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■ 童謡のふる里おおとね温泉 「100(とね)の湯」

<童謡のふる里おおとね温泉「100(とね)の湯」> (大利根町、10:00~18:00(土日祝~20:00)、火休、500円(町外・13~69歳)、0480-72-5069)
オフィシャルHP

埼玉県の北東部にあるのどかな農村地帯、大利根町に温泉が湧出、従来からあった総合福祉会館に8/21から温泉を導入したものです。

場所は町役場の南東にある運動公園の隣、立て看板が何ヶ所か出ているので迷うことはないかと。(町のHPに地図あり)
いかにも公共施設的な建物で雰囲気はありません。施設の奥に男女別のこぢんまりとした浴室。佇まいからみて、従来からあった浴場をそのまま使用しているように思われます。
浴室はみかげ石枠タイル貼4.5人の小さめの浴槽がひとつときわめてシンプル。カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で2~3人と予想以上に空いていました。

みかげ石の湯口からかなりの熱湯を少量投入で、槽内注排湯はなく、端の切り欠きから流し出すかけ流し。脱衣所の掲示には「非加水・加温・非循環・入浴剤使用なし・塩素系消毒処理あり」とあります。

ややぬるめのお湯は、緑茶色でうすく懸濁し、わずかに茶色の浮遊物。明瞭な塩味+弱重曹味+僅微苦味。甘い系統のモール?臭+アンモニア臭+ボンド?臭で水海道の「きぬの湯」に似たクセのあるものですが、「きぬの湯」よりは弱いです。食塩泉らしいしっかりとした浴感と弱いながら重曹泉系のツルすべがあるなかなかいいお湯です。

46.1℃、280L/minのスペックで小さい浴槽なのにわざわざ加熱して少量投入にしているのは疑問。実際、かけ流しの鮮度感はあまり感じられませんでした。

名前からセンター系のイメージがありますが、実態は福祉施設付属のこぢんまりとした浴場なので、ファミリー客にはおすすめできません。
大広間は広く時間制限もないので、温泉好きがくり返し入ってのんびり過ごすにはいい施設かも。
なお、「100(とね)の湯」の由来は「大利根町が進める『めざせ健康寿命100歳』の『100歳』という数字を10と0に分け、『10』を『と』、『0』を『0=無し=ねぇ=寝たきり無し』の意味とし、『とね』と読みます。」(パンフより)とのこと。う~ん、苦しい・・・(笑)

Na-塩化物温泉 46.1℃、pH=7.7、280L/min掘削揚湯、成分総計=9.801g/kg、Na^+=3435mg/kg (90.51mval%)、NH4^+=11.3、Ca^2+=230.2、Fe^2+=1.4、Cl^-=5548 (97.28)、Br^-=24.7、I^-=6.5、HCO_3^-=242.2、陽イオン計=3758 (165.1mval)、陰イオン計=5822 (160.9mval)、メタけい酸=103.3、メタほう酸=84.0 <H16.12.16分析>

〔 2005年9月4日レポ 〕
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