関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 河内温泉 「千人風呂 金谷旅館」 〔 Pick Up温泉 〕
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<河内温泉 「千人風呂 金谷旅館」>
(静岡県下田市河内114-2、9:00~22:00(AM要確認)、原則無休、1,000円/2h、0558-22-0325 )
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (温泉みしゅらん)
河内(こうち)温泉というより、千人風呂といったほうが通りがいい、南伊豆の超有名な湯宿が日帰り開放するもの。
マスコミでやたらに取りあげられるので、湯宿というよりもはや観光名所。じゃらんnetでは観光名所(見る・遊ぶ/その他名所)にカテゴリーされています。
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【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 玄関
下田市街から稲生沢川を約3km遡ったところにあって、伊豆急「蓮台寺」駅から歩け、蓮台寺温泉にもちかいですが、自家源泉をもち、独立した温泉となっています。
前庭は道路に面していて奥行きはさほどなく、外観はどちらかというと農家風ですが、年季の入った重厚な玄関はさすがに絵になっています。
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【写真 上(左)】 玄関前のあしらい
【写真 下(右)】 帳場前
木づくりの館内も昔ながらの和風宿の面影をとどめていて、とくに外人客に受けそう。
日帰り受け入れに積極的で、休憩所もあります。
変わったところでは、別館にアート&ダンスホールと天文台があります。
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【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 女湯入口
総木づくりの渋~い脱衣所は、広くはないものの2つにわかれているので、つかい勝手がいいです。
ここには、「千人風呂」(混浴)、「万葉の湯」(女湯)、露天風呂(男女別)、一銭湯(家族風呂)があつて、一銭湯のみ宿泊客限定のようです。
千人風呂は「大正四年、『「伊豆の名物となるようなお風呂を』という思いから生まれまたもので、長さ約十五m、幅約五mの巨大な浴槽は、木造の大浴場としては現在でも国内屈指の規模」だそう。(HPより) また、「伊豆一の木造大浴場」ともうたっています。(同)
”総檜造”とのことですから、いまつくったら(つくれるのか?)いったいいくらかかるのか見当がつきません。
深さも深いところで1m以上あって、浴槽というよりほとんどプール。
ちなみに、HPの案内からすると、ここは泳ぎ、バスタオル巻きOKのようです。
混浴で、婦人脱衣室からも入れるようになっています。
万葉の湯は「平成三年十月、女湯の名湯を作りたい一心で、このお風呂を完成させました。幅約五mは千人風呂と同じ、長さは約十一mで七割位ですが、千人風呂同様泳げる広さと深さがあります。」とのこと。(HPより) こちらは、「木造の女湯ということなら日本一」とうたっています。(同)
また、一銭湯は、現存する当館で最も古い風呂で、明治末、一銭で入れたとのことです。
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【写真 上(左)】 千人風呂入口
【写真 下(右)】 千人風呂 (画像提供:義満さん (撮影禁止前の撮影))
浴場の扉を開けると目の前に千人風呂が展開します。
左手の手前に熱湯槽(4-5人)、その奥にぬる湯槽(4人)、右手に数十人はいける主浴槽。
主浴槽は手前から奥の露天側にかけて深さを増していきます。
見事な総木づくり、アーチを描く天井、窓格子の意匠など古さびた風格をそなえ、名物浴場の面目躍如。
露天風呂は奥側の木戸をくぐってのアプローチ。
石枠コンクリ敷10人弱のもので、浴客はほとんど「千人風呂」にいるのでここはわりに空いています。
熱湯槽は木の湯口からかなり熱めのお湯、ぬる湯槽はぬるめのお湯を投入。
主浴槽は熱湯槽からの流し込みと少量のオーバーフロー。
あまりに巨大なので、槽内注排湯を確認する気力をなくし(^^;)不明。
露天風呂は木の湯口からの熱湯大量投入+打たせ湯適温投入で少量のオーバーフロー。投入・溢流のバランスからして、槽内排湯はあると思います。
混浴ですが、女性は広い「万葉の湯」で満足してしまうためか、1人もいませんでした。
カラン11?、シャンプーあり?、シャワー・ドライヤーなし。
年末12時で10人程度とやはり旅館の日帰り湯としては多めの入り。
熱湯槽はかなり熱め、ぬる湯槽はかなりぬるめ、主浴槽はぬるめで露天はややぬる。
全体にぬる湯メインなので、みなゆったり長湯モードに突入しています。
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【写真 上(左)】 手前が熱湯槽、左ななめ奥がぬる湯槽 (画像提供:義満さん (撮影禁止前の撮影))
【写真 下(右)】 露天 (同上)
お湯はおおむねうすく懸濁し、うす茶の浮遊物を大量に浮かべています。
ほぼ無味でなまった感じの臭いで、鮮度感はあまり感じられず、浴中、浴後ともにあたたまりはさほどつよくありません。
湯ざわりはきしきし、かるくやさしい感じのお湯なので、それだけになまりが気になるのが残念。
ただ、露天のお湯はほぼ無色透明で浮遊物もすくなく、そこそこの鮮度感もありました。
お湯のよさは露天がピカ一かと。(熱湯槽は鮮度よさげにみえるが、ここもなまり臭があった。)
湯質、湯づかいについてはさしたるインパクトは感じませんでしたが、やはり千人風呂の雰囲気はすばらしいもの。
温泉マニアというより、観光客向けの名物浴場として十分アイデンティティをもっているので、これはこれでありだと思います。
単純温泉 55℃、pH=8.2、湧出量不明、成分総計=401mg/kg、Na^+=86.2mg/kg、Ca^2+=22.8、Cl^-=61.2、SO_4^2-=107.2、HCO_3^-=70.6、陽イオン計=113.5、陰イオン計=241.7 <S56.4.14分析> (源泉名:河内温泉 オボウの湯)
〔 脱衣所掲示 〕
当館が特別に許可した出版社、制作局を除き、撮影禁止の旨の掲示があったので、浴場の撮影は断念。
義満さんから、撮影禁止になる前の貴重な画像を提供いただいたので、それを掲載しています。
■ブランドグルメ
〔 山田鰹節店の削節 〕
創業70年の下田唯一の有名老舗鰹節店。
地場産、国内産にこだわり、昔ながらの製法で一本一本丁寧に造られた鰹節を削っているそう。
鰹削節のほか、さば、むろ混合削節、宗田削節などがあり、とくに厚削り節の品揃えが充実しています。
〔 2010/01/24UP (2008/12入湯) 〕
E138.56.29.090N34.41.45.880
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