関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 雨畑湖温泉 「VILLA雨畑・すず里の湯」 〔 Pick Up温泉 〕
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<雨畑湖温泉 「VILLA雨畑・すず里の湯」>
(山梨県早川町雨畑699、11:00~20:00、500円(土日祝 750円)、0556-45-2213)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (早川町HP)
■ 紹介ページ (温泉みしゅらん)
700有余年前、すでに京の御所に献上されたといわれる類いまれな硯石で、”和端渓”(端渓は中国有数の銘硯)の異名をとる雨畑硯は、山梨県早川町雨畑の特産です。
雨畑にはまた、すぐれた泉質をもつ温泉があります。
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【写真 上(左)】 旧浴場
【写真 下(右)】 校庭の面影が・・・
1983年に閉校した旧硯島小・中学校の跡地を利用して建てらた湯宿が日帰り開放するもの。
以前は六角形の浴舎で親しまれていましたが、2003年にリニューアル、和モダン系のこじゃれた施設に生まれ変わっています。(以前の浴舎は、いまはつかわれていません。)
運営はひきつづき3セクの南アルプス邑硯の里協会によるもの。
南アルプスのふところふかい雨畑、アクセスはそれなりにやっかいですが、雰囲気のよさと好みの泉質で、すでに3回入湯している気に入りのお湯です。
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【写真 上(左)】 雨畑湖
【写真 下(右)】 館内 (2006)
県道37南アルプス街道を大島で早川方面からそれて南西へ向かうと雨畑湖、その湖畔にキャンプ場をしたがえてあります。
なお、この道をさらに進むと井川雨畑林道となって、山伏(やんぶし/2014m)肩の峠を越え数十kmを走破すると静岡県の井川に抜けられます。
舗装はかなり進んでいるようですが、浮き石、落石が多いらしく未だに未走破。かなりよさげなのでいつか攻めてみたいです。(林道走りはけっこう趣味だったりする ^^; )
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【写真 上(左)】 中庭
【写真 下(右)】 プロバンス風な浴場棟
こんな山奥とは思えないシックで和モダンな建物。フロントの対応もばっちり親切。
別棟に男女別の浴室。
和モダンといってもよくあるやつ(^^)ではなく、和とプロバンスをミックスしたような個性あふれるもの。
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【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 サインもおしゃれ
脱衣所はゆったり広め、風とおしよくつかい勝手がいいです。
浴室には手前に小浴槽(石タイル貼4-5人)ととなりあって窓側にメイン浴槽(同7-8人)。
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【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 デッキ
二面採光のあかるい浴室。サッシュの外はウッドデッキで、とくに夏場はサッシュが開け放たれるので開放感抜群。
デッキからは雨畑湖と南アルプス前衛の山々がのぞめ、ヒーリングモード全開のすばらしい浴場です。
デッキのよこには貯湯槽らしきものがあります。
女湯には露天もあります。
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【写真 上(左)】 女湯内湯 (2006)
【写真 下(右)】 女湯露天 (2006)
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜15時で独占~10人(2006年)。日曜15時で3人~独占(2007年)。
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【写真 上(左)】 浴場-1 (2006)
【写真 下(右)】 浴場-2
小浴槽はやや熱め、陶製のロハスの湯口から投入でメイン浴槽への流し出し&底面排湯?。
メイン浴槽はややぬるめ、小浴槽からの流し込み&ぬる湯底面注入&熱湯側面注入で側溝への上面排湯。
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【写真 上(左)】 湯口 (2006)
【写真 下(右)】 貯湯槽
ぬる湯底面注入は間欠注入で、これはなんとなく源泉のような感じがしました。
また、浴槽まわりにはうすく石灰華もでています。
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【写真 上(左)】 メイン浴槽
【写真 下(右)】 小浴槽
<2006年>
小浴槽はほぼ無色透明で黒と茶と白のこまかな浮遊物。湯口も湯面もカルキ臭で味不明。
このときはメイン浴槽に気をとられてあまり記憶にないのですが、あきらかに真湯の浴感ではなかったような気がします。
メイン浴槽は灰青色にうすにごり茶と白の浮遊物。
味不明、よわいいぶし系イオウ臭。
土類系のぎしぎし+イオウのスルスルに重曹のツルすべが加わるすこぶる複雑な湯ざわりで、やたら入りごこちのいいあと曳き湯。
浴後は肌がすべすべに・・・。
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【写真 上(左)】 浴場-3 (2006)
【写真 下(右)】 湯色 (2006)
<2007年>
小浴槽はほぼ無色透明で湯口はカルキ臭ながら湯面ではほとんど感じず。
今回はメイン浴槽のお湯をよわめたような浴感を明らかに感じました。
メイン浴槽は灰青色にうすにごり(前回よりにごりはややうすめ)クリーム色の湯の花大量浮遊。
味不明でいぶしたようなイオウ臭が明瞭。
湯ざわりは前回と同様で、浴後は肌がすべすべになって特有の爽快感がでます。
このときは、女湯もにごりがあったようです。
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【写真 上(左)】 浴場-4
【写真 下(右)】 湯色 (右がメイン浴槽)
かなり個性的なお湯で、”単純硫黄冷鉱泉”のくくりでは単純にかたづけられないものがあります。
成分構成はCa・Mg-HCO3・SO4型(含正苦味-重炭酸土類型)というめずらしいもので、それがこの個性的な浴感に影響していることはまちがいないかと・・・。
お湯のイメージは、南アルプスをはさんで反対側の小渋温泉「赤石荘」(ここもよい!)に似たものを感じました。
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【写真 上(左)】 湯の花がたくさん
【写真 下(右)】 洗い場からデッキ
循環にしてこのクオリティ、弱加温でかけ流ししたらどれほどのお湯になるか、ちょっと想像がつきません。(湯量的にはできると思う。ただ、加温コストが・・・)
お湯の鮮度はさして高いとはいえませんが、個人的にはかなり好みの泉質。
なにより施設全体の雰囲気がすばらしいのでおすすめです。
単純硫黄冷鉱泉(Ca・Mg-HCO3・SO4型) 14.2℃、pH=7.44、330L/min動力、溶存計=0.505g/kg、Na^+=17.2mg/kg (12.02mval%)、Mg^2+=17.2 (22.76)、Ca^2+=80.5 (64.42)、Cl^-=5.1 (2.33)、HS^-=3.2、SO_4^2-=68.6 (23.79)、HCO_3^-=264.8 (72.21)、陽イオン計=116.9 (6.24mval)、陰イオン計=341.7 (6.01mval)、メタほう酸=6.8、硫化水素=1.3 <S61.11.27分析> (源泉名:早川町大字雨畑字499-1)
〔 2010/03/01UP (2006/10・2007/04 他入湯) 〕
E138.19.56.960N35.24.8.662
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