関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 湯の瀬温泉 「吉野家」 〔 Pick Up温泉 〕
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<湯の瀬温泉 「吉野家」>
(長野県小諸市山浦988、10:00~20:00、500円、0267-22-3308)
■ 紹介ページ (小諸市観光協会)
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (長野の温泉宿(求人ジャーナル社))
千曲川の河畔、板張りの吊り橋「大杭橋」のたもとにある一軒宿が日帰り開放するもの。
たたずまいは湯宿というより釣り宿の趣。
千曲川は魚種の豊富な川として知られており、ヤマメ、イワナ、アユ、ハヤ(ウグイ)、フナなどを狙う太公望が各地から集まります。
ここもそんなお客に支えられているような感じがあり、料理も佐久鯉、千曲川の鮎やハヤなど地元でとれたものがメインのようです。
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【写真 上(左)】 対岸から大杭橋と吉野家
【写真 下(右)】 大杭橋
千曲川にかかる板張りの吊り橋「大杭橋」をわたっていく雰囲気あふれるアプローチ。
橋が車の重量で揺れて、けっこうスリルがあります。ただ、重量のある車は、反対側(宿側)の道から行ったほうがいいかも・・・。
(後註:現在「大杭橋」は、「老朽化に伴い、当面の間、『車両通行止め』としましたのでお知らせします。」(「こもログ」2009/11/27)とのこと。)
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【写真 上(左)】 看板-1
【写真 下(右)】 看板-2
ちょうど漁の端境期だったからか、なんとなしに活気がなく営業しているか疑問でしたが、声をかけるとおくから親切そうなご主人がでてきました。
信州秘湯会の会員宿なので、日帰り受付は手慣れた感じ。
浴場はふたつあって、おくは狭め、手前は広めとのことで、当日はほかにお客がいなかったので広めのほうに貸し切りで入れました。
脱衣所はこぢんまり。
木づくりの浴室は天井の高い趣あるもの。思いのほかきれいでリニューアルをかけたのかも・・・。
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【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 浴槽
木枠石タイル敷5-6人の入りごこちのいい浴槽ひとつとシンプル。
ところどころ黒く変色したヒノキ?の湯口からたぶん加温源泉を投入で、ほかに熱湯の側面注入で側面吸湯。
掲示に「湯量すくないので循環」とあります。
カラン3、シャワー・シャンプーあり。ドライヤーなし。
土曜15時で独占貸切。
なぜか浴室内に甘イオウ臭がただよっています。
浴槽の手前にあるカランの水は甘イオウ臭が香り、まったく旨味を感じない風変わりな味で、これは井水だと思います。(源泉スペックともちがうイメージなので・・・)
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【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 カラン
適温~ややぬるのお湯は、くらめだったので色不明。わずかに茶色の浮遊物がうかびます。
成分なりかそれ以上のしっかりとした重曹塩味があり、おそらく加水はないと思います。
ヒノキ湯口の臭い+αがしますが、お湯じたいの香りはさして感じられません。
湯面でもよわいイオウ臭がしますが、これは湯の香ではなく、浴場内にこもっている甘イオウ臭かと・・・。
ツルすべのうらに硫酸塩系のキシキシ。
メタけい酸によるものと思われる圧倒的なとろみがここのお湯の個性だと思います。
湯中の指先がよわく青白発光、湯ざわりからしても硫酸塩成分を含んでいるような・・・。(分析書には記載なし)
すこぶる当たりのやわらかなお湯で入りごごち抜群。
あたたまりはさほどつよくないので、いつまでも入っていたくなるしみじみといいお湯です。
鮮度感はさすがによわいものの、妙に説得力のあるお湯は玄人好み。
かけ流しのお湯が多いこのエリア、循環ということでいささか損をしているような気もしますが、お湯のレベルじたいはかなり高いように思いました。
Na-塩化物温泉 32.3℃、pH=7.8、湧出量不明、成分総計=2598.7mg/kg、Na^+=827.0mg/kg (84.57mval%)、Ca^2+=84.7 (9.92)、Fe^2+=0.6、Cl^-=1361.3 (94.06)、HCO_3^-=121.8 (4.95)、陽イオン計=979.5 (42.53mval)、陰イオン計=1485.2 (40.44mval)、メタけい酸=111.9、メタほう酸=13.7 <H16.2.4分析> (源泉名:吉野2号)
<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環ろ過:あり 消毒減菌:あり
〔 夢地蔵尊の由来 〕(地蔵尊脇由来書より)
是に安置し奉る地蔵尊は百八十六年前の昔、寛政七年正月十三日沙彌是三山畑八右衛門が秩父板東西國の百観音霊場を巡拝し夢に見ていた願いを成就し、武州狭山市南入曽金剛院大日堂の境内に建立せる地蔵尊であります。爾来、村民並に近郷の人々は夢の希望を叶え給える地蔵尊なるが故に「夢地蔵」と呼び厚く信仰し、願主吉野久次郎も亦信者の一人でありましたが、去ぬる日『我が地を信州小諸千曲川の傍なる湯の瀬に移し、温泉を堀り、人々の身心の健全を守るべし』との夢のお告げを受けました。以来、幾多の辛酸を嘗め歳月の経ること十有星霜宿縁の地に温泉の湧出するを得、大願成就して人々の歓喜するところとなりました。(中略)仍って、夢地蔵尊をこの地に奉還し、永く温泉の守護を願い奉る。(以下略)
■ブランドグルメ
〔 布引いちご園のイチゴ 〕
川魚つながりで「千曲川のつけば」(つけば漁で獲ったハヤ(ウグイ)料理)にするつもりでしたが、あらためて調べてみると、「つけば」は小諸より上田や更埴のほうが本場のようなので、そこらへんのお湯のときに紹介します。
でもって、イチゴにしました。
東日本でイチゴの産地というと栃木、茨城、静岡などが知られていますが、長野にもいくつかイチゴ園があります。
小諸市の御牧ヶ原は「みまきいちご」と呼ばれる原種のイチゴが自生していたといわれ、全国でも早い時期から栽培が行われ、日本で初めての缶詰イチゴジャムもここでつくられたそう。
「いちご平」という地名も残り、じつは「イチゴのふるさと」のようなところです。
「布引いちご園」はその「いちご平」に平成11年に開園した人気のイチゴ園で、出荷もしています。
現在の栽培品種は「章姫」「紅ほっぺ」「アルビオン」。
いちご狩りは、収穫したイチゴをそのまま食べるので、できるだけ薬剤に頼らない栽培を目指しているとのこと。
(「布引いちご園HP」、長野県資料などを参考。)
〔 2010/03/20UP (2009/04入湯) 〕
E138.25.27.353N36.17.56.649
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