

廊下のおくにある男女別の浴場は、黒みかげ石枠水色タイル貼浴槽ひとつだけのシンプルなもの。
なんとなく共同浴場的な趣のあるすがすがしい浴場です。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で独占~2人。

底面からかなりの量の熱湯を注入で浴槽ふちから全量をザコザコオーバーフローのかけ流し。
浴室の内床は洪水状態。箱根では希有のかけ流し量です。
浴場全体から湯気があがっていますが、天井が高くこもりがすくないのは優。

熱めのお湯は無色透明で茶色の湯の花が少量ただよっています。ほぼ無味でごく弱い礒の香?。
しっかりとしたとろみとヌルすべがあり、熱いのに湯ざわりやさしい入りごこちのいいお湯です。
よく温まりますが、浴後は湯ぎれよくすっきり爽やか。


【写真 上(左)】 洪水状態の内床
【写真 下(右)】 湯色

ここは強羅の「けやき荘」(未レポ)と同じ混合泉(強羅掘削泉)をつかっていますが、お湯のイメージは「けやき荘」よりやさしく、ごつごつとした強羅の掘削泉というよりは、むしろ底倉や宮ノ下のお湯に近いニュアンスを感じました。
お湯の熱さからして加水はないかすくないと思うので、引湯しているうちにお湯がこなれてやさしくなるのかもしれません。

落ちついた浴場で上質なお湯を楽しめ、しかも料金は箱根では破格の575円!。
場所はわかりにくいですがおすすめの1湯です。

Na-塩化物温泉 71.6℃、pH=7.3、湧出量不明、成分総計=2.07、Na^+=576mg/kg、Ca^2+=65.4、Cl^-=987、SO_4^2-=116、HCO_3^-=30.8、メタけい酸=188、メタほう酸=49.5 <H16.7.20分析> (源泉名:宮城野第88.126.130号混合泉(強羅引湯))

〔 2010/01/03UP (2008/05/01レポ (2006/05入湯)) 〕


E139.3.21.430N35.14.59.438
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