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■ 老神温泉 「金龍園」 〔 Pick Up温泉 〕

<老神温泉「金龍園」>(沼田市(旧利根村)、時間要問合せ、550円、0278-56-3021)
オフィシャルHP

片品川を挟んで「東明館」と向かい合う老神では比較的小規模な15室の宿。老神温泉旅館組合のHPに7.8.10号の3源泉を使用という情報があったので行ってみました。
廊下の奥に大浴場(混浴)、露天(混浴)、婦人風呂の3浴場があり、大浴場と露天はハダカ移動可。大浴場と露天に入りました。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜15時で3人。

大浴場では老神7号泉、露天では老神8・10号の混合泉をつかっています。
大浴場は、熱湯槽(黒みかげ石枠側面タイル貼鉄平石敷3.4人、43℃)とぬる湯槽(同5.6人)。
熱湯槽よこの湯だめ槽(脱衣所掲示によるとここも浴槽らしいが狭くて入れず)に据えられた巨大湯の花キャッチャーに赤茶けた石の湯口から熱湯を15L/minほど投入。湯口のうえにコップあり。湯の花キャッチャーには茶色の湯の花がたくさん捕捉されています。
湯だめ槽から熱湯槽、熱湯槽から側面の孔を介してぬる湯槽へ流し込み、ぬる湯槽端の上面排湯口へ排湯のかけ流し。

露天は、熱湯槽(石造3.4人)とぬる湯槽(同5.6人)。茶色と白に変色した熱湯槽の岩の湯口から熱湯を投入で、ぬる湯槽へ流し込み。ぬる湯槽端の上面排湯口へ排湯のかけ流し。

大浴場と露天でお湯のニュアンスが違います。
大浴場は、無色透明でわずかにうす茶色の湯の花の出たお湯。おだやかな温泉臭+かすかな甘イオウ臭。ほぼ無味ながらなぜか異様に喉ごしよく美味しいです。屈曲率の加減か手足の先が青白く光り、明瞭なキシキシもあって硫酸塩泉のイメージ。

露天は、無色透明で白と茶色の湯の花の出たお湯。微塩味+湯口で弱いながら松之山系墨系アブラ臭がしたのにはびっくり。弱いキシキシでよく温まる弱食塩泉のイメージ。

8号泉と10号泉が混合だったのはちと残念でしたが、それでも複数の源泉をともにかけ流しで楽しめるのは贅沢。派手さはないものの、お湯そのものをじっくりと楽しめるいいお宿ではないでしょうか。

〔大浴場〕
アルカリ性単純温泉(Na-SO4・Cl型) 59.1℃、pH=8.5、湧出量=測定せず(動力揚湯)、成分総計=0.52g/kg、Na^+=132mg/kg (81.87mval%)、Ca^2+=23.0 (16.35)、Fe^2+=0.03、F^-=6.7、Cl^-=100 (39.56)、SO_4^2-=144 (42.29)、HS^-=3.2、陽イオン計=159 (7.02mval)、陰イオン計=294 (7.10mval)、メタけい酸=63.0、メタほう酸=5.2、硫化水素=0.0 <H16.10.12分析> (源泉名:老神温泉7号泉)
<温泉利用掲示> 加水なし 加温なし 濾過循環なし 消毒剤使用なし

〔露天〕
単純温泉 47.1℃、pH=7.2、湧出量不明、成分総計=0.48g/kg、Na^+=111mg/kg、Ca^2+=23.4、Fe^2+=0.44、F^-=5.8、Cl^-=94.6、SO_4^2-=126、陽イオン計=139、陰イオン計=259、メタけい酸=63.7、メタほう酸=5.0、硫化水素=0.0 <H16.11.1分析> (源泉名:老神温泉8号・10号混合泉)
<温泉利用掲示> 加水なし 気温の低い期間のみ加温 濾過循環なし 消毒剤使用なし

〔 2006年1月23日レポ 〕
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